Greatest Hits 1991-2016〜All Singles +〜(BIG盤)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | STAY | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 明石昌夫 | オムニバス盤『ホテルウーマン
オリジナルサウンドトラック』収録曲 1stアルバム『STOP MOTION』収録曲 |
2 | STOP MOTION | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 明石昌夫 | 1stシングル 最高67位 売上1.9万枚 |
3 | DA・KA・RA | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 2ndシングル 最高2位 売上105.5万枚 |
4 | チョット | 大黒摩季 | 織田哲郎 | 葉山たけし | 3rdシングル 最高4位 売上84.0万枚 |
5 | 君に愛されるそのために… | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 3rdシングルC/W、3rdアルバム『U.Be Love』収録曲 |
6 | 別れましょう私から消えましょうあなたから | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 4thシングル 最高3位 売上66.7万枚 |
7 | Harlem Night | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 5thシングル 最高3位 売上39.6万枚 |
8 | あなただけ見つめてる | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 6thシングル 最高2位 売上123.6万枚 |
9 | 白いGradation | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 7thシングル 最高5位 売上48.5万枚 |
10 | 夏が来る | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 8thシングル 最高2位 売上97.1万枚 |
11 | 永遠の夢に向かって | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 9thシングル 最高1位 売上79.4万枚 |
12 | ROCKs | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 4thアルバム『永遠の夢に向かって』収録曲 |
13 | Stay with me baby | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 4thアルバム『永遠の夢に向かって』収録曲 |
14 | ら・ら・ら | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 10thシングル 最高1位 売上133.9万枚 |
15 | いちばん近くにいてね | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 11thシングル 最高2位 売上86.7万枚 |
16 | 恋はメリーゴーランド〜Original Version〜 | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 10thシングルC/W、5thアルバム『LA.LA.LA』収録Ver. |
17 | 子供の国へ | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 4thシングルC/W |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | FIRE | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 5thアルバム『LA.LA.LA』収録曲 |
2 | あなたがいればそれだけでよかった | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 5thアルバム『LA.LA.LA』収録曲 |
3 | 愛してます | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 12thシングル 最高2位 売上46.4万枚 |
4 | あぁ | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 13thシングル 最高2位 売上44.3万枚 |
5 | ガンバルシカナイジャナイ?! | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 13thシングルC/W |
6 | 熱くなれ | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 14thシングル 最高1位 売上83.4万枚 |
7 | アンバランス | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 15thシングル 最高4位 売上32.1万枚 |
8 | ゲンキダシテ | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 16thシングル 最高5位 売上20.7万枚 |
9 | You're not mine | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 16thシングルC/W |
