エール/FUNKY MONKEY BΛBY’S

2021年9月22日
初登場16位 売上0.6万枚
初登場21位 売上0.3万DL

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2013年に解散、2021年3月11日東日本大震災から10年を迎える日に放送された『音楽の日』でDJケミカル含めて一夜限りの3人での復活を果たした後に、実家の住職を継いだDJケミカルは参加せずファンキー加藤とモン吉の2人で活動を再開すると発表。これに伴いFUNKY MONKEY BABYSからFUNKY MONKEY BΛBY’Sへと表記変更された。読みは同じでBABYSがBΛBYSへと変わった。Λはちょっとわかりにくいというか表記トラップじゃないか

活動再開後1作目のシングル。

有名人顔ジャケットは継続したが活動半分頃から採用していた初回盤DVD付は無く一般発売は通常盤1種のみ。
FC限定盤は「ファンキーモンキートーキング~焚き火が本音を照らし出すSP~」DVD付ボックス仕様。

1.エール

作曲は田中隼人、大知正紘との共作、アレンジは田中隼人。
とっくにやっていたと思われる「エール」という直球なタイトルをまだ使っていなかった…という事で今あえてこの時代にぶつける再始動作としてのエール。かつてのファンモンらしさを意識しながらも積み重ねてきた空白の時間や単純に年齢を重ねた事も加味されている…というかさすがにいつまでも現役で若者ぶったり、対象年齢を変えずに相変わらず10代や学生世代にエールを送ったりはさすがにしていない。その点はしっかりしていて自分たちもリスナーも確実に年齢を重ねているのは前提として、あの頃学生だったリスナーが社会の中でもがく世代になったのを想定してそこに向けての応援になっているので当時のファンもある程度共感しやすいんじゃないかと思う。まあここから続けていく難しさはあると思うし、もうファンモンに励まされた当時が過去になっていて戻ってこないリスナーの方が多いとは思うんだけど、今作に関してはちゃんと今歌う意味のあるメッセージなんじゃないかなと。その上で変わらぬファンモンらしさも確かにあって復活にふさわしい。相当苦労して生み出したそうだがそれだけのことはある絶妙なバランスの上にある1曲。

インタビューにて基本的にモン吉が曲を作って、ファンキー加藤が歌詞を書いてケミカルはその間寝ている、というのが昔のやり方で今回もケミカルがいないだけでそれを踏襲していると、さらっと曲作り時の基本体制を語っていたが、モン吉が作曲面での要だったんかい…。その割にソロで即刻再始動したのはファンキー加藤で方向性もあまり変わっていなかったが…。まあファンキー加藤ソロでも田中隼人、大知正紘、soundbreakersらがそのまま共同作編曲で関わっていたから彼らの功績が大きいのかもしれない。
★★★☆☆

2.今だってI LOVE YOU

作曲はNAO the LAIZA、クレハリュウイチとの共作。
まさかのHIP HOPノリのラップソング。ベスト盤に選出されるようなC/Wやアルバム曲ではHIP HOPしている曲は全くなかったのでヒットチャートミュージック第一主義でKICK THE CAN CREWくらいのラップをするスタイルにさえ興味ないのかと思っていた。今の時代のラップシーンに合わせた感じではあるし、ヒットチャートのラップ系ミュージシャンをHIP HOPシーンの重鎮がセルアウトだなんだと揶揄するような20年前とは情勢も違ってきているだろうから余計ないざこざも呼ばず今はやりたいようにやれるところもあるとか?
★★★☆☆

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