Golden Best 15th Anniversary
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Good-bye My Loneliness | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 明石昌夫 | 1stシングル 最高9位 売上20.9万枚 2020年再発盤 最高101位 売上0.04万枚 |
2 | 眠れない夜を抱いて | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 明石昌夫、 池田大介 |
4thシングル 最高8位 売上45.8万枚 2020年再発盤 最高114位 売上0.03万枚 |
3 | IN MY ARMS TONIGHT | 坂井泉水 | 春畑道哉 | 明石昌夫 | 5thシングル 最高9位 売上32.2万枚 2020年再発盤 最高119位 売上0.03万枚 |
4 | 負けないで | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 葉山たけし | 6thシングル 最高1位 売上164.5万枚 2020年再発盤 最高80位 売上0.05万枚 |
5 | 君がいない | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 明石昌夫 | 7thシングル 最高2位 売上80.2万枚 |
6 | 揺れる想い | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 明石昌夫 | 8thシングル 最高1位 売上139.7万枚 |
7 | もう少し あと少し… | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 明石昌夫 | 9thシングル 最高2位 売上84.4万枚 |
8 | きっと忘れない | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 明石昌夫 | 10thシングル 最高1位 売上87.2万枚 |
9 | この愛に泳ぎ疲れても | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 明石昌夫 | 11thシングル 最高1位 売上88.7万枚 |
10 | Oh my love | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 明石昌夫 | 5thアルバム『OH MY LOVE』収録曲 |
11 | こんなにそばに居るのに | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 明石昌夫 | 12thシングル 最高1位 売上78.8万枚 |
12 | あなたを感じていたい | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 13thシングル 最高2位 売上73.8万枚 |
13 | 愛が見えない | 坂井泉水 | 小澤正澄 | 葉山たけし | 15thシングル 最高2位 売上72.1万枚 |
14 | サヨナラは今もこの胸に居ます | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 葉山たけし | 16thシングル 最高1位 売上55.2万枚 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | マイ フレンド | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 葉山たけし | 17thシングル 最高1位 売上100.1万枚 |
2 | 心を開いて | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 池田大介 | 18thシングル 最高1位 売上74.7万枚 |
3 | Today is another day | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 池田大介 | 7thアルバム『TODAY IS ANOTHER DAY』収録曲 |
4 | Don't you see! | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 葉山たけし | 19thシングル 最高1位 売上60.3万枚 2020年再発盤 最高99位 売上0.04万枚 1stセレクション『ZARD BLEND〜SUN&STONE〜』収録Mix |
5 | 永遠 | 坂井泉水 | 徳永暁人 | 徳永暁人 | 22ndシングル 最高1位 売上62.8万枚 9thアルバム『永遠』収録Mix(間奏からモノラルになる) |
6 | My Baby Grand〜ぬくもりが欲しくて〜 | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 池田大介 | 23thシングル 最高3位 売上33.1万枚 |
7 | 運命のルーレット廻して | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 池田大介 | 25thシングル 最高1位 売上24.7万枚 |
8 | Get U're Dream | 坂井泉水 | 大野愛果 | 葉山たけし | 32ndシングル 最高4位 売上24.1万枚 |
9 | もっと近くで君の横顔見ていたい | 坂井泉水 | 大野愛果 | 池田大介 | 37thシングル 最高8位 売上5.0万枚 |
10 | 今日はゆっくり話そう | 坂井泉水 | 大野愛果 | 徳永暁人 | 39thシングル 最高5位 売上3.3万枚 |
11 | 星のかがやきよ | 坂井泉水 | 大野愛果 | 葉山たけし | 40thシングル 最高2位 売上8.0万枚 |
12 | 夏を待つセイル(帆)のように | 坂井泉水 | 大野愛果 | 葉山たけし | 40thシングル両A面2曲目 |
13 | ハートに火をつけて | 坂井泉水 | 大野愛果 | 葉山たけし | 42ndシングル 最高10位 売上2.7万枚 |
タイトル | 備考 |
もう少し あと少し… | 9thシングル |
きっと忘れない | 10thシングル |
あなたを感じていたい | 13thシングル |
サヨナラは今もこの胸に居ます | 16thシングル |
永遠 | 22ndシングル |
My Baby Grand〜ぬくもりが欲しくて〜 | 23rdシングル |
運命のルーレット廻して | 25thシングル |
新しいドア〜冬のひまわり〜 | 26thシングル |
GOOD DAY | 27thシングル |
永遠 | 8thアルバム |
