シャドウボクサー/夏川椎菜

2024年3月18日(単曲先行配信)
2024年4月17日
初登場10位　売上0.3万枚

アルバムから5ヶ月、11ヶ月ぶりのシングル。

初回盤はMV+TV SPOT収録Blu-ray付。DVDからBlu-rayへ切り替わり、1925円→2300円へと値上げとなった。
通常盤はCDのみ。

1.シャドウボクサー

作詞:夏川椎菜、作曲:田淵智也、編曲:eba
なんというか…暴力的な曲だなぁというか。まくしたてる系のはっちゃけたロックナンバーはこれまでもあったし、UNISON SQUARE GARDEN田淵智也による提供は「クラクトリトルプライド」「ハレノバテイクオーバー」とあってさらにそれよりパワーアップして進化した曲を！という事でこうしたのであって狙い通りではあるんだと思う。超絶早口でまくしたて続けるので最早終始何を言っているのか、相当注力して耳を傾けないとただやかましく吠えたてているだけの印象で突き抜けて行ってしまう。とてもらしい曲ではあると思うし、これ歌えるのスゲーなとは思うんだけど、さすがにや　り　す　ぎ　た　感がある。
★★★☆☆

2.労働奉音

作詞:夏川椎菜、作編曲:川崎智哉
2nd,3rdアルバムでそれぞれ1曲ずつ(「トオボエ」「羊たちが沈黙」)提供していた川崎智哉による提供。2曲ともオルタナティブメタル路線だったが、今回も同じ路線でゴリゴリしたサウンドのロックナンバー。インタビュアーが「ロブ・ゾンビってわかります？」と聞いて夏川椎菜が元ネタに気づいてもらえて喜ぶというオルタナティブなインタビューが公開されているが、その元ネタとして盛り上がっている曲がこれである。

何処まで行ってしまったんだ夏川椎菜。

曲自体はバックバンドヒヨコ労働組合のメンバーについて歌っていてギターが川口圭太、山本陽介、ベースが伊藤千明、ドラムがかどしゅんたろうor早川誠一郎を指しているが、露骨なメンバー紹介にならないように伏せた表現になっているのとゴリゴリのサウンドで相変わらずまくし立てているのでパッと聞きでは何を歌っているのか良く分からない。

しかしけっこうキーボード・シンセを多用しているのにそれは全部同期っていうのは…そこにはこだわりは無いのだろうか。バンド経験が無かったのでピアノの音色はともかく多用しているような電子音は効果音と同じでわざわざバンドで生演奏するものではなく音源流すものという疑いもしない考え方になっているのかな？
★★★☆☆