対談レビュー第14弾 Beautiful Dreamer×休息の間
レミオロメン シングルレビューX(クロス)

 

柊朱雀->元々決まってたのを急遽変更してね、お送りします(笑)
MOMA->あんまり区切りでもないですが、ちょっとリリースも停滞してるしその隙に…って感じで。
柊朱雀->大学の友人ネルゼ氏(Special Thanks!)のリクエストを受けともいうことで。ちょうど「粉雪」のヒットもこのくらいの6年前だし。
MOMA->一応結成10周年が去年、本格ライブ始動からは今年が10周年 だったっていうことでそこに合わせたということでヨロシク(笑)
柊朱雀->小林武史がブレイクさせたバンドですがストリングスが随一の個性 っていう珍しいバンド(笑)
MOMA->3ピースで始まったのでここまでストリングス漬け になるとは思いませんでした。
柊朱雀->初期は硬派だったのに、これを支持する人も多いですけどね。その歴史を振り返っていきましょう。


1st 雨上がり
03年5月21日

雨上がり インディーズデビュー作

柊朱雀->デビュー曲。
MOMA->唯一のインディーズ ですが公式上でも区別されておらず、1stにもベストにも普通に入っています。
柊朱雀->レミオロメンって初期は暗いイメージですが、けっこう爽快でポップですね。サウンドは3ピースでガツンとしてますけど。
MOMA->爽快だけど声があんまり明るくない からちょっと暗いイメージがあるんですかね。
柊朱雀->湿っぽい? 感じがあるような。PV見ても非常に若く、ストリングスで売れ線バンドと化していくのが想像できません。
MOMA->売れたいというか幅広く聞かれたいという欲求はかなりあったんでしょうね。
柊朱雀->ライブ系のバンドに意外とよくありますね。そういうの。
MOMA->この曲自体は好きだし、凄くいいと思うけど幅広く愛されるかというと違う気がするし。早い段階で路線を振り切ったところからしてそのままじゃ嫌だったのかなと。
柊朱雀->楽曲自体はもう世界が確立されていて、ストリングスを加えればそのまま最近の曲になりそうな気がします。
MOMA->これは加えなくていい(笑)
柊朱雀->確かに(笑)

この曲の評価は…
MOMA★★★★☆ ->たまにはこういう曲をやってほしい…。
柊朱雀★★★★☆->ガツンと聴かせるシングル中でも光る一曲。

収録作品:
1stアルバム『朝顔
ベスト『レミオベスト

2nd 電話
03年8月20日

電話 メジャーデビュー作にしては重い

柊朱雀->ロックバラード…の部類でいいのか?
MOMA->妙に重た〜いメジャーデビュー作。 「雨上がり」の方がメジャーデビューっぽい(笑)
柊朱雀->ガツンとしているのに「雨上がり」以上に湿っぽい空気 ですね。
MOMA->後のシングルを見るとわりかしこういうミディアム系の方が多い印象がありますが、バンドだけで押しているせいもあって他とは少し違う雰囲気がありますね。
柊朱雀->この頃というかブレイク前って、レミオロメンは音楽ファンに注目されるバンド でしたよね。ロキノン系とか、そういうの。
MOMA->たぶんそうでしょうね。完全にそっち系の空気ですし。
柊朱雀->ACIDMANの若い版、みたいなイメージ。このままでも今聴くとかなり好きですが、これじゃ個性に欠けたのかも…。
MOMA->メロディーはけっこう強いとは思いますが…まあそこまで好きな1曲ではないかな…。
柊朱雀->昔チラッと聴いたときは何コレとスルーしてましたが、最近こういうのをわかるようになってきたかも。そこまで好き…ではありませんが(苦笑)

この曲の評価は…
MOMA★★★☆☆ ->今だと確実にストリングスがつく曲調だと思うけどあったらあったでくどくなる気がする。
柊朱雀★★★☆☆->この2作で1stアルバムを聴いてみたくなった。

