新作シングル感想

無謀な夢は覚めることがない/STU48

2020年1月29日
Type-A
初登場1位 売上29.3万枚

A,B,C,劇場盤の4パターン9種発売。A,B,Cは初回盤・通常盤があり、初回盤はイベント参加券、通常盤は生写真封入でジャケットが異なるが内容は同じ。

前作ではDVDが全種同じ内容(表題+C/W固定)だったが、今作はさらにグレードダウンし、DVDは表題曲1曲のみとなった。加えてAKB48のブレイク以降3曲+カラオケが基本だったが、C/Wが2曲から1曲へとグレードダウンした。これに伴い共通収録枠のC/Wが消失し、C/Wは4種全てで異なる。

なおAKB48ではDVD付においてMV1曲だった時代は代わりにメイキング等を収録していたため、企画ユニットを除いた正規の48・46系列でDVDがMV1曲ポッキリ(で3種共通なのも)史上初となった。

1.無謀な夢は覚めることがない

石田千穂、石田みなみ、今村美月、岩田陽菜、大谷満理奈、岡田奈々(AKB48)、沖侑果、甲斐心愛、門脇実優菜、新谷野々花、瀧野由美子、田中皓子、中村舞、福田朱里、矢野帆夏、薮下楓

これまでとは一転してシリアスなダンスナンバー。というかレーザー光線みたいなシンセのリフがけっこう決定的に薄めたカルピス型「不協和音」みたいに聞こえてくる原因になっちゃってるし、Aメロは乃木坂46の「インフルエンサー」感あるし(「無謀な夢は」と検索に打ち込んでいくと候補に「インフルエンサー」が出てくるのでこれが1番言われているっぽい)、Bメロの前半のメロディーはモーニング娘。の「サマーナイトタウン」のBメロかと思ったし(for you♪とかwant you♪とかコーラス入れたくなる)、知らなかったがサビはラストアイドルの「青春トレイン」にどこか雰囲気が似ているとも言われていて、そうなってくるとなんか色々ツギハギしすぎ超合体ロボみたいな曲だな…。
★★★☆☆

Type-Aのみ
2.一瞬のスリル

磯貝花音、榊美優、信濃宙花、谷口茉妃菜、兵頭葵、藤原あずさ、峯吉愛梨沙、森下舞羽

爽快な元気ポップロックナンバー。手詰まり感漂う表題曲からすればC/Wにしては思いのほか普通にいい曲。
★★★☆☆

DVD(A,B,C共通1曲のみ)

無謀な夢は覚めることがない Music Video

2連続の手抜きによりついにMV制作表題1曲ポッキリとなってしまった。砂浜(香川県「父母ヶ浜」)で選抜メンバーが白い衣装で踊るのがメイン。背後には別の衣装のバックダンサーもいるがこれはどうやら残りのメンバーではなく“大人数のダンサーを率いてド迫力の“最強群舞”を披露する”とされているので外部ダンサーらしい。ほぼこのダンスカットのみで構成されていて景色が昼間から夕暮れへと変化していく+別の場所(岡山県「牛窓オリーブ園」)で額縁に入ったメンバーそれぞれのイメージシーン。時間はかかっていても特に凝った部分が無く、激しいダンスにしても曲調同様になんちゃって欅坂みたいな感じに思えてしまいその欅坂恒例のバタバタ芸の迫力には及ばないため“最強群舞”というのがどうもイマイチ伝わってこない…。あと岡田さん1人だけド金髪なのが悪目立ちしすぎ…。

商品構成の連続グレードダウンはちょっと危険水域。デビュー時はけっこう良かったんだけどやはり48はもう増やすより固めるべき時期だったんだろうな…。

STU48, キングレコード
キングレコード
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