DEEN LIVE IN CITY 2024〜for funky groovers〜
No | No | No | No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1B | 2C | 3C | 4C | 1B=DISC-1:Blu-ray、2C,3C,4C=DISC-2,3,4:CD | |||
DEEN LIVE JOY-Break25〜DANCE
IN CITY〜 2024.02.25(SUN) Zepp DiverCity(Tokyo) |
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1 | オープニング | ||||||
2 | 1 | mirror ball | 池森秀一 | ☆Taku Takahashi | 5th配信シングル、48thシングル『The Last
Journey〜47の扉〜』C/W 21stアルバム『DANCE IN CITY〜for groovers only〜』収録曲 |
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3 | 2 | love me | 池森秀一 | 山根公路 | 12thシングル『君がいない夏』C/W、3rdアルバム『The DAY』収録曲 | ||
4 | 3 | groover | 池森秀一 | 山根公路 | 21stアルバム『DANCE IN CITY〜for groovers only〜』収録曲 | ||
5 | 4 | fever pitch | 池森秀一 | 山根公路 | 21stアルバム『DANCE IN CITY〜for groovers only〜』収録曲 | ||
6 | 5 | 恋が突然よみがえる | 池森秀一 | 山根公路 | 1stアルバム『DEEN』収録曲 | ||
7 | MC | ||||||
8 | 6 | last dance | 池森秀一 | 山根公路 | 21stアルバム『DANCE IN CITY〜for groovers only〜』収録曲 | ||
9 | 7 | このまま君だけを奪い去りたい | 上杉昇 | 織田哲郎 | 1stシングル | ||
10 | SE | ||||||
11 | 8 | 夢であるように | 池森秀一 | DEEN | 13thシングル セルフカバーベスト『The Best キセキ』収録Ver. 白黒加工映像 | ||
12 | MC | ||||||
13 | 9 | 翼を広げて | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 2ndシングル セルフカバーベスト『The Best キセキ』収録Ver. 白黒加工映像 | ||
14 | SE | ||||||
15 | 10 | shining eternal lights | 山根公路 | 山根公路 | 21stアルバム『DANCE IN CITY〜for groovers only〜』収録曲 山根公路ボーカル曲 | ||
16 | MC | ||||||
17 | 11 | dance floor with paris match | 池森秀一・ ミズノマリ |
山根公路 | 21stアルバム『DANCE IN CITY〜for groovers only〜』収録曲 ベスト『DEEN The Best DX』初回盤のみ収録曲「ふたりだけのダンスフロア」改題曲 |
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18 | 12 | kiss & hug with paris match | 池森秀一・ ミズノマリ |
山根公路・ 杉山洋介 |
21stアルバム『DANCE IN CITY〜for groovers only〜』収録曲 | ||
19 | 1 | STRONG SOUL | 池森秀一 | 山根公路 | 29thシングル ここからメドレー | ||
20 | 2 | Memories | 池森秀一・ 井上留美子 |
織田哲郎 | 3rdシングル | ||
21 | 3 | step in time | 池森秀一 | 山根公路 | 21stアルバム『DANCE IN CITY〜for groovers only〜』収録曲 | ||
22 | 4 | funky fresh | 池森秀一 | 山根公路 | 21stアルバム『DANCE IN CITY〜for groovers only〜』収録曲 | ||
23 | 5 | リトル・ヒーロー | 池森秀一 | 田川伸治 | 9thアルバム『DEEN NEXT STAGE』収録曲 | ||
