DEEN Summer Resort Live〜7th wave〜
2020/9/16 大さん橋ホール
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | いつか僕の腕の中で | 池森秀一 | 山根公路 | 5thシングル『瞳そらさないで』C/W |
2 | このまま君だけを奪い去りたい | 上杉昇 | 織田哲郎 | 1stシングル |
3 | 君の心に帰りたい | 池森秀一 | 山根公路 | 2ndアルバム『I wish』収録曲 |
4 | 翼を広げて | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 2ndシングル セルフカバーベスト『The Best キセキ』収録Ver. |
5 | 君がいない夏 | 小松未歩 | 小松未歩 | 12thシングル |
6 | 夢であるように | 池森秀一 | DEEN | 13thシングル セルフカバーベスト『The Best キセキ』収録Ver. |
7 | 永遠の明日 | 池森秀一 | 池森秀一 | 34thシングル |
8 | 自転車レース | 池森秀一 | 山根公路 | 11thアルバム『クロール』収録曲 |
9 | Celebrate | 池森秀一 | 山根公路 | 35thシングル |
10 | 翼を風に乗せて〜fly away〜 | 池森秀一 | 鈴木寛之 | 25thシングル |
11 | MC | |||
12 | 歌に願いを〜SONG FOR YOU〜 | 池森秀一 | シオダマサユキ | 7thアルバム『ROAD CRUISIN'』収録曲 |
13 | 月光の渚 | 池森秀一 | 田川伸治 | 28thシングル『レールのない空へ』C/W |
14 | Blue eyes | 池森秀一 | 山根公路 | バラードベスト『Ballads in Blue』収録曲 |
特典映像 | ||||
そばにいるだけで(LYRIC VIDEO) | 池森秀一 | 山根公路 | 4th配信シングル MV フルバージョン初公開 |
メンバー
Vocal | 池森秀一 |
Keyboards | 山根公路 |
Support Members | |
Guitar | 侑音 |
Bass | 石田純 |
Drums | 矢野顕太郎 |
1st Violin | 下川美帆 |
2nd Violin | 氏川恵美子 |
Viola | 青木史子 |
Cello | 中村美保 |
初回盤Blu-rayには『DEEN Summer Resort Live〜7th wave〜』2020年9月16日大さん橋ホール公演の模様を全曲収録。2020年9月に兵庫神戸新聞松方ホール・神奈川大さん橋ホール・長野軽井沢大賀ホールの3ヵ所で2公演ずつ6公演行われたライブのうちの4本目(大さん橋ホール公演の2日目)となる。MCは全カットされているが「歌に願いを〜SONG FOR YOU〜」の前のこの状況下での感謝のMCのみ残されている。特典映像として「そばにいるだけで」のMVを収録。You Tubeでは1コーラスのみのショートサイズでしか公開されておらず、フル収録は初公開となった。
2009年より夏のリゾートライブとして不定期シリーズ化(最初の3回は'09、'10、'11と年号で4回目から"○th wave"カウントになった)して今回は2018年以来2年ぶり(2人になってからは2度目)。'09は『LOVERS CONCERTO』初回盤DVD、'10は『ALL TIME LIVE BEST』初回盤DVD、'11は『DEEN at 武道館2011 LIVE JOY SPECIAL』初回盤ライブCD、4th wave(2014)は『DEEN at 武道館 2014 LIVE JOY SPECIAL』Blu-ray盤特典ライブCDとなっていたが、5th wave(2016)、6th wave(2018)は未発売。今回は6年ぶりの商品化にして映像化としては最初の2回以来10年ぶりとなる。
前回6th waveが新バンドメンバーでの最初のライブでどのようなアレンジで披露していたのか不明だが、少なくともCD化されていた4th waveまでは基本的に既存のアレンジの中からアコースティックバンド編成に近いバージョンを選択してストリングスがいればストリングスを加えるみたいなアレンジだったが、今作では新バンドメンバーと新たにアレンジを練ったような新アレンジでの披露曲が多い。今回も原曲キーでの披露だがキセキバージョンの場合はキーを下げて作っているのでわざわざ原曲キーに上げたりはせずにそのまま。ほぼオリジナルアレンジなのは「いつか僕の腕の中で」「自転車レース」「翼を風に乗せて〜fly away〜」、キセキバージョンの「翼を広げて」「夢であるように」くらい。それ以外の曲は聞いたことのない新アレンジになっているのでなかなか新鮮だった。大幅にイメージが変わるほどのアレンジ変更はしていないので、違和感も無い。通常ライブではキーを戻した田川脱退となった25周年武道館ライブ以降は基本的にオリジナル原曲アレンジをほぼ忠実に再現する形での披露が続いていたので新バンドメンバーそれぞれの色というのがあまり見えなかったが、このライブでは異なるアプローチが満載で新バンド感がかなり出ているのでこれが1番の聞きどころだ。「君がいない夏」はアコースティックバージョンがあるし、「Blue eyes」もリゾートライブ用に『クロール』でリメイクしたバージョンがあるし、「Celebrate」なんかこの編成ならそのままオリジナルアレンジで行けるのにそういう曲でもアレンジ変えてきているのは意外性があった。また今回は最初から最後まで全員で演奏していて、ストリングスだけとかベースドラム抜きとか今までやっていた一部楽曲での抜きの編成をやっていないので原曲ではバンドの入っていない「歌に願いを〜SONG FOR YOU〜」がバンドバージョンだったりもする。選曲だけ見るとあまりレアな曲はないなと思ったが、いざ見てみたら新鮮で聞きどころが多かった。
原曲キーの池森さんは今回も好調だが、いきなり高音ギリギリの「いつか僕の腕の中で」はさすがに無理しすぎ。座り歌唱なのに1曲目から動きまくって絞り出しているし、せめてBallads in Blue style(サビの高音部は全部裏声)にすればいいのにサビ終わり部分("明日にときめいて"のところ)だけBallads in Blue styleでそれ以外は原曲準拠の地声張り上げで頑張っているので最後まで持つのか心配になった。表情もかなり凄い事になってるし…。しかしそれ以降は表情こそ決死な感じではあるが、低音も高音も安定した伸び。低音の安定感が増したので4年前のこの時はAメロ部分でとにかく空気が抜けてしまわないように1音1音力んでブツ切り歌唱しまくっていた「翼を風に乗せて〜fly away〜」も実に伸びやか。
「そばにいるだけで(LYRIC VIDEO)」はフルサイズになったとはいえ元々が簡易な映像で歌唱する池森&歌詞表示だけだったのでフルサイズになっても新たな映像が出てくる事も無く簡易なままであった。
印象度★★★★☆