収録作品:
1stアルバム『
朝顔
ベスト『
レミオベスト

3rd 3月9日
04年3月9日

3月9日 結婚式を祝うために作った曲が卒業スタンダードに

柊朱雀->代表曲
MOMA->これリアルタイムで初めて聞いたけど…その後2ndアルバムまで飛ぶ(笑)
柊朱雀->これは「粉雪」のときにセットでヒットしていたので知りました。1年半後(笑)
MOMA->いつの間にか卒業ソングになって合唱されてますけど…友人の結婚式を祝うために作った曲 です。Bメロだけは卒業にも合う歌詞だと思いますけど…それ以外は…ねぇ?(笑)
柊朱雀->つーかこの曲を卒業式で歌ったエピソードを見たことがない(笑)SPEED「my graduation」並。
MOMA->名曲ですが、ちょっと結婚を祝うにも卒業を祝うにも暗くないですか?当初は卒業ソングではなく結婚祝いソングとしてのみ紹介されていたのですが、え?どこが?って正直思いました。
柊朱雀->当時のレミオ流祝福なのでしょうか。
暗いですが引きつけられるメロディーだと思います。
MOMA->PVでも堀北真希の卒業シーンがありつつも、結婚するのは堀北真希じゃない。なのに堀北が黄昏ているシーンばかりなんですよね。祝福モード皆無
柊朱雀->PVはよくわからん…(笑) 先述の通り、ドラマ「1リットルの涙」挿入歌に「粉雪」と一緒に起用されて再びロングヒット しました。最高11位で10万越え。
MOMA->ドラマ内で合唱された ので卒業とか合唱とかのイメージはそこからだと思います。
柊朱雀->毎年3月9日を迎える度にチャート再上昇する謎の現象が発生したりね。
MOMA->何か聞きたくなるんですよね。3月9日リリースとかライブとか本人たちもこだわっているし、毎年必ず思い出す消費されない1曲 だと思います。
柊朱雀->確かベスト盤も3月9日リリースでしたね。
MOMA->今作の1年後に2ndアルバムでしたしね。

この曲の評価は…
MOMA★★★★★ ->わりと地味なんだけど確かな名曲 。ただストリングスアレンジされたこの後の2バージョンは…ごめんなさい(笑)
柊朱雀★★★★☆->確かに3月9日には聴きたくなる…そういう意味ではわかりやすいか(笑)

収録作品:
2ndアルバム『etehr[エーテル]

ベスト『
レミオベスト

4th アカシア
04年5月19日

アカシア 意味なんかないから

MOMA->立ち位置的には地味かな。代表曲と初のトップ10入りヒットに挟まれてますし。
柊朱雀->なんでもデビュー前から存在していたらしいですね。3ピースサウンドで勇気づけられる歌詞とメロディー です。
MOMA->「3月9日」はリアルタイムで聞いたけどこれは…記憶に無いですね。「ether」で初めて聞いたと思います。
柊朱雀->ベスト盤に弾かれた のでちゃんと聴いたのは今年に入ってかな。
MOMA->サビの歌詞が凄い好きです。曲調もゆったりしていて自然に前を向けます
柊朱雀->これからの冬に向けての季節にピッタリですよね。サビでは張り上げるのがたまらん。
MOMA->でもアカシアの花自体は発売頃の季節 じゃなかったでしたっけ?
柊朱雀->雰囲気的に春の感じがしないし…何も考えず聴くとそんなイメージが。こうやって「TSUNAMI」現象は発生していくのか…。
MOMA->5月病対策的なイメージがあります(笑) 歌詞に出てくる空の青さという意味では個人的に秋〜冬が1番綺麗だと思うので、秋っていうのも分かります。
柊朱雀->落ち込んだ時に励ましてくれるような、涼しい風のような空気があります。ベストに入らなかったのが勿体ない…(笑)
MOMA->じわじわ来る名曲です。

この曲の評価は…
MOMA★★★★☆ ->考え過ぎてしまった時に「意味なんかないから」 また始められる気がします。
柊朱雀★★★★★->対談時期補正も。サウンドも併せて心に来たので、やっぱ自分バンドサウンド好きなんだなぁと思った(笑)

収録作品:
2ndアルバム『
etehr[エーテル]

