60th Only One,Only You
2022年9月21日
前作に続く単独タイトルシングル。C/W3曲のうち2曲「GALAXY」は5月25日、「クロムノワール」は6月1日にGLAY App限定先行配信、7月22日、8月26日には一般配信もされ、今作でCD化となった。
これまでDVD付、CDのみの発売だったが今作より新たにBlu-ray付でも発売を開始した。値段はDVD付と同じで、DVD付の発売も継続している。
Blu-ray付、DVD付には「Only One,Only You」Music Video、「祝!GLAYシングル60枚目発売記念「60枚振り返りコメンタリー」」、GLAY LIVE TOUR 2022~We♡Happy Swing~Vol.3 Presented by HAPPY SWING 25th Anniv.から3曲のライブ映像を収録。加えて「祝!GLAY 60th シングル発売記念「シングル振り返りブックレット」 100P」封入。映像作品サイズ(トールケースサイズ)のスリーブケース&デジパック仕様。
注目すべきは「祝!GLAYシングル60枚目発売記念「60枚振り返りコメンタリー」」で映像ではなくほぼテロップ付ラジオ番組(メンバーの静止画にテロップが出るのみ)だが、歴代シングル表題曲を振り返っていくトーク番組で内容が薄い部分もあるが(後半の『G4』シリーズなど複数A面シングルでは1曲しか触れなかったり…)、興味深い話をたっぷり聞く事ができる。
Only One,Only You
作詞作曲:TAKURO、編曲:GLAY&亀田誠治
TAKUROが今の世の中に対する想いと祈りを込めた、平和に対する強い願いが込められた曲。ウクライナでの戦争、そして終わらない自粛ムーブの果てに思う事…という感じで基本的に反戦の思いを歌いつつもおかしくなっていた世相への皮肉も感じ取れるような…。サビ前の“それでも僕らは息を殺し潜んでる やりたくはないがそれが正しいと教えられた 愛を盾に”って戦地に出向く兵士の思いを代弁しているように見せかけて、あの頃の空気感と綺麗に一致する。そういう意味ではとても身近に感じられる内容ではあった。
ただシングルでの打ち込み路線はさらに進行。新しいと言えば聞こえはいいが、トラックメイカー色の強いバンド感皆無の仕上がりはどうにもしっくりこない。
★★★☆☆
C/W GALAXY/GLAY×80KIDZ
2022年5月25日(GLAY App限定配信)/7月22日(一般配信)
作詞作曲:TAKURO、編曲:GLAY&亀田誠治&80KIDZ
最初のGLAY App限定配信の際はデビュー記念日に合わせての配信だった。「Into the Wild(80KIDZ Remix)」を担当していた80KIDZと新曲でのコラボ。80KIDZの要素が強い異色すぎるデジデジアップナンバー。実験のための実験コラボ曲といった装いだがこれのどこに亀田誠治が関わる余地があったのかは謎。リモート中心のこの時期にわざわざ一緒にスタジオ入りしていたのか、リモート会議にしれっと一緒に参加していたのか。きっとどこかに意見を入れてはいるのだろう…。
★★★☆☆
C/W クロムノワール
2022年6月1日(GLAY App限定配信)/8月26日(一般配信)
作詞作曲:TAKURO、編曲:GLAY&亀田誠治
テレビ東京系『WBS ワールドビジネスサテライト』テーマ曲。タイアップ的にもそんなに明るい曲とかロック系は求められない感じではあるけど、暗めな歌い上げバラード。イントロのストリングスが演歌・歌謡の世界すぎて驚く。この曲でもまたドラム打ち込みになってしまうなど、全員集合せずにリモート制作された感が凄い。
★★★☆☆
C/W WE♡HAPPY SWING (2022.7.31 幕張メッセ)
作詞作曲:TAKURO、編曲:GLAY
7月31日に幕張メッセでファイナルを迎えたファンクラブ「Happy Swing」発足25周年アリーナツアー『GLAY LIVE TOUR 2022~We♡Happy Swing~Vol.3 Presented by HAPPY SWING 25th Anniv.』のために書き下ろしたゴキゲンなロックナンバー。ライブ音源だが当時声出し禁止真っ只中だったので、以前のライブ音源のような大歓声が皆無。よってスタジオでライブっぽく1発録音した音源のようにも聞こえる。また前作のライブ音源加工群とは異なり、ストレートなバンドサウンドをこのシングルで唯一聞く事ができるので安心感はあった。
★★★☆☆
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