24 | 6 | 瞳そらさないで | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 5thシングル | ||
25 | 7 | ひとりじゃない | 池森秀一 | 織田哲郎 | 9thシングル ここまでメドレー | ||
26 | MC | ||||||
27 | 8 | 君の心に帰りたい | 池森秀一 | 山根公路 | 2ndアルバム『I wish』収録曲 | ||
28 | 9 | 雨がいつか上がるように | 樹林伸 | 山根公路 | 39thシングル『心から君が好き〜マリアージュ〜』C/W、13thアルバム『マリアージュ』収録曲 バンドバージョン | ||
29 | アンコール MC | ||||||
30 | 10 | on the beat | 池森秀一 | 山根公路 | 21stアルバム『DANCE IN CITY〜for groovers only〜』収録曲 | ||
31 | 11 | 'need love | 池森秀一・ 田川伸治 |
田川伸治 | 12thアルバム『Graduation』収録曲 | ||
32 | 12 | coconuts feat.butterfly | 池森秀一 | 山根公路 | 37thシングル 16thアルバム『バタフライ』収録Ver. | ||
DEEN AOR NIGHT
CRUISIN'〜6th Groove〜 2024.09.01(SUN) Billboard Live TOKYO 1st Stage |
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1 | 1 | このまま君だけを奪い去りたい | 上杉昇 | 織田哲郎 | 1stシングル | ||
2 | 2 | プラスティック・ラブ | 竹内まりや | 竹内まりや | 3rdカバーアルバム『POP IN CITY〜for covers only〜』収録曲 竹内まりやのカバー | ||
3 | MC | ||||||
4 | 3 | 翼を風に乗せて〜fly away〜 | 池森秀一 | 鈴木寛之 | 25thシングル | ||
5 | 4 | 君がいない夏(acoustic version) | 小松未歩 | 小松未歩 | 12thシングル 32ndシングル『Starting Over』C/W収録Ver.のバンドアレンジバージョン 22ndアルバム『ROCK ON!』配信版のみボーナストラックと同一音源 |
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6 | 5 | Nothing's Gonna Change My Love For You | Gerry Goffin・Michael Masser | 30周年ベスト『DEEN The Best DX〜Basic to Respect〜』収録曲 George Bensonのカバー | |||
7 | 6 | 夏の雨 | 池森秀一 | 山根公路 | 11thアルバム『クロール』収録曲 22ndアルバム『ROCK ON!』初回生産限定盤のみボーナストラックと同一音源 |
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8 | 7 | レールのない空へ | 池森秀一 | 鈴木寛之 | 28thシングル 22ndアルバム『ROCK ON!』完全生産限定盤(FC限定)のみボーナストラックと同一音源 |
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9 | 8 | 太陽と花びら | 池森秀一 | 池森秀一・ 時乗浩一郎 |
26thシングル | ||
10 | 9 | coconuts | 池森秀一 | 池森秀一 | 37thシングル 「kokomo」引用部分削除アレンジ(feat.表記が無い) | ||
11 | 10 | ひとりじゃない〜SKA Style〜 | 池森秀一 | 織田哲郎 | 9thシングル 16thアルバム『バタフライ』収録Ver. 22ndアルバム『ROCK ON!』通常盤のみボーナストラックと同一音源 |
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特典映像:TALK IN CITY |
リリースデータ
2025年6月14日 | 初登場位 | 売上万枚 | Produced by DEEN | Epic Records |
メンバー
Vocal | 池森秀一 |
Keyboards | 山根公路 |
