The Last Journey~47の扉~/DEEN

2022年6月29日
初回生産限定盤、通常盤
初登場26位 売上0.26万枚

B0B13XCFBY

出ても配信が続いていたので3年4ヶ月ぶりのシングルCD。
初回生産限定盤と通常盤で3曲目のリミックス曲が異なる。
初回盤はインタビュー映像「DEEN for The Last Journey」+「mirror ball」MV収録Blu-ray付。アルバムでは2015年にはもうBlu-ray付に切り替わっていたが、シングルでのBlu-ray付属は初
初回と通常の初回プレスに30周年メモリアルロゴステッカー付属となっているが5㎝四方のミニステッカーである。

配信は通常盤準拠となっているため、初回盤のみの「君へのパレード♪~Remix for The Last Journey~」は未配信

サポート演奏は侑音のギターのみで(あとはコーラスもある)全面的にアレンジャーによる打ち込みで構成されている。

15周年の日本武道館に向けて前年に47都道府県ツアーを開催するという流れがあったため、20周年、25周年時も前年から大々的に前倒して周年を掲げる事はしていなかったが今回は30周年イヤー第一弾メモリアルシングルと堂々銘打っている。

1.The Last Journey~47の扉~

編曲は侑音。コーラスと侑音のギター以外にサポート表記が無いが侑音がプログラミングも全面担当しているものと思われる。アコースティック調に始まり後半にはバンドっぽくなるが軽めであからさまな打ち込み疑似バンドサウンド。5年前に同じくベースドラムは打ち込みで制作された「君へのパレード♪」よりもこざっぱりしているのはアレンジャー(古井弘人)やギタリスト(田川伸治)の違いだろうか。

メロディー的には…まあ普通にいい曲。どうにも作曲が山根さん1人負担になってから普通にいい曲以上の印象になってこなくて率直に緩やかな下降線になってしまっているのは否めないがキャリアと年齢を考えれば仕方ないくらいの年月は流れているし、期待しすぎるのもどうかという話か。

47ツアー向けの完全ファン向けメッセージソングなので、ちょっと聞いてみようかなくらいの人が聞いてもたぶんどうということがない(良くも悪くもなくただフツーだろうな)というのはある。今回の歌詞は30年と最後の47ツアーに向けての自分とファンに向けてのメッセージの色合いが今まで以上に強い。しかし2番サビ後半~Cメロだけ急に恋人に向けてのラブソングにするっと切り替わってしまうような歌詞になっていて違和感が…。そこまでの”あなた”は明らかにファンのみんなを想定しているように書かれているのに急に2人の未来だのキスしようと1対1の恋人になってCメロは老後の2人との未来を見据える…と思ったら最後のサビの”あなた”はまた明らかにファンのみんな想定に戻る…っていう。キスしようのフレーズもなんか過去曲で散々使い倒しているイメージだしなぁ…。

しかし30周年は来年なんだけど、これまで以上に30周年イヤースタートとかやり出しちゃっててこれ来年どうすんの…?これまではあくまで来年の〇周年に向けての47ツアーというのを強調していたのに、今回は明らかに公式サイドが30周年を前倒してもう30周年イヤーは始まったという扱いにしてしまっている。3月に30周年ライブやって30周年展開はとっとと終えてしまうつもりなのか、しれっと2年間アニバーサリーし続ける算段なのか…。
★★★☆☆

2.mirror ball

mirror ball/DEEN
2022年4月29日 配信限定 昨年12月のアルバム『シュプール』以来の新曲。先行配信を除く配信シングルとしては20年12月以来。 『シュプール』の初回盤収録の『DEEN WINTER SONG PLAYLIST mixed by ☆Tak...

3.君へのパレード♪~Remix for The Last Journey~

初回盤BONUS TRACK
前回2017年の47都道府県ツアーのテーマ曲として発売した46thシングルのリミックス。リミックスは古井弘人が担当。今作のギターも侑音になっているため、原曲当時の田川伸治のギターは使用されずに侑音が新たに弾き直している模様。原曲のアレンジも古井弘人だったためかけっこう大胆に改変していて、ダンサブルないかにもなリミックスバージョンに変貌。これはちょっと…。

これまでの複数商法は一応配信ではまとめていたと思うんだけど今作ではしれっと通常盤のみで今作は未配信になってしまった。
★★★☆☆

3.Smile Blue~Remix for The Last Journey~

通常盤BONUS TRACK
1度目の2007年の47都道府県ツアーのテーマ曲として発売した4thクラシックスシングルのリミックス。リミックスは古井弘人が担当。今作のギターも侑音になっているため、原曲当時の田川伸治のギターは使用されずに侑音が新たに弾き直している模様。

なお2度目である2012年の47都道府県ツアーのテーマ曲は当時リリースした「心から君が好き~マリアージュ~」…ではなくそのC/Wの「Hello」だったが、翌2013年の20周年武道館では2日目に「心から君が好き~マリアージュ~」を披露しただけ、2017年の武道館で「Smile Blue」「君へのパレード♪」と一緒に47ツアーテーマ曲コーナーのようにして連続披露した際も「心から君が好き~マリアージュ~」になってしまうといった具合にメチャメチャ不遇で「心から君が好き~マリアージュ~」に取って代わられてしまう状態になっていたが、それでも「心から君が好き~マリアージュ~」は47ツアーのテーマ曲ではないためなのか、そもそもアコースティックでリミックスしにくいためか今作ではどちらもスルーされている。

「君へのパレード♪」に比べると今作は電子音で高揚感を煽るよりも打ち込みのリアレンジのようでもあり方向性が異なる。こちらの方がするっと聞けるがしかしこんなリミックス作っても使いどころがあまりないような…。このバージョンで披露するとなるとキーボードとギター(侑音もサポートで入って3人編成でツアーしている模様)よりも同期中心になってしまって生演奏っぽさ無くなってくるしなぁ…。
★★★☆☆

初回盤Blu-ray

DEEN for The Last Journey

47ツアーの成功を祈願するために浅草寺をぶらつく、近くの蕎麦屋、47ツアーラストへの思いを語るという20分程度の内容。比較的暑い日だったようで池森は途中でジャケットを脱いで半袖になるが、山根は最初から半袖になっていて上着を終始抱えているだけで1度も着用しない。さすがに50代半ばにもなってくるとそんなに盛り上がるわけでもない落ち着いた観光模様、DEENでそんなにやらなくてもなという蕎麦レポを経てようやく始まる(蕎麦屋内でそのまま)47ツアー最後の理由も5年後だともう立派なアラ還(山根は60を超えている)という事を考えれば概ね予想通りな事しか語られていない。そんなに引っ張る話でもない。とはいえ正直ただでさえ下がっていたのが明白な動員が新コロ直下でさらに厳しくなっているのも確かでラスト効果で少しでも…というのもありそうだ。特定の地方だけ回るツアーは今のところ唐突な東北ツアーしかやれていないがこのパターンを繰り返すことも示唆しており、いずれにせよ一気に47都道府県全部回るというのは最後だよと。

mirror ball

「The Last Journey~47の扉~」MVも制作されているが収録されずに、C/Wにして配信シングルとして先にリリースしていたこちらのMVを収録。

mirror ball/DEEN
2022年4月29日 配信限定 昨年12月のアルバム『シュプール』以来の新曲。先行配信を除く配信シングルとしては20年12月以来。 『シュプール』の初回盤収録の『DEEN WINTER SONG PLAYLIST mixed by ☆Tak...

配信の時にMVにも触れているので特に新しく記録しておく事は無し。

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