ZARD BEST〜Request Memorial〜 | 2ndベスト |
この涙 星になれ | 31stシングル |
Get U're Dream | 32ndシングル |
promised you | 33rdシングル |
もっと近くで君の横顔見ていたい | 37thシングル |
今日はゆっくり話そう | 39thシングル |
What a beautiful moment | ライブDVD |
君とのDistance | 11thアルバム |
リリースデータ
2006年10月25日 | 初登場1位 | 売上94.3万枚 | Producer&Director:IZUMI SAKAI | B-Gram Records |
ZARD3rdベストアルバム。15周年記念ベストアルバム。公式に99年の『ZARD BEST』2作に続く3作目のベスト扱いで『ZARD BLEND』シリーズ2作はセレクションアルバムとして別枠扱いされている。91年のデビューから06年発売の最新作「ハートに火をつけて」まで全期間から選曲された全27曲を時系列に収録。25曲がシングルA面曲で、アルバムからは「Oh my love」「Today is another day」の2曲のみが選曲された。「ハートに火をつけて」がアルバム初収録。現在もBOX以外ではアルバム収録は今作のみ。『君とのDistance』以降のシングルではもう1作「悲しいほど貴方が好き/カラッといこう!」があったが2曲とも選曲されなかった。Chris Bellmanによるデジタルリマスタリング。BOXケース仕様で、中に12mm2枚組プラケースのCD本体と冊子「Golden History 1991〜2006」が封入されている。初回盤はBOXの外付け(袋の中)で紙ケースに収納されたDVD「AQUA〜Summer〜」付、「CRYSTAL〜Autumn to Winter〜」付、「DREAM〜Spring〜」付の3種存在する。内容は季節ごと(秋冬はひとまとめ)に作品を分けた10分未満のCM映像集。PVをダイジェストでまとめた映像集DVD『Le Portfolio 1991-2006』と同時発売。
今作リリース後、2007年5月に坂井泉水が急死した事が発表され、同時に闘病中だった事も明かされた(死因は病気原因ではなく転落による事故死)。シングル「ハートに火をつけて」リリース直前の時期に入院しており、今作リリース時は手術して退院後療養中の時期だったことが判明しているが、発売当時は何も明かされておらず、坂井泉水本人のコメントも普通に発表されていて、元々メディア露出は無かったのでいつもと変わらぬプロモーションが行われていた。復帰前提で今後の計画も練っていたとされ、意図せず今作は生前最後にして全てをまとめたオールタイムベストとなってしまった。
当時は『ZARD BEST』2作以来の本格オールタイムベストとして大々的に発売されたこともあり、亡くなる前までに『君とのDistance』の15万枚から大幅上昇の累計50万に迫る売上を記録してZARD健在ぶりを示していた(06年の年間チャート時点では26位で45万枚ほど)。坂井泉水が亡くなった事が広く報道されると旧作が軒並みチャートを急上昇したが特に最新作にしてオールタイムベストだった今作は一気に3位まで上昇。追悼効果でほぼ売上を倍増させて累計ミリオンに迫る売上まで大きく伸ばした。また既に売り切れになっていた初回盤3種も再販された。300位以内最終ランクインは09年6月で、最後の没後シングルとなった「素直に言えなくて」発売に伴い再浮上したもの。
大ヒットシングルを中心としたド王道な選曲で文字通りゴールデンなベスト。『ZARD BEST』2作の事は考慮せずに、15周年時点で改めてこれがZARDだというのをスッと提示したような1作だ。人気絶頂期の曲は外しにくかったのか、DISC-1は95年までのシングルが初期を除くとほとんど隙間なく配置されている。対してDISC-2になると一気に飛び飛びの選曲になっていて、特に売上落ちて試行錯誤していた時期はバッサリオールカット、直近のシングルはやや多めに選曲して現在のZARDもしっかり提示してまとめている。徹底的な王道サウンドの連発になっているので、どれも同じような感じに聞こえて飽きやすいというのも否めないがそれでも圧巻のヒット曲集であり、なんだかんだどの曲もすっきりと耳に残る。ZARDというのは"悪くない"とか"普通にいい"っていうのを最上級にまで高めたようなアーティストなのかもしれないと改めて感じる。
ZARDの活動を1作で振り返る入口のベスト盤としては決定盤ではあるが、他の作品も集めていくとアルバム収録が今作のみなのは「ハートに火をつけて」くらいなもので大体他のアルバムで聞ける上、複数回収録されているような曲ばかりなので後追いになるほど今作の選曲に真新しさは無くなってくる。ただ今作の特徴はChris Bellmanによる超ド派手リマスター。とにかくド派手な最大ボリューム、最大迫力で各楽曲を聞くことができる。今作より後のリマスターは主に島田勝弘が担当しているがここまでは派手に仕上げていない。とにかくド迫力サウンドで聞きたいなら今作1択。もう少し落ち着いた感じで聞きたいならこれより後のベスト盤を選択した方がいいと思う。
冊子「Golden History 1991〜2006」にはバイオグラフィー的な歴史と収録曲に関しては随所で坂井泉水とプロデューサー(名前は出していない)のコメントも併記されている。後半は関連作も含めた全作品のディスコグラフィー。気になるのはO社の順位を引用と明記しながら売上枚数は累積販売枚数としてO社の数値から大幅に水増しした枚数を記載するというMr.Childrenが肉盤・骨盤でやったのと同じようなことをやっている事。何十万も水増しされている作品ばかりであまりにも盛りすぎて違和感があるが、FOVやDEEN、「異邦人」など歌詞提供や参加した作品に関してはO社売上をキッチリ記載するという自分だけ盛りまくるのはちょっとみみっちい。どうせ盛るならみんな盛ってあげればいいのに…。
特典DVD
好きな季節を選んだのだが、人気曲が少なかったせいかこの「CRYSTAL」は一番売れ行きは良くなかったようで割といつまでも店先に残っていた。15秒CMが連発されるがほとんどがジャケ写やアーティスト写真などの静止画を動かすか、風景映像、良くてPVの映像を使っている程度でレアといえばレアだが面白い映像でもない。とはいえ「この涙 星になれ」はCDのCMなのに明らかにCDと異なるものを流している(キーと歌詞が違う)というここでしか聞けないポイントもある。
前述のようにDVDはBOXケース内ではなく紙ケース収納の外付けで発売当時は一緒に袋に入っていたが、中古ではまず袋は無いので初回盤なのにDVD無しで売られている事も多いので注意(Amazonでも初回盤なのにDVD無しで平気で売っているのがいるので値段ばかりではなくコメントをしっかり見て選択することを推奨)。
初回盤DREAM DVD付 初回盤CRYSTAL DVD付 初回盤Aqua DVD付 通常盤
印象度★★★★☆
2021.7.13修正