Support Members | |
Guitar | 侑音 |
Bass | 石田純 |
Drums | 北村望 |
Saxphone | ヒロムーチョ(Break25) |
Saxphone | 古賀敦史(AOR NIGHT) |
Special Guest:paris
match (「dance floor」、「kiss & hug」) |
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Vocal | ミズノマリ |
Guitar | 杉山洋介 |
DEEN33rd映像作品。2024年2月に開催された全6本のツアー『DEEN LIVE JOY-Break25〜DANCE IN CITY〜』最終日2024年2月25日Zepp DiverCity(Tokyo)公演の模様と2024年8〜9月に横浜・東京・大阪で1日2公演合計10本開催された『DEEN AOR NIGHT CRUISIN' 〜6th Groove〜』2024年9月1日ビルボードライブ東京公演1st Stageの模様をそれぞれ全曲収録。2024年9月1日ビルボードライブ東京公演に関しては1日2公演のうち2nd Stageは『ROCK ON!』初回盤Blu-rayで発売済み。1st Stageの模様はアルバム本編のボーナストラックとして複数商法4種に分散収録して4曲音源化されていたが、今回も案の定遅れて映像化となった。このため4曲が同一音源となり、配信限定だった「君がいない夏(acoustic version)」以外の3曲はCD化2度目となる。
初回生産限定盤は2本のライブをBlu-ray1枚に収録、同内容でMCをカットしたライブCDを3枚に収録したBlu-ray+3CD仕様。
通常盤は2本のライブをDVD2枚に収録。2DVD仕様。
過去複数のライブをまとめて映像化する事はあったが、1ライブ1枚に分けており、今作のようにBlu-ray1枚にライブ2本をまとめて収録したのは初となる。直近では『DEEN LIVE IN CITY 2021〜City Pop Chronicle〜』では公演時間が制限されていた時期だったため余裕で1枚に収録可能だったが、2本のライブをBlu-ray2枚&CD2枚に収録していた。『DEEN The Live 2022〜Hot mirror ball & Spur night〜』ではBreak24がCD2枚になり、Winter Love 2022は映像のみでCD無しとなっていた。映像と同じ内容のCD化には2014年武道館公演以降やたらと傾倒していたが、今作では映像を1枚にまとめてまで全曲CD化にこだわるとは…そんなにCD化に需要があるのだろうか。
Blu-rayは2本のライブが連続ではなく、別階層になっているため(特典映像もまた別階層)、全て一気に再生する事は出来ず、どちらかを見ると1度メニューに戻る仕様。CDではメドレーはまとめて1トラック収録というのが恒例化していたが、今作ではメドレーが1トラック化されずに1曲1曲収録されている。
DEEN LIVE JOY-Break25〜DANCE
IN CITY〜
『DANCE IN CITY〜for groovers only〜』を引っ提げてのツアーという事でアルバムの曲を中心にしつつ新旧織り交ぜた内容。シティポップのダンスナンバーと言う事でオシャレでノリのいい曲が多いが、昔のように振付連発で盛り上がるのは過去振付があった曲に限られ、新曲にはこれといった振付は施されていない。どちらかというとグルーヴィーな演奏全体を堪能するような感じ。「mirror
ball」が1つ前の通常ツアーBreak24のタイトルナンバーだったり、前年の『DEEN The Best DX』の3日目でparis
matchをゲストに呼んだばかりだったので半年程度しか経過してない上、「ふたりだけのダンスフロア」→「dance
floor」に改題しただけで同じ曲なので若干またやるのかというところはあるけど、全体にはバランスのいい選曲。
一応珍しいキセキバージョンで演奏した「夢であるように」「翼を広げて」はアコースティックコーナーという扱いになっているが、演奏メンバーは全員揃っており、通常と異なるのは全員着席での演奏+ギターがアコースティックになっている。またこの2曲の演奏シーンだけで全編モノクロ加工が施されているという謎の小細工を突如施したのはどういう風の吹き回しか(間のMCはカラー映像に戻している)。モノクロ加工なんて初期の映像作品を彷彿とさせる(横浜アリーナの「永遠をあずけてくれ」とか)。映像ではMCも残されているがそんなに長いトークは無く、また「coconuts feat.butterfly」演奏終了と同時にフェードアウト強制終了となってしまうので唐突に終わる感じはある。CDだとそもそも曲部分だけなので気にならないが、映像がまたしてもちゃんとしたエンディングになっていないのは少し気になるところ。最近このパターンでの収録多いな。
