MiMyCEN/MiMyCEN

2001年9月19日
『夏のかけら』以来となるComing Centuryの事実上2作目のシングル。
4~9月までTBS深夜で放送された『ミミセン!』から誕生した企画作で、森田剛(ギター)、三宅健(ベース)、岡田准一(ドラム)で正式な番組名及びバンド名Midnight Mysterious Centuryを結成。MiMyCEN/ミミセンとはMidnight Mysterious Centuryの略称となる。3人がパンクバンドを結成して曲作りやライブを行うまでをドキュメント風に描くという番組内容でCDリリースをゴールとして9月28日で番組は終了、バンド企画も終了となった。終了翌週からは全くの別企画のバラエティ『オトセン!』→『オトセンⅡ』で1年続いた後にV6全員出演の『ラブセン!』となってさらに2年放送された。
エイベックスのインディーズレーベルRhythm REPUBLICからMiMyCEN名義でリリースされたため、Coming Centuryの文字はどこにもなく、品番はいつものAVCDではなく見慣れないRRCD-85300だった。CDタイトルもそのまま『MiMyCEN』となっているが、曲名ではなく3曲の新曲を収録。この1,2年後に”青春パンク”というカテゴライズが浸透するように当時盛り上がっていたインディーズのパンクバンドのブームに乗っかっての企画だったようだ。
翌年の『Best of Coming Century〜Together〜』には収録されず、『Very bestⅡ』への収録も無かったが、解散時のV6のアルバム『Very6 BEST』では選曲対象となっていて、あなたのお名前入りスペシャルBOX盤のユニット曲枠で1曲だけ選曲されて唯一のアルバム収録を果たしている。
2025年のComing Century全曲配信時も配信されず、『Very6 BEST』あなたのお名前入りスペシャルBOX盤も当時わずかな期間の予約限定で入手不可であるため、現在でも直接このシングル盤を探してくるしか聞く手段はない。
MUSICIANクレジットでは3人も担当楽器の演奏者としてトップ表記されているが、3曲全てにスタジオミュージシャンも併記されている。このため設定上表記しただけで練習はしたがレコーディング不参加ライブでの演奏だけなのか、基本的な演奏はメンバーが担当して難しい部分をスタジオミュージシャンで補強したのか、メンバー3人がどこまで演奏しているのかは不明。
GET SET…GO!
作詞:森田剛,三宅健、作曲:岡田准一、編曲:久米康隆
曲作りも演奏もやった事のないバンド初心者の3人が頑張って作った自作曲をプロがロックバンド風にアレンジしたらこうなった…以上の印象がなかなか出てこない…。正直かなり素人感の強い1曲で若さと元気さと勢いはあるか。3曲の中では最も長いが3分15秒とかなり短め。
★★★☆☆
燃えろ紅ショウガ
作詞:CRAZY-SKB、作曲:QPクレイジー、編曲:高橋KATSU
QP-CRAZYメンバーによる提供曲。編曲は外部のアレンジャー高橋KATSUでギターとしてもクレジットされている。『Very6 BEST』あなたのお名前入りスペシャルBOX盤ではメンバーが関与している他の2曲ではなく今作のみが選曲された事から人気が高かった模様。
といっても同じフレーズ2行(意味不明)に3人の苗字の3連呼を3人分3回繰り返すだけであっという間に終わる1分10秒しかない短曲ロックナンバー。あっさり終わってしまいえ?マジか?という印象しか残らない。3曲の中で今作だけ選ばれたのは3人の名前が連呼されるから?
★★★☆☆
ナニガナンデモ
作詞:ミミセン 作編曲:CHIROLYN
hide with Spread Beaverのメンバーで当時はCHIROLYN & THE ANGELSとしてもメジャーデビュー、以降も複数のバンドに参加しているCHIROLYNによる提供曲。作詞はメンバー、演奏はThe COLTSメンバーがドラマー以外5人が参加している。
歌というよりロックサウンドをバックにラップというか台詞をシャウトしているだけで終わってしまうこれまた2分7秒しかないあっという間のパンクな短曲。今作のみ提供したCHIROLYN氏のベスト盤にLive Versionとしてセルフカバーが収録されており、そのセルフカバー版を配信で聞く事ができる。
3曲ともメロディーを聞かせるというよりパンクロックバンドやってみましたといった、勢いで突き抜けていくようなインディー感が強め。6分半程度で3曲終わってしまうのだからかなりあっという間のシングルだ。良くも悪くもJニーズらしからぬ…というかJニーズだから深夜枠でやりたい放題やれたような企画だったのかなと。TV発企画シングルなんかとりあえずもう少しヒット性のある曲を用意しそうなものだが、今作は全くヒットを意識せず、カミセンでパンクロックバンドやるっていう一点突破で企画を貫いた感じはある。これっきりで終わってしまったが『○○セン』の番組名フォーマットと放送枠はその後も数年維持していた事を考えると非売れ線でパンクバンドをやるというのは深夜番組としてもあまりに尖りすぎた企画だったのは間違いなく、続けられる企画ではなかったのかもしれない。
★★★☆☆
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