5th モラトリアム
05年1月12日

モラトリアム(初回) 最後の3ピースロックシングル

柊朱雀->打って変わってロック路線!
MOMA->これはロック路線の代表曲といっていい曲じゃないでしょうか。2作のライブ盤でも印象的です。
柊朱雀->初のトップ10入り も果たしましたしね。この曲は…全シングル中でも異色(笑)
MOMA->「ether」で聞いた時はこういうバンドだと思ってたから、意外とこういう曲が無くてあれ?って(笑)アレンジがレミオロメン単独なのはここまで なんですよね。
柊朱雀->ここまで一切ストリングス無しなので、アルバムではかなり大胆変更を図ったようで。暗い曲が多いってのもありますが。
MOMA->ずっと聞いてた人はひっくり返ったんじゃないでしょうか 。てっきりこれが基本線だと思ったからなぁ(遠い目)。
柊朱雀->もしこの路線で進めていたならアップテンポの金字塔的作品にはなっていた…かも。
MOMA->1stライブ盤では1曲目、ストリングスライブだった2ndライブ盤でもストリングスなしでホーンアレンジを少し加えた程度でした。けっこう大事な曲なのかなと思ってたのに… ベストに無かった(笑)
柊朱雀->まぁこの先の流れなら…浮くかも(笑)
MOMA->「雨上がり」の後とかに置いておけばそんなに浮かないじゃないですか。
柊朱雀->この路線は1曲で充分みたいな。爽快で元気ソングですが。
MOMA->こういうシングルまたお願いします。

この曲の評価は…
MOMA★★★★☆ ->個人的に戻ってほしい基準点がこの曲かな。こういうシングルも定期的に出してほしかった。
柊朱雀★★★☆☆->こういう曲は好きだけど他のバンドで聴けるかなーと。

収録作品:
2ndアルバム『
etehr[エーテル]

6th 南風
05年2月9日

南風(初回) ポップ路線転換

MOMA->小林武史乱入(笑)な転換曲。
柊朱雀->ストリングスがいきなり…!
MOMA->「ether」先行シングルですけどこれが無くていきなりアルバムだったら大変なことになっていたかと。ただポップに振り切ったこの曲でいいなと思って「ether」聞こうと思ったきっかけの1つでもあります。「3月9日」もあったし。
柊朱雀->明らかにヒット狙いに行ってますよね。実際倍以上の売上を記録しましたけど。リアルタイムでレミオロメンの名前を知ったのはCDTVのチャートでこの曲を見た時…だったかな。
MOMA->「3月9日」で知ってから2シングル離れてたけどこの曲を聞いてシングルは借りずにいきなり「ether」衝動買い
柊朱雀->この曲は爽やかさが引きつけられますし、今でも人気が高いようです。
MOMA->カラオケで歌うと死ねますけどね(笑)
柊朱雀->友人が撃沈してた(笑)レミオロメンの曲は歌い切ると気持ちいいんすけどねぇ。
MOMA->最初はいいんですけどね。後半は大サビ→高音サビ連発でしんどくなります。
柊朱雀->そのパターンはSOPHIA「街」といいキツい(笑)聴いてる分にはただただ気持ちいいけど。
MOMA->無理せずキーを下げましょう

この曲の評価は…
MOMA★★★★☆ ->2番以降のサビ語尾の「んあっ♪」「あ〜うあうあ〜♪」がツボ
柊朱雀★★★★☆->レミオロメンの個性(メロディー+バンドストリングス)は出てきたのではないかと。

収録作品:
2ndアルバム『
etehr[エーテル]
ベスト『
レミオベスト

7th 蒼の世界
05年10月12日

蒼の世界 (初回限定盤) 躍進!

