THE VOICE
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 原曲 |
1 | How Deep Is Your Love /愛はきらめきの中に |
Barry Alan Gibb, Maurice Emest Gibb, Robin Hugh Gibb タケカワユキヒデ(日本語詞) |
Barry Alan Gibb, Maurice Emest Gibb, Robin Hugh Gibb |
小泉信彦 | ビー・ジーズ(1977年) 映画「サタデー・ナイト・フィーバー」より |
2 | Over The Rainbow /虹の彼方に |
E.Y.Harburg 水嶋哲(日本語詞) |
Haroid Arien | 葉山拓亮 | ジュディ・ガーランド(1939年) ミュージカル映画「オズの魔法使」より |
3 | Arthur's Theme(Best That You Can Do) /ニューヨーク・シティ・セレナーデ |
Peter W.Alen, Burt F.Bacharach, Christopher C.Cross, Carole Bayer Sager 小椋佳(日本語詞) |
Peter W.Alen, Burt F.Bacharach, Christopher C.Cross, Carole Bayer Sager |
葉山拓亮 | クリストファー・クロス(1980年) 映画「ミスター・アーサー」より |
4 | Ave Maria /アヴェ・マリア |
Franz Schubert | Franz Schubert | 葉山拓亮 | シューベルト(1825年) |
5 | Happy Ever After /ハッピー・エヴァー・アフター |
Julia Fordham 沢ちひろ(日本語詞) |
Julia Fordham | 小泉信彦 | ジュリア・フォーダム(1989年) |
6 | I Like Chopin /雨音はショパンの調べ |
Paul Mazzolini, 呉田軽穂(日本語詞) |
Pierluigi Giombini | 葉山拓亮 | ガゼボ(1983年) |
7 | Nessun Dorma「Turandot」 /誰も寝てはならぬ |
Rentaro Simoni, Giuseppe Adami, Giacomo Puccini, 新井鴎子(日本語詞) |
Rentaro Simoni, Giuseppe Adami, Giacomo Puccini |
葉山拓亮 | ジャコモ・ブッチーニ(1926年) |
8 | My Way /マイ・ウェイ |
Lucian Marie Antonie Thibaut 片桐和子(日本語詞) |
Ciaude Francois, Jacques Revaux |
葉山拓亮 | フランク・シナトラ(1969年) |
9 | When I Need You /遥かなる想い |
Albert Louis Hamond, Carol Bayersager 鈴木トオル、只野菜摘 (日本語詞) |
Albert Louis Hamond, Carol Bayersager |
小泉信彦 | レオ・セイヤー(1976年) |
10 | Moon River /ムーン・リバー |
John H.Mercer 森雪之丞(日本語詞) |
Henry Nicola Mancini | 片山誠 | オードリー・ヘプバーン(1961年) 映画「ティファニーで朝食を」より CD Only盤のみ収録 |
DVD付の10曲目は『AMAPOLA』<最新スタジオ録音/スペイン語バージョン>
mu-mo&ライブ会場限定盤の10曲目は『Con Te
Partiro』<最新スタジオ録音/イタリア語バージョン>
リリースデータ
2011年3月9日 | 初登場34位 | 売上0.4万枚 | Produced by 河村隆一 | エイベックス |
河村隆一3rdカバーアルバム。日本のヒット曲をカバーした『evergreen〜あなたの忘れ物〜』、セルフカバーと続編の2枚組『evergreen anniversary edition』以来となる3作目のカバーアルバムだが、今作は洋楽スタンダードの日本語カバーのカバーアルバム。前2作でもラストに洋楽のカバーがライブ音源で収録されていたが、洋楽カバーメインのアルバムは初。また今作は「Ave Maria」以外は過去に誰かが日本語でカバーした日本語バージョンでのカバーとなっている。
DVD付、CD Only、mu-mo&ライブ会場限定盤の3種で全て10曲目が異なっており、3パターン複数商法となっている。DVD付のDVDには09年のBSで放送されたライブ映像やPVを収録している模様。mu-mo&&ライブ会場限定盤はLPサイズの巨大ジャケット仕様で20Pブックレット付属となっている。
今作が変わっているのは洋楽スタンダードをそのままオリジナル言語で歌うのではなく、日本語でカバー、しかも新規の訳詞ではなく、既存の日本語カバーをそのままカバーしているという点。このため日本語詞としてクレジットされた面々がけっこう昭和から活躍しているスタンダードな人たちになっているという…。
既に普段河村隆一を聞かない洋楽スタンダード好きなリスナーが今作を手に取る可能性も低く、聞くのは既存ファンという事を踏まえて日本語でカバーすることで聞きやすいように考慮したのか、日本語で歌う事で歌詞まで伝えたい意向だったのかは不明。
サウンドはアコースティック路線でピアノ、アコースティックギターを中心にしたシンプルな編成+ストリングスをふんだんに使用。スローな曲が多い事もあり、ほとんどクラシックの世界へ突っ込んでいる。これに合わせて完全にクラシック歌手のような高く澄んだ歌声まで披露。以前のカバー作品がかなり濃厚カバーだったのに対して今作はかなりあっさりしている。ただ厳かすぎるところもあるし、スタンダードといってもやはり相当古い曲ばかりで馴染みのない曲の方が多かったのであまりピンと来る作品ではなかった。『THE VOICE』のタイトル通り、進化した歌声を堪能するには良いアルバム。
印象度★★★☆☆