Just 4 your Luv
/長瀬実夕
04年12月1日
MIYUの本名名義でのソロデビューシングル。「glory colors~風のトビラ~」を8月にリリースして夏休み期間を利用しての夏の全国ツアーを終えると年内は活動が途絶えていた時期だった。解散以降のソロ活動には一切繋がっておらず解散後は一時引退状態になっていた事からソロプロジェクト時点では解散するつもりは全くなかったと思われ、あくまでZONEありきのソロ、単発的なソロ活動か続けてもZONEと並行するつもりだった事が伺える。当時フェンダー社員としてZONEに関わっていたという人の話ではMIZUHOの脱退話が出ているのは知らされていなかったもののZONEとしての活動が止まっていたので急遽MIYUのソロプロジェクトが進んでいたという。
Just 4 your Luv
作詞:長瀬実夕、作曲:林有三、編曲:U-ZO & James for Dive-E Production
『内村プロデュース』エンディングテーマ。当初から安室ファンを公言しておりバンドではなくR&B寄りの楽曲を好んでいることは知られていたし、6月の『太陽のKiss』C/WではソロでR&Bアダルト路線全開の「REAL」という曲も歌っていた。ソロでその路線になるのは必然だった。ZONEファンでもこの路線は別に好きじゃないという人は当然多かったし、ファン以外からは歌はしっかりしているが棒読み調で抑揚が無いとも言われたりと特に楽曲の評判もZONE以上の魅力を語っている人はほとんどいなかったように記憶している。ソロでは全曲が自身作詞だが当たり障りのない恋愛路線であり、当時高校1年生とはあまり思えない程背伸びした感じになっている。
エレキギターが効いてアクセントになっていて曲も印象には残るが…単純に好みではなかった。間奏では不慣れなラップまで披露し、何故か英語詞の合間に“I am MIYU”と自己紹介してしまうのはme&youとかけて韻を踏んでいるつもりだったのかもしれないが、かなり斜め上のセンスでちょっと笑った。
MVはニューヨークで撮影されるなどやたら気合が入っていた。裏路地のような場所でのダンスシーンメイン。バックダンサーは夏のツアーでバックバンドとダンサーを兼任していた事務所の後輩何でも屋グループRED WORKER’zのメンバー達。これが後のMARIAメンバーとなった。このMVでのMIYUはメイクのせいか全体の色合いのせいか、明らかに普段より色黒気味で、日焼けギャルっぽい風貌になっている。メイキング映像ではここまでキメてないし、肌の色も普通なので相当どぎついメイクをして大人っぽさやギャル感を醸し出していたのだろうか。
★★★☆☆
C/W ひとりぼっちの月
作詞:長瀬実夕、作編曲:松浦晃久
軽めのR&B路線。音数は控えめでクールに歌い上げるR&B…という正しくR&B路線のシングルのC/Wのような1曲。
★★☆☆☆
C/W miyu’s chant
作曲:James
軽いリズムにクラップユアハンズ!エビバ~デ!Say Ho~(Ho~)とDJと化した長瀬さんがHIP HOPに観客を煽るというコール&レスポンスの模様が収録された謎トラック。
DVD『Luv&love CLIPS-from N.Y.-』ではゴスペルに挑むためという名目で訪れた現地のレコーディングスタジオで待ち受けていた現地のゴスペルシンガーの面々にいかにもアメリカンなフレンドリーな歓迎を受けた後に、このオケを流してゴスペルシンガー陣と一緒にセイホーして盛り上がっている様子も残されている(録音風景とかではなくただその場でCD音源流して一緒に歌っているだけっぽい)。
★★★☆☆
C/W Just 4 your Luv OCTOPUSSY REMIX
Remixed by OCTOPUSSY
典型的なリミックスナンバー。ずっしりとした佇まいの原曲よりもスピード感が増した感じに変貌していてノリは良くなった。
★★★☆☆
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