10 | 空 | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 17thシングル 最高4位 売上21.4万枚 |
11 | Power Of Dream | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 6thアルバム『POWER OF DREAMS』収録曲 |
12 | 風になれ | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 6thアルバム『POWER OF DREAMS』収録曲 |
13 | ネッ!〜女、情熱〜 | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 18thシングル 最高5位 売上14.7万枚 |
14 | 太陽の国へ行こうよ すぐに 〜空飛ぶ夢に乗って〜 |
大黒摩季 | 大野愛果 | 葉山たけし | 19thシングル 最高19位 売上6.4万枚 |
15 | 夢なら醒めてよ | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 20thシングル 最高10位 売上6.6万枚 |
16 | 虹ヲコエテ | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 21stシングル 最高12位 売上5.6万枚 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 雪が降るまえに | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 22ndシングル 最高18位 売上2.7万枚 |
2 | アイデンティティ | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 小西貴雄 | 23rdシングル 最高27位 売上2.0万枚 |
3 | 勝手に決めないでよ | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 西平彰 | 24thシングル 最高40位 売上0.6万枚 |
4 | 夏が来る、そして… | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 西平彰 | 25thシングル 最高35位 売上1.0万枚 |
5 | いとしいひとへ〜Merry Christmas〜 | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 武部聡志 | 26thシングル 最高51位 売上0.6万枚 |
6 | ASAHI〜SHINE&GROOVE〜 | 大黒摩季& sixteen famale fighters on the field |
大黒摩季 | 本間昭光 | 27thシングル 最高55位 売上0.6万枚 |
7 | OVER TOP | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 西平彰 | 28thシングル 最高87位 売上0.3万枚 |
8 | 胡蝶の夢 | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 西平彰 | 29thシングル 最高56位 売上0.3万枚 |
9 | コレデイイノ?! | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 武部聡志 | 30thシングル 最高60位 売上0.2万枚 |
10 | Our Home | 大黒摩季 | 大黒摩季 | Yohey | 配信限定シングル、13thアルバム『すっぴん』収録曲 |
11 | IT'S ALL RIGHT | 大黒摩季 | 大黒摩季 | Yohey | 31stシングル 最高95位 売上0.06万枚 |
12 | Anything Goes! | 藤林聖子 | tatsuo | tatsuo, 中川幸太郎 |
32ndシングル 最高7位 売上7.0万枚 |
13 | TAKE OFF〜SKYMARK,Cheer Upver.〜 | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 河野圭 | 配信限定シングル 初CD化 13thアルバム『すっぴん』収録曲「TAKE OFF」のリメイク |
14 | HigherHigher〜Single ver.〜 | 大黒摩季 | 大黒摩季 | DJ YUTAKA, m.c.A・T |
配信限定シングル 初CD化 |
15 | My Will〜世界は変えられなくても〜 | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 徳永暁人 | 新曲 |
Strings Arrangement:三宅一徳(1)
BIG盤(初回盤)、BIG BLACK盤(ライブ会場&Musing限定)のみ
DISC
4
DVD「Maki Ohguro 90’s Music Video
Collection」
リリースデータ
2016年11月23日 | 初登場4位 | 売上4.0万枚 | Total Creative Direction:大黒摩季 | Being Group |
