snowy love
/長瀬美夕
04年12月15日
前作から2週間での連続リリース。前作が16位だったのに対して低レベル週だったので10位に食い込んでトップ10入りを果たした。
前作と違いC/Wは1曲のみ。
今作の後、DVD『Luv&love CLIPS-from N.Y.-』発売を告知。これはNYで撮影されたMVとメイキング映像を含めてNYでのドキュメント映像としてまとめたもの。楽曲制作自体はNYでは行われていないが、本場のゴスペルに挑戦という名目で現地のスタジオを訪れて現地シンガー達と「Amazing Grace」をレコーディングするという映像も収録されている。この「Amazing Grace」はせっかくレコーディングしたにも関わらずCD音源化はされずにDVD収録のみとなった。
ZONEが止まっているので繋ぎ的なソロ活動だったが、今作発売時点でMIZUHO脱退が避けられない事態としてメンバーは3人で続ける決断を下していたという。しかし毎年5月に開催されていた事務所ライブ「ランタイムさん祭」が1月に前倒しされていてこのリハで久々にMIZUHOも揃って演奏したところ、3人の考えが一転して解散を決意したとされる。DVD『Luv&love CLIPS-from N.Y.-』が発売される頃には解散の衝撃がファンを突き抜けて整理がつかない状態であり、ソロ活動どころではなかった。
snowy love
作詞:長瀬実夕、作曲:渡邊崇尉、編曲:村山晋一郎
ニベア花王8×4 CMソング。ZONEが「太陽のKiss」で夏に担当していた8×4の冬のタイアップとして起用された。CMはソロではなく、ZONEとして4人で出演していた。契約の都合とかあったと思われるが不穏な感じであったし、これが最後のZONEのCM出演だったんじゃないかと思う。それがソロ曲ってねぇ…。
「ESCAPE」のヒットで知られるMOON CHILDのメインライターではないベーシスト渡邊崇尉の提供。当時はボーカル佐々木収とSCRIPTとして活動していた。
冬のセツナ吹雪系シリアスナンバーといった感じで、リズムがR&B風の打ち込みになっている以外はバンドアレンジを施せばそのままZONEになりそうな「白い花」路線の楽曲。ソロ曲の中では最もすんなり聞けたが、これならZONEでやってほしかったなぁという本末転倒な印象も。
MVは前作同様にNYでRED WORKER’zをバックダンサーに撮影されたもの。今作では古い教会が舞台となっていて、衣装も白でメイクは相変わらずきつめだが日焼けギャル感は無く、前作とは対照的。
★★★☆☆
C/W 2 of us
作詞:長瀬実夕、作編曲:村山晋一郎
どこかで聞いたことあるような王道感のあるR&B系路線。表題曲同様に前作よりは明るめで聞きやすい。村山晋一郎が当時担当していたのが宇多田ヒカル、平井堅、CHEMISTRY、Soweluらということでほぼ当時の彼らがやってそうなイメージそのまま。本人が好きなのは分かるが、あまり新鮮味は無く、同業者には到底勝てないし、この路線は本当に続けても難しいものがあったと思う。ZONEありきのソロで余技として続けるなら普通にありだったとは思うけど…。
★★★☆☆
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