息をする心/STU48

2023年3月15日
初登場2位 売上29.0万枚

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11ヵ月ぶりのシングル。単曲で3月1日に先行配信。

Type-A,B,劇場盤の3パターン5種発売。A,Bは初回盤は応募抽選シリアルナンバー券封入、通常盤は生写真1種ランダム封入でジャケットが異なる。
3種でC/Wが異なる。Aには「息をする心」、Bには「笑顔のチャンス」MVを収録したDVD付。その他特典映像無しMVのみの収録。
C/WのMV1曲が収録されたのは2021年の6th「独り言で語るくらいなら」以来。
配信限定Special EditionにはCD共通C/W(3曲目)の「花は誰のもの?-From THE FIRST TAKE」が含まれず全4曲。「花は誰のもの?-From THE FIRST TAKE」は1月20日に単曲配信済みで単曲のままとなっている。

またYouTubeではDVDには収録されていない「神様も呆れるくらいに」のMVも新たに公開された。「花は誰のもの?-From THE FIRST TAKE」は元々YouTube映像が初出のため、結果的に「自然淘汰主義」以外はMVが制作された事になる。ここ最近ほぼ1曲ポッキリだったのに一体どうしたのか。前作が好調だったからか…

単曲配信時のジャケ写はオリジナルのものだったが、配信限定Special Editionのジャケ写は何故か初回盤Type-Aの使い回しとなっている。

1.息をする心

石田千穂、石田みなみ、今村美月、岩田陽菜、沖侑果、尾崎世里花、甲斐心愛、川又あん奈、小島愛子、高雄さやか、瀧野由美子、中村舞、福田朱里、吉崎凜子、吉田彩良、立仙百佳

センターは石田千穂。作曲は三谷秀甫、編曲はAPAZZI。石田千穂は前作のトライアングルセンターの1人(3人の中で1番年下の21歳(収録・撮影時20歳))で表題曲単独センターは2年前の「独り言で語るくらいなら」以来2度目。

前作がヒットした中で難しいところではあったが、純粋に良メロ爽やかポップで勝負してきた感じ。正直「君の名は希望」の系統の歌詞だし(超雑訳すると”日陰にいた僕が君に会って世界が変わった”みたいな一応恋愛ソングっぽくなっているけどそれ以外でも適用可能)、乃木坂方面に寄せた感じではあるんだけど、それでもメロディーとアレンジの雰囲気はかなり良い。船頓挫で開き直ったのか初期の瀬戸内の自然を思わせるような田舎な雰囲気から随分都会に出てきた感じではある。MVのダンスシーンもビルの上だし。あと前作では全員高校の同級生役だったが、今作ではついに最年長の瀧野由美子が学生役ではなくアルバイト店員役に。デビュー5周年で初期のメンバーはみんな大人になったな。

センター石田千穂は「独り言で語るくらいなら」の時も今作同様に随所でソロパートあったりとけっこう目立っていたんだけど曲以外はあまり覚えてなかった(当時の感想でもセンターに一切触れてなかったので特に印象には残らなかったのかな…)。今回はソロパートの多さもあるが(1番冒頭、2番Bメロ、Cメロ冒頭、ラストサビ冒頭と4回も単独ソロパートがある)、より声に磨きがかかっている上になんかグッと綺麗なお姉さんに成長したのかMVでも存在感があってかなり印象に残った。

MVは各自が少し落ち込んでいるところから前向きになっていくドラマシーンと屋上ダンスシーンで構成。ダンスシーンのみで構成した方のMVではQRコードを生かした企画を展開。手に付けたQRコードを示すために手をかざすような振付が多めになっていたり、サビの振付も印象的(振付師によればこんな意図だとか)。QRコード企画があったためか、センター以外のメンバーも必ず1度はアップでしっかり映ったり前に出てきたりとソロパートは石田千穂にしかないがダンスMVでは比較的みんな目立っているのも地味に丁寧な仕上がり。2番のサビでは石田千穂は奥に引っ込んで、瀧野由美子や中村舞ではなく高雄さやかがセンターになったりもするし(今回フロントは石田・高雄・中村の3人としてインタビューを受けている記事が目立つが、実際には高雄が2番手で、中村・瀧野はそれに続く同じくらいのの立ち位置っぽい)、ダンスMVのおかげで今作で初めて個々のメンバーが印象に残ってきた。詩曲アレンジセンター振付全てが今回見事にハマった感がある。そろそろアルバムも期待したいところ。
★★★★★

Type-Aのみ
2.自然淘汰主義

池田裕楽、内海里音、川又優菜、工藤理子、迫 姫華、信濃宙花、清水紗良、鈴木彩夏、田中美帆、谷口茉妃菜、原田清花、兵頭 葵、峯吉愛梨沙、宗雪里香、森下舞羽、渡辺菜月、岡田あずみ、岡村梨央、久留島優果、諸葛望愛

作編曲はToshikazu.K。表題曲に参加していないメンバーによるいわゆるアンダー曲。2021年秋から2022年冬にかけて行われた『STU48×ASH限定オーディション「New Wave Project」』で合格した4名(岡田あずみ、岡村梨央、久留島優果、諸葛望愛)は合格直後の前作には不参加だったので今作が初参加曲となるようだ。

