18th モンタージュ

1997年10月29日
前作から3ヶ月、ジャケットの一部に近影が写し出されているが坊主からそのまま伸ばしたようで短髪ながらほぼ以前のイメージに戻ってきている。ドラマタイアップもあり、初登場9位となり前2作で逃していたトップ10復帰で登場週数は10週で前作を下回るが前作を上回る18万枚の売上。ソニー時代では2番目のヒットとなった。
モンタージュ
江角マキコ主演日本テレビ系ドラマ『恋の片道切符』主題歌。相手役が稲垣吾郎だった。視聴率は平均15%を下回り当時としてはあまりヒットしなかった。この同じ秋クールでは木村拓哉が月9『ラブジェネレーション』で30%越え大ヒット、この年初めて連ドラ主演したSMAP最後の主演男草彅剛が2作目の主演『成田離婚』でも18%くらいは取っていたのでSMAPのドラマの中でも稲垣吾郎の出演作だけあまり話題にならない…という流れになってきていた。
これまでに比べると実験的なシングルやこれまでのようなラブソングを脱却しようという試みが目立つソニー時代のシングルでは最もワーナー時代のイメージに沿ったヒット性が高い王道的なポップチューン。Aメロからやたらキーが高いけどその分だけとてもクリアなボーカルが印象的で主人公のピュアさが強調されている。とはいえこれまでと同じというわけでもなく、ラブソングではあるが顔も思い出せない一目惚れ…というか一目惚れした感覚だけが残っている相手へあれやこれや思いを巡らせるという歌詞の内容はやはり今までとは少し着眼点が異なる気がする。”自分の耳が赤くなっていく音を聞いた”など斬新な表現も。
★★★★☆
8thアルバム『Such a Lovely Place』
6thベスト『SINGLE COLLECTION~Such a Lovely Place 1997-1999~』
7thベスト『Song Book“since 1997~2001”』
8thベスト『Completely Recorded』
C/W 僕のものになればいいのに
「情熱」に続いて渋い雰囲気の曲で何ともスッキリしないモヤモヤまったり系の楽曲。タイトルだけ見ると表題曲のダークサイド的な心情を歌った裏モンタージュ的な曲にも見えるが、今作ではお互いがお互いを認識した関係性で相手に恋人がいると言いながら思わせぶりな態度をとる相手に気持ちを抑えきれない主人公の葛藤が歌われる。そういう意味では楽しいだけではない裏側をリアルに描いたラブソングか。
ワーナー時代のC/Wは王道的なバラードが多かっただけに30歳を目前に控えて次の境地へ行こうとしていたのが良く分かる。ただ『Such a Lovely Place』は好きなアルバムだけどこの曲が1番下の印象にはなってしまう。
★★★☆☆
8thアルバム『Such a Lovely Place』
6thベスト『SINGLE COLLECTION~Such a Lovely Place 1997-1999~』
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