21st ビロードの闇
2005年6月15日
作詞:Satomi、作曲:林田健司、編曲:CHOKKAKU
C/W「春雷」は共通、初回盤は3曲目「10years」+表題カラオケ(Backing Track)を収録、通常盤は3曲目「Anniversary(Live at Tokyo Dome)」収録。元の30万前後の売上に戻った。
「ボクの背中には羽根がある」→「情熱」の流れを彷彿とさせる聞かせる名曲の後のアーティスト性を強めたダンスナンバー。90年代半ばのSMAPへの「$10」「君色思い」「KANSHAして」「青いイナズマ」提供(もしくはカバー)で名を知られる林田健司だがSMAPの制作体制が90年代末に変更されてからは起用がなく、ブラックビスケッツ「STAMINA」辺りが最後の記憶になっていたので久々に名前を見た。以降Jニーズとの縁が復活してKinKi Kidsへの提供だけでなく、後輩達への提供もちょこちょこ行っている。編曲もCHOKKAKUだし、90年代SMAPのようなクレジットではあるが…。雰囲気は完成されているんだけどアーティスト色が強すぎてあまり好みではない…という感じ。以降こんな感じの曲が増えて、周囲みんなが知っているヒット曲という感覚は一気になくなった。
曲自体よりも“Mステ打ちひしがれ事件”として有名。発売直前の6月10日の出演時に最初のAメロで光一が“僕らは見ることさえ許されないだろう”という歌詞を”僕らはひとりで打ちひしがれるだろう”と1行目の”ひとりで”と2行目の”打ちひしがれる”合体させて歌唱し、続く剛が”砂漠のように辛辣な”を”砂漠のようにこの都(まち)で”と間違えた後は完全に笑って歌詞を飛ばしてしまっていた。実際に見ていると光一の方は歌詞を間違えたが平然としていて乗り切った、剛は歌詞を間違えて笑ってしまって飛ばした、という感じで剛の方がミスった印象が強かったりはした。またこれだけなら時々ある歌唱ミス事件、むしろKinKi Kidsは生放送で口パクじゃないのが証明された程度の話だったが翌週も出演して2週連続で同じ曲を披露するというスケジュールになっており、翌週出演時に「KinKi事件の瞬間」と題したVTRで問題の箇所を流しながら検証するというトークが繰り広げられた。この際に光一が”打ちひしがれる”を2回歌ってしまって歌い終わった後にも打ちひしがれてしまったわけですね、と自身の間違えを解説。前述のように検証VTRのタイトルは”KinKi事件”だったが、検証トークでやたらと打ちひしがれた事を強調した事から通称”打ちひしがれ事件”としてネタ的に語り継がれる事になったというもの。なお光一の打ちひしがれ連呼を受けた剛がボソッと“打ちひしがれのハットトリック”とも言ったがこれは浸透しなかった。
★★★☆☆
8thアルバム『H album-H・A・N・D-』
3rdベスト『39』
5thベスト『The BEST』
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