ドロップアウト宣言のような大人への反抗路線。欅坂路線みたいな曲だが、適度にギターを利かせつつも重くなりすぎずで聞きやすい。しかし”生きることは呼吸すること”とか綺麗な世界に目覚めて純粋に言ってた「息をする心」から一転して“生きるってのはあやふやに自然淘汰されること”って薄汚れた世界でやさぐれまくっているフレーズを炸裂させてくるのは狙ってやっているのか。やはり策士家なのか。
★★★☆☆

Type-Bのみ
2.笑顔のチャンス(STU48 瀬戸内PR部隊 Season2)

石田千穂、沖侑果、尾崎世里花、高雄さやか、中村舞、福田朱里、吉崎凜子

作曲は横井香菜、編曲は中川西義雄。前作で実施された『ファンが決めちゃうSTU48 9thシングルカップリングユニット「STU48瀬戸内PR部隊Season2」投票企画』にて上位7位が選出されている。おい…前作からほぼ1年経ってるぞ…。石田千穂が1位でセンター。メチャメチャブレイクしているじゃないか。

古き良きフォーク風味のポップスバンド風のナンバー。落ち込んでいるところから救い上げていく前向きな歌詞も合わせて普通以上にいい曲。

MVは都会を舞台にビルの中でスーツ姿のメンバーが外人CEO(?)に瀬戸内の魅力をアピールするための企画プレゼンをしまくるという社会人路線。このプレゼンで出されているふざけた企画アイデア集は事前にファンから『世界に誇れる瀬戸内の魅力』としてMVで使うと言わずに募集したものだという。センター石田千穂は遅刻したため前半は走っているシーンのみで中盤過ぎに駆け付ける流れ。10代メンバーはいなくて20~25歳くらいの若い社会人の年齢に達しているメンバーで構成されているので少し大人っぽい方向性にしたのだろうか。しかし今回は石田千穂大活躍だな。センター2曲にソロ1曲って。
★★★★☆

劇場盤のみ
2.神様も呆れるくらいに(SHOWROOM選抜楽曲)

今村美月、甲斐心愛、高雄さやか、瀧野由美子、福田朱里

作曲はYSU、編曲はAPAZZI。2022年12月25~31日に行われていたSTU48 × 「naive(ナイーブ)」 PRアンバサダー決定オーディション企画で連日個人でSHOWROOM配信を行いポイント上位5名が選抜されている。「笑顔のチャンス」に選ばれていた高雄さやか、福田朱里は今作にも選ばれている。

配信が終わると別のところへ飛ばされるというSHOWROOMの仕様により日向坂46上村ひなのの配信終了後に瀧野由美子にひなのファンが大量になだれ込み、驚きながらも新規ファンを取り込む振る舞いで2021年に発売していた写真集が連続品切れになるなど(5回くらい重版かかったとか)昨年のヒットの裏で個人としても人気を獲得していたらしいんだけど、今回の企画でも瀧野由美子が全日1位でぶっちぎった模様。

完全にかつての野中”まさ”雄一氏のポジションに陣取った感のあるAPAZZIだが、こちらは量産型テンプレAPAZZIといった感じのド王道の元気アイドルナンバー。サビ直前のメロディーの盛り上げ方が「ガールズルール」なのもあるが既に聞いたことのある48/46系の真ん中を貫くようなそんな1曲。

何故かしっかりMVが制作されてYouTubeで公開された。DVDには収録されていないので簡易的なやつかと思いきやきっちり制作された映像になっていて今回随分待遇がいいな…。高雄さやか、福田朱里の2名は「息をする心」「笑顔のチャンス」と今作で1シングルでMV3本撮影となったがこんなの初めてだったのでは。
★★★☆☆

CDのみ共通収録
3.花は誰のもの?-From THE FIRST TAKE(石田千穂)

昨年11月にYouTube「THE FIRST TAKE」で公開されたバージョン。トライアングルセンター3人のうち石田千穂のソロ歌唱Special Editionには含まれず1月20日の単独配信のみ。今作はSpecial Editionで聞いているが、単独配信時にこの音源を取り上げていなかったのでここで一緒に取り上げる。

ピアノメイン+簡易打ち込みのオケにソロ歌唱という構成。STU48では2020年の「第3回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」で加入したばかりの新人だった池田裕楽がいきなり優勝、第4回2位、第5回(今年)再度優勝したばかりで「THE FIRST TAKE」みたいな企画には適任なようにも思うが、イマイチまだ人気が無いのかなんなのか今作でも選抜メンバーにも入れていない…。という事でかねてよりセンター曲やユニットでのソロ歌唱も多く、この曲のセンター石田千穂、瀧野由美子、中村舞の3人では石田千穂が最も歌えるという事と思われるが、実際いかにも歌唱力あります感のあるパワフル歌い上げ歌唱ではないが綺麗な歌声でしっかり聞ける。「息をする心」の随所でのソロ歌唱もそうだったが聞きやすい声だと思うし(「独り言で語るくらいなら」聞き直してみたけどこの時より成長している感じ)、良い仕上がり。これで歌唱力No.1決定戦に出ても上位に残れないって事は歌唱力と魅力的な歌声っていうのは全く別物なんだなと改めて。
★★★★☆

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