ALIVE-season 03-/ClariS
2025年4月16日
エリー、アンナが加入して3人になってからの2曲目。今回も既存曲セルフカバー。カレン在籍時2022年24thシングルのセルフカバーなのでセルフカバーは初。
2人が3人のハーモニーになり、より色彩鮮やかになった…のか?ClariSはアリス時代から大きな癖のないスッキリしたボーカルだったので未だに誰がどの声なのか把握してないし、新加入の2人もそこは崩していないのでそこまで大きな変化は感じない。さすがにファンなら変わった感じはあるんだろうけど、なんとなく名前とタイアップ次第で曲をいくつか知っている程度だとアレンジと少なくとも1人は同じ声なのでこれは“知っている「ALIVE」”なんじゃないかと。
★★★☆☆
TWILIGHT!!!/King Gnu
2025年4月18日
映画『名探偵コナン 隻眼の残像』主題歌。映画公開日の配信。東京事変、BUMP OF CHICKEN、スピッツ、aikoとここのところベテラン続きだったため、現在32歳のKing Gnuはその前の2019年のHIROOMI TOSAKAと並ぶ久々に若い/新しめのアーティストとなる。その前も大ベテランばかりだったので2014年の柴咲コウや2012年のいきものがかりでようやく少し下くらい、20代での映画主題歌は初期の倉木麻衣、愛内里菜、三枝夕夏くらいしかいなかったと思われる(小松未歩やGARNET CROWは年齢不明)。
クールな打ち込み系主体の電子ナンバー。エンディングっぽくもなく、分かりやすいメロディー展開も無い200%サビどこ楽曲で早口と裏声でまくしたてているうちに聞きどころがどこかも分からないままに駆け抜けていく。唯一のトピックは中盤で曲調が変わる部分のフックとしてアニメ『名探偵コナン』のCM間で使用されているドアの閉まる音を導入している部分か。“コナンのドアの音が入った曲”以外にマジで掴みどころが無さすぎる。今までの曲も良く分からない部分もあったが、今作は聞き応えもあまり感じずマジで分からん。良く分からないけどカッコいいというラインにさえ初めて届かなかった。老いて枯れんだ!
★★☆☆☆
賜物/RADWIMPS
2025年4月18日
NHK連続テレビ小説『あんぱん』主題歌。ギター桑原脱退後2人体制で最初の新曲。
脱退した桑原は素行不良が原因だったっぽく、不倫騒動の時はしばしの自粛で済ませていたのがここに来てついに野田の我慢の限界による放出のような脱退だったので相当だったと思われ、実際桑原がその後SNSでバンド時代の文句をかなり言い出して物議を醸している有様でやっぱりなぁ…という答え合わせみたいになっている。が、ギターの腕は確かだったようでバンドサウンドから遠ざかった最近の野田洋次郎サウンドの中ではメンバーの存在感が薄れていたのも確か。恐らく在籍していればもう少しギターが目立っていたんじゃないかと思うけど、今作は完全にソロ作のような電子主体サウンド。近年の朝ドラ担当者が自身の本来の音楽性よりも朝ドラ優先で作風を変えているのに対して全くそんなことはない得意の早口歌唱で野田節を全開にしている印象。一連のアニメタイアップ時のようにその気になればキャッチーでポップな曲も用意できるはずだし、実際分かりやすいバラードも一応準備したらしいが却下したという。朝ドラ側もそれに応えて昭和~平成初期までの物語に近未来感溢れるOP映像を制作。のぶ(今田美桜)ではなく、今田美桜本人の「あんぱん」出演記念MVみたいな異色すぎる仕上がりに…。
当初何言ってるのかも分からずイマイチだと思ったけど、同日に「TWILIGHT!!!」が配信されてくれたおかげで相対的に同じような早口まくし立てでも聞きやすい、「TWILIGHT!!!」より歌詞も聞き取りやすかった、これでも「TWILIGHT!!!」よりメロディーがちゃんとあった…と思えてしまうという偶然の効能が生まれた。また近年のRADWIMPSの曲は趣味性が強すぎるか、サントラ系ばかりだったのもあって久々に勝負曲っぽくもある。しかし2番の途中という朝ドラでは全く使用しないところで急にシンプルバラード化してそこで昭和の世界観(古き良き日本の民謡っぽい雰囲気)を出してくるとか攻めすぎ。ここまで攻めてしまうのもまあらしいといえばらしいし、『あんぱん』にサウンド感は合ってはいないと思うけど、全体通して聞くと『あんぱん』をきっかけに生まれた曲としては悪くないし、違った印象にもなる。
★★★☆☆
Addiction/櫻坂46
2025年4月18日
30日発売の2ndアルバム表題曲の先行配信。またアルバムの新曲は史上初のこれ1曲ポッキリで後はInterludeで既存曲の隙間を穴埋めするだけと判明、代わりにTYPE-Aにリミックスミニアルバムが付属し、世界的リミキサーが参加しているというアーティスト性のある話題性勝負に打って出る算段らしい。配信時点では参加メンバーは非公表のため不明だった。ただし新曲が1曲しか無いのでこれに参加してないと数名がアルバム参加なし(フォトブック撮影参加のみ)になってしまう事になるのでさすがに今回は全員参加ではないかという大方の予想通り、2,3期生全員参加である事が27日のMV公開と同時に判明した。Wセンターは藤吉夏鈴、山﨑天。
作曲は野口大志,浦島健太、編曲はAPAZZI。最近の櫻印感ある攻めのシングル群よりもかなりライトで、たぶんシングルにはならないし、近年のシングルを全く邪魔しないが程よくらしさを残したような正しくアルバムリード曲って感じのリード曲。
★★★☆☆
愛の花/玉城千春
2025年4月23日
昨年7月のアルバム以来の新曲。NHKラジオ「深夜便のうた」4~5月放送曲。
得意のピアノバラード。合唱風になるところはいつもと違う部分だが、まあ金城がピアノ弾いてないだけのKiroroだよね…。
★★★☆☆
名前/大原櫻子
2025年4月23日
2ヶ月ぶり新曲。6月にアルバム発売が告知されており先行と思われる。アンジェラ・アキの提供曲で編曲は河内肇。主演ミュージカル「この世界の片隅に」の音楽をアンジェラ・アキが担当していた縁で実現。今回はミュージカル曲ではなく、アンジェラ・アキが大原櫻子の経験や想いを汲み取って“素顔の大原櫻子”という存在に深く迫り、”今まで見せなかった心の内なる叫びと強い覚悟が表現された新境地となる力強いバラード”と紹介されている。
piano & programming: 河内肇
guitars: 浜口高知
bass: 沖山優司
drums: 石若駿
strings: 室屋光一郎ストリングス
chorus: アンジェラ・アキ
YouTubeでクレジットが公表されており、まさかのフルバンド編成+ストリングス。最近はバンド風1人オケ制作連発に縮小していたのに急にどうしたんだ。シリアスな本格ストバラ。思いのこもった勝負作的バラードではあるが…普通…。
★★★☆☆
Star/星野源
2025年4月23日
5月14日発売のアルバム『Gen』からの先行配信。
最近の流れに沿ったマイペース、ファン向け感のある星野源流のポップス。まあこういうアルバムなんだろうなぁ…。
★★★☆☆
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