LIFE GOES ON/Shiggy Jr.

2024年4月6日
配信限定

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2014年インディーズデビュー、2015年メジャーデビュー、2019年に解散していたが再結成しての復帰1作目新曲3曲とそのインスト3曲を収録。

現役時代はユニバーサルからメジャーデビューしてシングルCD4枚、アルバム1枚をリリースするも事務所移籍(タイスケ→キューブ)に伴いレコード会社もビクターへ移籍。ミニアルバム2枚とアルバム1枚の後に配信シングルを出していたがボーカル池田智子の脱退表明をきっかけに解散。最終リリースも無く、レーベル分断に伴いベスト・コンピ盤の類も全く残されないという尻切れな終了となっていた。

売れかけた当初シティポップとして注目を集めてブレイクしかけていたが当時の若者にとっては恐らくシティポップ=80年代の古い音楽というイメージがあったためか、突如として古い死語(シティポップ)括りをされたバンド勢はプロリスナーのオジサンたちからレッテル貼りをされるのを明らかに嫌がっているような様子が散見され、Shiggy Jr.の場合はインタビュー等で割とハッキリと自分たちはシティポップではないと思うと明言。しかし評価されかかっていた芽を自ら断ち切ってより幅広いJ-POP志向を前面に打ち出した結果、ライトリスナーが定着せずにブレイクの波も去って低迷してしまった。

解散後、池田智子はソロで活動。原田茂幸、森夏彦、諸石和馬の3人はメインライターだった原田をボーカルに据えた新バンドWeekend Brothersを結成。割と大々的に始動を発表して3連続配信リリースを行おうとしていたが、時は2020年。強制自粛直撃に伴い、事前準備されていた3曲が順次発表されたのみで活動できずにそのまま自然消滅状態となってしまっていた(公式サイトは既に消滅、Twitterも2020年7月を最後に早期更新終了)。

池田智子のソロもさほど活発な動きは無く、男性メンバー勢は再デビュー失敗で夢破れる(業界引退)パターンになりかねないかと思われたが、全員この世界で踏ん張っていたようで再会した4人の意志は一致し、5年と経たずの再結成となった。

無所属自主運営のようでレーベル名はそのまま「Shiggy Jr.」となっている。再始動発表時には今作のリリースを調整中としていた。

再始動を予告するようなムーブをメンバー及び当時の公式X(Twitter)が予告し始めていて発表を目前に控えた2月にハッキングに遭って乗っ取られたとして新公式X(Twitter)アカウントを立ち上げたため、その事を周知させる手間が新たに生じる…という間の悪さは相変わらずか(2万いたフォロワーが5000人にも届いてない)。当時の公式サイトもメンバーが干与していなかった事務所管理だったのか放置されたままなので、Shiggy Jr.を検索しても止まった公式ばかりが上位表示される状態となっている。

クレジットはXで公開。録音ミックスの伊永拓郎は森・諸石の高校時代からの友人でマスタリングのmasaoki moroishiは諸石の兄とされている。

1.今が幸せであれ

明るくオシャレでダンサブルかつポップなセンスが抜群に弾けたこれだよなというShiggy Jr.らしい1曲。現役当時と違ってシンセや打ち込みっぽい音色が少なくてリズム隊がしっかり演奏している感じがするのはちょっと違うところか?年齢を重ねたせいか、池田のボーカルも当時ほどかわいらしすぎる感じがなくなって落ち着いたのが逆にいい感じ。
★★★★☆

2.LIFE GOES ON

ブラスサウンドを生かしたこれも明るくポップな1曲。EPタイトルになっているように当初はこれが最初の1曲という意識で制作されたものと思われ、それだけの事はある。
★★★★☆

3.ウラオモテ

池田・原田のツインボーカル曲。Bメロで原田がメインボーカルに切り替わる。ちょっとクールだが30代になって進化したようなイメージ。
★★★★☆

1曲1曲であまり書く事は無いが普通以上にいい3曲。全体にツボを押さえた楽曲でシンプルにShiggy Jr.じゃん!という、エンジニアの人が思わず声に出したという言葉が最も的確に今作を表現した一言と言える。ヒット性も衰えておらず、届くところに届けば少なくとも解散前の人気は軽く取り戻せそうな勢いは感じられた。ほとんど自主制作なのにブラスもストリングスも打ち込みではなく奏者が9人も呼ばれていて、現役当時より生音重視の傾向が強く、当時よりちゃんとバンドっぽいのが何より良かった。

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