DEEN AOR NIGHT CRUISIN'〜6th
Groove〜 1st Stage
2nd Stageとはセットリストが異なり、被っている「このまま君だけを奪い去りたい」もこっちでは通常アレンジ(ただしサックス付)で区別されている。ただ2nd以上にAORではないだろう…という曲が多く、「君がいない夏(acoustic
version)」「coconuts」「ひとりじゃない〜SKA Style〜」「夏の雨」はAORというよりも3曲は『クロール』『バタフライ』収録曲だし、夏のリゾートライブ向けの選曲なのでは…。開催時期がリゾートライブの時期だったのも影響しているのかもしれないが、今回ちょっとAOR
NIGHTとしての住み分けを外し過ぎた感はある。シティポップ路線でのアルバムが増えたんだからAOR3部作アルバム+シティポップ路線アルバム4作とその他のアルバムからAORっぽい曲だけでしばらく回せそうだし、AOR
NIGHTは普段披露しない曲を見に来るライブであって定番曲を見に来ているわけではないと思うので、「このまま君だけを奪い去りたい」演奏されても嬉しくないのでは…(インタビュー映像ではAOR
NIGHTでは「このまま〜」はやらないと思われれていただろうから驚いたと思うといった旨語っているのでサプライズ狙いだったっぽいけど…)。
選曲は少し残念なものの、演奏は落ち着いて安定していて素晴らしいし、声の調子も上々。「このまま君だけを奪い去りたい」1番サビ終わりの"信じていたいよ"の"て"を裏声にするクセが今回は発動せず全部張り上げているし、低音カスカス期はかなり歌いにくそうだった「翼を風に乗せて〜fly away〜」もスムーズに歌っている。また謎に「kokomo」引用パートを外したがバタフライでもないクロールのままの「coconuts」は新バージョンだし、「君がいない夏(acoustic version)」もバンドバージョンも新バージョンといえる。聞きどころは多い。
一方でMCはメンバー紹介の最初の挨拶以外は全カット。2nd Stageでは他のMCも残していたが…1枚のBlu-rayに2本+特典映像まで全部収録する関係で削られてしまったのだろうか。
2本のライブとも演奏の迫力と声の調子は上々。『DEEN The Best DX』では声が出ていないわけではないけど声が薄くなっている感じがあったけど、2本とも戻しているので『DEEN The Best DX』の時がたまたまそういうコンディションだったのだろうか。『DEEN The Best DX』では演奏にも違和感があって迫力不足に感じたが、その点も戻っていたのは良かった。『DEEN The Best DX』のミックスがいつもと違っていたのが大きかったのかも。
特典映像「TALK IN
CITY」
2つのライブを振り返ってのトークは5分程度で終了、以降は公式サイトのプロフィールの内容が薄いので改めてプロフィールを作ろうとなってその場で2人に質問項目に記入してもらい1つずつ見ていくというYouTubeのユルい企画みたいなのが突然始まる(ライブ振り返りと合わせて30分弱)。そんなに面白いトーク映像ではないが、どこまでも一直線で素直な池森さんの性格がよく出ている印象で、作曲撤退以降の音楽志向の変化も改めて納得してしまうような内容だった。山根さんが好きな音楽をビートルズとして若い頃からの音楽ルーツとしてブレていないのに対して池森さんは今後の目標を聞かれれば蕎麦事業の拡大だし、趣味も特技もゴルフ一直線だし、かつて言っていたドームツアーは到底無理筋になって忘れてしまわれた様子。一応"二刀流"のうちの一刀でDEENでのプロフィールの話で目標を聞かれているのだから音楽の目標を回答してほしいところだが、自分でも言っているように熱中すると一直線な性格でこうなってしまうところが実にらしいといえばらしい。さらに好きな音楽でも聞いた事も無いようなハワイアンのシンガーやアルバム名を回答。スティービーワンダーの名前もチラッと出しているがすっかり若い頃に憧れていた過去として処理され、好きな音楽が全く違う方向性にアップデートされてしまっている様子。作曲から撤退して、R&Bへの興味もほとんど感じられなくなって久しいが、どこへ行っても原点であるビートルズに戻ってくると語る山根さんとは真逆なのが面白いと同時に2010年代以降明らかに音楽志向が変わり果てている感じがしていた事への改めての正式回答のようでもあった。同時に作曲復帰はもうないなこりゃ。
印象度★★★★☆
2025.6.22更新