大黒摩季8thベストアルバム。公式では通算6作目。2010年秋より病気療養のため活動休止に突入。2015年になると休止前最後となっていたアルバム『すっぴん』収録曲「TAKE OFF」をリメイクした「TAKE OFF〜SKYMARK,Cheer Upver.〜」を発表(未発売)、00年に離脱していたビーイングの新人La PomPonへ楽曲提供を行うなど徐々に活動再開へ向けて動き出し、2016年にはZARDのカバー企画『d-project with ZARD』へ参加。その1ヶ月後、2016年6月にビーイングへの復帰と活動再開を発表した。今作には初めてレーベルの域を越えてデビューから休止までの全シングルを収録。さらにアルバム未収録C/W、アルバム曲に加えて、「TAKE OFF〜SKYMARK,Cheer Upver.〜」、再開後最初の新曲「HigherHigher〜Single ver.〜」、書き下ろしの新曲「My Will〜世界は変えられなくても〜」を収録。"全シングル完全収録"と銘打たれているが両A面と別バージョンは対象外扱いされ、30thシングル両A面曲「恋の悪魔 -She's no Angel-」、33rdシングル「Anything Goes! “Ballad”」の2曲は未収録。
リマスターはEMI以降に主に手掛けていた宮本茂男が引き続き担当。「Total Creative Direction:大黒摩季」と大黒摩季がトップクレジットに記載され、ビーイング在籍時プロデューサーだった長戸大幸はSupervisorとしてクレジットされるに留まり、Excutive Producerは現在のビーイング社長である升田敏則がクレジットされている。
初回盤はBIG盤とされており、ビーイング時代のアルバム未収録C/Wを中心に選曲したDISC 4とDVD「Maki Ohguro 90's Music Video Collection」が追加収録されている。タイトル通り、A4サイズの巨大パッケージ仕様となっており、ブックレットもA4サイズで大黒摩季と同世代以上の視力の衰えや老眼に配慮しており、"大きめ文字☆裸眼で見える歌詞"と銘打たれている。ブックレットには1曲ごとに作詞作曲編曲、演奏メンバー、録音&ミックス&アシスタント各エンジニア、レコーディングスタジオが英字で記載されている。アルバムでは01年の『O』以来のトップ10ヒットと予想以上の売れ行きを見せたため、BIG盤は予約段階でほぼ品切れとなり、発売前から入手困難となった。これを受けて年末にはジャケットのシルバーとブラックの色を逆転させたBLACK BIG盤としての再販が発表され、ツアー会場とMusing通販限定で販売された。
通常盤はSTANDARD盤とされており、CD3枚組で三方背スペシャル特殊パッケージ仕様。こちらは通常サイズのブックレットだが、やはり歌詞は大きめに掲載され、各楽曲ごとに収録シングル、アルバムのジャケット、リリース年月日が記載されている模様。これらはBIG盤には記載されていない。
DISC 1
セールス的には全盛期で現在の大黒摩季のパブリックイメージも概ねこの頃という今作の中でも最もおなじみの楽曲が並ぶ。非公認含めて何度もベスト盤に収録された曲ばかりなのであまり真新しさは無いかと思っていたけど、思っていたよりも音が綺麗になってて驚いた。この時期は特にオーケストラヒットをフィン!フィン!フィン!とキメまくっているので、普通に00年代半ばくらいまでの感じの迫力増し重視のリマスターしたらこれらも一緒に強調されてうるさくなるんじゃないかと思っていたが、今作は音は迫力があるものの妙にスッキリしていて、オケヒの連発がそんなに気にならない。それよりもベースなどの低音部分の持ち上がりなどが強調されて立体的になり、綺麗に感じられる。大黒摩季もリマスターに立ち会い、リミックスの方が楽だったというくらいに入念に仕上げたらしいのでその効果が存分に出ているようだ。
DISC 2
ピークを過ぎてきた中で「熱くなれ」が大ヒットして、以降は落ち着ていった時期だが個人的にはリアルタイムで耳に入ってきたのはこの時期。バンドサウンド寄りだったり、応援歌的メッセージソングが増え、今聞いても古さをさほど感じない。個人的にはこの時期が最も好感触。それにしてもほとんどの楽曲が葉山たけしのギター+打ち込み+時々ベース、稀にドラム、適宜ブラスといった演奏体系なのに、移籍1発目の「虹ヲコエテ」だけOmar
Hakim、Will Lee、Hiram Bullockといったニューヨークのスタジオミュージシャンが参加しているのでクレジットがこの曲だけ異様だ(ここではHiram
Bullockがギター弾いているので、普段ギター弾いてる葉山たけしはギター弾かずにプログラミングに徹している)。
DISC-3
葉山たけしを離れ、同時にヒットからも遠ざかり、実際どこかパッとしないところもあるんだけど、方向性は実のところそんなに変わっていない。DISC-2後半で見せていたメッセージソングがやや増え、アッパーで気合いの入った楽曲も多いので勢いはそんなに衰えてないんだけど、デジロック的な打ち込みはちょっと突き抜けてしまうところもあって、もう少しどっしりしても良かったような…。シングル曲が並んだ後に元は単なるアルバム曲だった「TAKE
OFF」が来るとむしろ今までの曲よりもシングルっぽい勢いが感じられるところもある。オリジナルアルバムも全体では長いものが多かったが、単曲ではシングル以上の存在感を見せていた曲もあったのでこの時期のアルバム曲も少し選んでも良かったと思う。
というわけで一気に大黒摩季の歴史をざっと辿るには便利な重量級の1作。一気に聞きたい場合、リマスターでクリアに聞きたい場合、新曲に興味がありついでに改めてデビュー作から聞いてみたい人向け。ある程度は大黒摩季をかつて聞いたことがある人向けのベスト盤だと思う。
1枚でヒット曲だけ厳選して聞きたい
→『complete of
大黒摩季 at the BEING studio』
ビーイング時代(トップ10入りしていた全盛期)の全シングルだけ聞きたい
→『BEST OF BEST〜All
Singles Collection〜』
『BEST OF
BEST〜All Singles Collection〜』の先のEMI時代を聞きたい
→『GOLDEN☆BEST
大黒摩季』
といった感じ。『BEST OF BEST〜All Singles Collection〜』と『GOLDEN☆BEST 大黒摩季』をたどった場合、今作に関してはC/Wとアルバム曲および『Our Home』以降の楽曲が新たに聞く楽曲ということになる。続きとして聞くというより拡大版と捉えた方がいい。
印象度★★★★☆
2017.3.4更新