5th Happy Happy Greeting/シンデレラ・クリスマス
1998年12月9日
2作連続の両A面シングル。100万枚限定生産と銘打たれており最初から限定盤だった。ただ前2作の状況からしてドラマ主題歌でもない曲ではミリオンは難しいのは明白で、限定だと言っておけば売れると安易に考えていたのかは謎。結局初動40万の時点でかなり厳しく、累計60万に終わり、ここまでの最低を大幅更新してしまう事態となった。しかし40万枚も余ったのならもっと不良在庫が転がってそうだがそんなに余っていた記憶もない。100万枚限定生産はホラで実際はそんなに刷っていなかったのでは
2曲とも季節ソングという事もあってか夏発売の『C album』に未収録となったため、ベスト盤がアルバム初収録となった。
6分越え+5分半近いという2曲のためカラオケ2曲をそのまま収録すると8センチCDの容量限界(約20分ちょい)を限界突破してしまうためか、「シンデレラ・クリスマス」のカラオケは2番を丸々カットして5分27秒→3分50秒まで短くして編集。よく見ると表記も”オリジナル・カラオケ”ではなく“エディット・カラオケ”となっていた。2007年マキシ再発盤では表記はオリジナル・カラオケに変わっており、時間の制約が無くなったのでフルサイズ収録されているのかと思いきや、8センチ盤のエディット音源がそのまま収録されている。2007年盤は「シンデレラ・クリスマス(オリジナル・カラオケ)」となっているが誤表記ということになり、3分50秒のエディット・カラオケのままである。
カラオケアルバム『KinKi KaraoKe Single Selection』に収録された「シンデレラ・クリスマス」カラオケ音源はきちんとフルバージョンとなっている。
なおJニーズ社だった頃の公式ではちゃんと”エディット・カラオケ”表記になっていたが、STARTO ENTERTAINMENTでサイトを作り直した際に”オリジナル・カラオケ”に修正されてしまった。レーベルサイドの公式サイトはELOV-Labelに変わった後もデータはそのまま移行させたようで”エディット・カラオケ”となっている。
Happy Happy Greeting
作詞:松本隆、作編曲:山下達郎
パナソニック『デジカム』CMソング。コンサートでは既に披露されていてファンの間では知られていたらしいが、発売後もあまりヒット曲としては認識されていないままと思われる。というのも今作のMVを制作せず、チャート番組では「シンデレラ・クリスマス」が基本的に流れていた。一応CMタイアップがあったのと、クリスマス過ぎのTVではこっちを披露していたとはいえ、小田和正の両A面2曲目「ラブ・ストーリーは突然に」に対する1曲目「Oh! Yeah!」に近い立ち位置にあるのではないか。
年末リリースだったので新年あけましておめでとうソングにように捉えられるところだが、御祝い事全般に対応できるように歌詞が書かれており、New Year、Birthday、Valentine、Weddingが作中で言及されている。結果何にでも適応できるが、どれか1つに適応した場合に他3つの歌詞が無関係となるため結局何にでも適応できなくなった感もある。少なくともバレンタインや結婚ソングとしてはあまり認識されていない感じはある。KinK Kidsとしては光一が元旦生まれなのでNew Year、Birthdayを同時適応可能で一般よりも適応度が高い。
全体にあまりキャッチーとは言い難く、ハッピーハッピー言ってる割には淡々としていてあまりハッピー感もない。淡々としたアレンジが延々続くというのが最大のインパクトにして掴みにくい部分でもある。あとデーデッデーデーデーデーデッデーデーデーデー…とイントロから歌い出しまでずっと同じ演奏繰り返しているのでカラオケバージョンを聞くとどこから歌い出すのかさっぱり分からない。
★★★☆☆
1stベスト『KinKi Single Selection』
5thベスト『The BEST』
シンデレラ・クリスマス
作詞:松本隆、作曲:谷本新、編曲:長岡成貢
タイアップは無かったがMVが制作されたのがこっちだけだったので、当初こっちしかチャート番組では流れておらず、このシングル=「シンデレラ・クリスマス」というのが一般的なヒット曲認識だったと思われる。ストレートなクリスマスソングのヒット曲という事もあって、後年も意外と愛されておりTVでは「愛のかたまり」ほどではないが年末特番で披露される機会が多くなっていった。
スッキリとした爽やかなクリスマスソング。過度なクリスマス的なシャンシャン装飾がなく割とスタイリッシュだが、シンデレラとクリスマスの組み合わせや流れるようなメロディーにキラキラ感が強く感じられる。これでアレンジまでもっとシャンシャンシャン鳴らしたりワクワクウキウキ跳ねた感じにしてキラキラさせていたら過剰になっていたかもしれない。結果的にそれがKinKi Kidsっぽいクリスマスソングのようになったように思う。”作曲:谷本新、編曲:長岡成貢”、SMAPで実績のある作家陣による洗練されたオシャレなサウンドも聞き心地が良かった。
★★★★☆
1stベスト『KinKi Single Selection』
5thベスト『The BEST』
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