Off Course 1982・6・30 武道館コンサート40th Anniversary
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 | |
1 | NEXTのテーマ-僕等がいた- | 小田和正 | 小田和正 | OFF COURSE | 当時未発売新曲 後にサントラ盤『NEXT SOUND TRACK』収録 |
2 | 心 はなれて(インストゥルメンタル) | 小田和正 | オフコース | 9thアルバム『over』収録曲 | |
3 | 愛の中へ | 小田和正 | 小田和正 | オフコース | 22ndシングル(アルバム同発)、9thアルバム『over』収録曲 |
4 | メインストリートをつっ走れ | 鈴木康博、大間仁世 | 鈴木康博 | オフコース | 9thアルバム『over』収録曲 |
5 | 君を待つ渚 | 小田和正 | 松尾一彦 | 2ndライブアルバム『LIVE』収録曲 スタジオ音源未発表曲 | |
6 | 思いのままに | 小田和正 | 小田和正 | オフコース | 7thアルバム『Three and Two』収録曲 |
7 | 哀しいくらい | 小田和正 | 小田和正 | オフコース | 9thアルバム『over』収録曲 |
8 | 夜はふたりで | 安部光俊・鈴木康博 | 鈴木康博 | 21stシングルC/W | |
9 | さよなら | 小田和正 | 小田和正 | OFF COURSE | 17thシングル |
10 | 僕のいいたいこと | 小田和正・大間仁世・ 松尾一彦 |
松尾一彦 | オフコース | 9thアルバム『over』収録曲 |
11 | 心 はなれて | 小田和正 | 小田和正 | オフコース | 9thアルバム『over』収録曲 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 | |
1 | 言葉にできない | 小田和正 | 小田和正 | オフコース | 9thアルバム『over』収録曲、23rdシングル(カット) |
2 | 一億の夜を越えて | 安部光俊 | 鈴木康博 | OFF COURSE | 8thアルバム『We are』収録曲 |
3 | のがすなチャンスを | 鈴木康博 | 鈴木康博 | 鈴木康博 | 2ndアルバム『この道をゆけば/オフ・コース・ラウンド2』収録曲 |
4 | Yes-No | 小田和正 | 小田和正 | オフコース | 19thシングル |
5 | 愛を止めないで | 小田和正 | 小田和正 | オフコース | 15thシングル |
6 | I LOVE YOU | 小田和正 | 小田和正 | オフコース | 21stシングル |
7 | Yes-No(Encole) | 小田和正 | 小田和正 | オフコース | 19thシングル アンコールでもう1度披露 |
8 | YES-YES-YES | 小田和正 | 小田和正 | オフコース | 24thシングル SE |
9 | NEXTのテーマ(Instrumental) | 小田和正 | OFF COURSE | 当時未発売新曲 後にサントラ盤『NEXT SOUND TRACK』収録 |
リリースデータ
2022年6月29日 2022年8月31日(BOX) |
初登場16位 | 売上0.9万枚 | ユニバーサル |
メンバー
Keyboards | 小田和正 |
Guitars | 鈴木康博 |
Electric Bass | 清水仁 |
Guitars&Harmonica | 松尾一彦 |
Drums&Percussion | 大間"ジロー"仁世 |
オフコース3rdライブアルバム。再発を除くと2015年のベスト『ever』以来となる新規CD作品で1980年の『LIVE』以来となるライブアルバム。「1982 OFF COURSE Concert“over”」ツアーファイナルにして日本武道館10日連続公演最終日となる1982年6月29日公演の模様を収録。このライブは結果的に鈴木康博在籍時最後のライブでもあったため5人での最後の伝説のライブとして人気が高く、翌1983年にVHS/LDで発売され、2001年にDVD化されると2003,2007,2020年にも再発され、2016年にはBlu-ray化もされていた。今作はこれまでに発売された映像作品の音源を元にリマスタリングしての初CD化となり、SHM-CD仕様。
今作発売直後の7月5日になって8月31日に従来リリースされていた映像マスターテープを最先端技術でリマスター、オーディオ・トラックもオリジナル音源からリマスターしてのBlu-ray、DVD、そして今作(SHM-CD)に豪華ブックレットを付属したBOX『Off Course 1982・6・30武道館コンサート40th Anniversary BOX』としても発売されることが発表された。Blu-rayは単独で同時発売され、DVDのみ単独発売は無い。これにより単独作品としては2022年リマスターでBlu-ray、CDが並ぶ一方でDVDだけは旧盤の流通が続く事になる。O社チャートでは単独Blu-rayは映像作品として別集計、BOXは今作に加算集計されたため、一旦圏外になっていたところからBOX発売で25位に再浮上した。
「言葉にできない」で言葉に詰まって歌えなくなる小田和正の場面を筆頭に伝説のライブとしてよく取り上げられるこのライブは2006年のベスト盤『i(ai)』の特典DVDに4曲収録されていた事もあり、今作を聞こうと思うくらいのリスナーならTVも含めてどこかで断片的にでも見た事はあると思う。最早これが解散ライブだったのかと勘違いするような勢いでオフコースのライブといえばこのライブ、5人最後の伝説のライブ扱いされていて、1989年の東京ドームでの解散ライブは映像発売すらないままである(4人になってから1984、1987年のライブは映像化されていたようだがやはり取り上げられる事はない)。それだけ一般的にも鈴木在籍時5人のイメージが強いのだろう。
今回リマスターという事で各楽器の音が立って迫力がある。音質にこだわるリスナーはともかく一般的なリスナーであれば概ね良くなった、良いリマスターという感触を抱く仕上がりだと思う。選曲は元々は『over』のツアーなので直近の曲が多いが、ほぼ人気最盛期の曲がそのまま並んでいるので最大公約数にも近く、ヒットシングルも多い。突如2ndアルバムの「のがすなチャンスを」が出てきたり、オリジナル&公認作には未収録のC/W「夜はふたりで」が選曲されていたりするのもポイントか。
一方でBOXでの音源差し替え等でガッカリされていたようにどこか詰めが甘いユニバーサルだけに今作も完全版ではない。実際にはアンコールでは「Yes-No」の後に「眠れぬ夜」、「時に愛は」、「愛を止めないで」(2度目)とアンコールは4曲演奏、そしてSE「YES-YES-YES」というのが当日の流れだったらしく、今作で「Yes-No」の後に音が飛んだように歓声が途切れてSEの「YES-YES-YES」の歓声に繋がるのは実際には繋がっていないのを特に編集もせずにくっつけたからという事だろう。アンコール4曲のうち「Yes-No」だけあって残る3曲の映像や音源だけ破棄して残っていないとも考えにくく、40周年でリマスターまでしたのにここで引っ張り出して収録しないのは何故なのか…というのはある。今作発売時点でメンバー5人元気で存命だが、今作に関してはメンバー公認という話も全く出ていないし、あまりにも簡素すぎるフォントだけのジャケットといい非公認臭が凄い。リマスターはOKでも内容を変えての追加収録となると許可が必要でそれは面倒なので怠ったか拒否されたかという事なのだろうか。
印象度★★★★☆
2023.1.14更新
※今作はAmazon Musicのみで視聴したためCD(ブックレット)を手に取っていません。