俱に/銀の龍の背に乗って /中島みゆき

2022年12月14日
2022年11月28日(先行配信DLのみ)
初登場8位 売上1.9万枚
初登場8位 売上1.7万DL(俱に)
9.2万DL(銀の龍の背に乗って)

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3年3ヵ月ぶりのシングル。新曲自体が2020年1月のアルバム『CONTRALTO』以来。2020年12月のベスト『ここにいるよ』、2021年はCD(レコード)発売が無いという1975年のデビュー以来初めての年となっていた。今年は2月にライブ盤発売があったものの2020年にツアーが新コロ騒動により強制途中中止となって以降本人稼働の動きが無い状況でその時のライブを音源にしたものだった。引退説がささやかれる中で週刊誌の取材にて新作の準備を進めている事をほのめかして健在をアピールすると、サントリーBOSSのCMに宇宙大統領役で出演。立て続けに今作の発売が発表された。

「俱に」は新曲。「銀の龍の背に乗って」は2003年の38thシングルを当時の音源そのままで収録。マスタリング表記が無いため、いつの音源なのかは不明。

「ファイト!」や「糸」といった代表曲は元々アルバム曲だった何年も後になってシングルカットしたもので、2ndシングル「時代」と30thシングル「時代」はリメイクによる別音源だが、今回のように当時表題曲として発売されたシングル曲をそのままもう1度表題曲として発売するのは中島みゆき史上初となる。

中島みゆきはシングル曲をAmazonのみでストリーミング配信を行っていたが、11月28日に主要サイトでシングル曲のみのストリーミング配信を解禁。同時に今作はDL販売のみの先行配信が行われた。DL版ではTV MIX(カラオケ)はカットされている。

1.俱に

フジ月9ドラマ『PICU 小児集中治療室』主題歌。穏やかな始まりから高らかに聞き手を励ましてくれる応援歌的な楽曲。70歳となった中島みゆきに今もなお”俱に生きてゆこう”と力強く歌われるのだからまだまだリスナーを励まし導いて欲しいなと改めて思う。

貫禄の良曲…ではあるがさすがに瀬尾一三のアレンジにしても曲自体にしても王道的、マンネリも否めず、さすがに新しくはないし、過去を越えていく感じでもない。20年近く前から親しまれている名曲「銀の龍の背に乗って」との両A面ではさすがに分が悪い。しかし曲が短くなっていく時代に堂々6分半の超大作というブレなさ。そもそもストバラ時代に関係なく、派手なアレンジを昔からしていたし、時代に左右されず同じ作風を貫いているのだから関係ないか。
★★★☆☆

2.銀の龍の背に乗って

映画『Dr.コトー診療所』主題歌。2003年ドラマ『Dr.コトー診療所』主題歌の38thシングルとして発売、2004年の『特別編』、連ドラ第2シリーズ『Dr.コトー診療所2004』でも引き続き起用されていたが、16年ぶりの新作となった2022年の映画版でもそのまま継続起用された。38thシングルも廃盤になっておらず現在も販売継続しているが、映画公開と月9最終回それぞれの直前となるタイミングで抱き合わせて1枚にまとめた形。

改めて名曲…だがリミックスするなりなんなりはしてほしかったところではある。いつのマスタリング音源なんだろうか。厳密には『恋文』収録時に冒頭にリップノイズのような音が入っていたのを修正して消して以降そっちを使用していたと思うんだけど、『十二単~Singles 4~』でTom Bakerによる音圧下げリマスター、『前途』でStephen Marcussenによるリマスターが施されこれが2016年。今もStephen Marcussenのはずなのでやっているなら2度目のStephen Marcussenリマスター、もしくは『前途』のままと思われる。

20年近く前の楽曲だけにやはりこの頃の方が声の力強さはある。明らかに「俱に」の方がおばあちゃん感はあるし、本当に変わらぬ超人というわけではない。そこは人間だ。
★★★★★

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