柊朱雀->トップ10後半から飛び越えて初登場2位!
MOMA->8位9位と来てアルバムのヒットを経てさらにブレイクといった感じでした。ただ1ヶ月後 に全て持っていかれてしまいベストにも入らず、今では印象の薄いシングルの1つに…。
柊朱雀->しかし確かこの週って最低クラス連発の伝説週間でしたっけ?ちょうどチャート見始めた頃だったので記憶に残ってます。翌週にDEF.DIVAが1位最低記録更新したり。
MOMA->当時のチャートレビュー 「2.4万枚で2位というのはシャレにならないほどレベルが低い」
柊朱雀-> 2011年の感覚では実感わかんな…(苦笑)
MOMA->で、曲なんですが…「南風」で取り入れたポップ路線がさらに進んだ感じで。
柊朱雀->サビはCDTVで聴き馴染みがありました。まだ3ピース+ストリングスなアレンジで。
柊朱雀->飛びぬけて覚えやすいメロディーですが、ちょっと単調すぎるような気も…。
MOMA->明らかなる激変でなんだかね…(苦笑)当時の印象はけっこう良かったし、翌年以降に比べるとまだわりとバランスいいかなとは思います。
柊朱雀->硬派なサウンドが一変して無くなって、アルバム後なのでまだ売上的には変更が受け入れられてたんでしょうかね。この年夏頃までは「レミオ?メロン?」 とか言ってたけどこの曲で完全に名前覚えた(笑)
MOMA->まあ今までに比べると「ヒット曲」って感じ はあるんじゃないかと。
柊朱雀->ですね。

この曲の評価は…
MOMA★★★☆☆ ->売れてくぜ!って気合いを感じる。ていうか当時★赤4って高すぎだろ俺(笑)
柊朱雀★★★☆☆->チャート見始めの1曲の1つということで印象深いシングル。

収録作品:
3rdアルバム『HORIZON


8th 粉雪
05年11月16日

粉雪(初回限定盤)   粉雪 こなぁぁぁぁぁゆきぃぃぃ!!最大のヒット作!

柊朱雀->ドラマ『1リットルの涙』挿入歌。主題歌はKが担当してこれもヒットしていましたが、挿入歌がその遥か上を行く 85万枚ヒットで大ブレイク!
MOMA->主題歌もけっこう売れたんですけど何かもう「こなぁぁぁゆきぃぃぃ♪」で全部持っていってしまった ような…。毎回いいところでかかってましたからね。後半は「3月9日」を合唱したり、明らかにかかるシーンが増えていたような気も(笑)
柊朱雀->ドラマ見てないのですが…あのノリにこなぁぁぁぁぁって合ってたんすか?(笑)  でも曲はシリアスだから合ってるのか。
MOMA->何か思い返すと「…合ってたのか…?」と思うんですけど(苦笑)当時はいいところでかけるなぁ(涙)って思ってたんですよね。何だか不思議だよね(by 花鳥風月)。
柊朱雀->いかん、完全に俺の中でサビがネタ扱い になってる(笑)
MOMA->粉雪という単語にそぐわない強烈なサビを持ってきたのがこの曲が強い最大のポイントかなと。ミスチル桜井さんもそんなほめ方をしていたような。
柊朱雀->タイトルも覚えやすいし、メロは強烈だし、まさに大ヒットするべく作られた曲じゃないでしょうか。90年代ミリオンのような風格一発屋的意味も含めて
MOMA->カラオケ難易度は高いです(笑)本人すら当時のTV出演でサビが苦しい ことが何度か…。
柊朱雀->実は今日歌ってきました(笑)出せると気持ちいいんすけどねぇ…。あのサビで肺活量凄いいるだろうしなぁ。
MOMA->ギリで出てもヘロヘロになっちゃうんですよね。
柊朱雀->レミオロメンの曲は全体的にキー高いですしね。
MOMA->この張り上げ系の歌い方で藤巻さん将来喉壊さないか心配 だ…。

この曲の評価は…
MOMA★★★★★ ->やはり名曲。ストリングスとの絡みもここまでは自然だったと思います。
柊朱雀★★★★★->一時期くどくなった頃もあったけど、やはり名曲。アルバム待ちきれずに初レンタルしました。

収録作品:
3rdアルバム『
HORIZON
ベスト『
レミオベスト

9th 太陽の下
06年3月1日

太陽の下 (初回限定盤) オーバープロデュース?

柊朱雀->映画『子ぎつねヘレン』主題歌。
MOMA->え〜ついにピアノ始まり…? っていうのが最初の印象。
柊朱雀->ピアノ→バンド+ストリングス!!!インという。
MOMA->穏やかでいい曲だしこの後はもっとオーバープロデュースだと思うけど、何か一気にオーバープロデュースになった 印象です。ストリングスが溶け合ってない(苦笑)
柊朱雀->この曲は当時さすがにまったりしすぎてスルーしてしまいました。(その後レンタル落ちで投げ売りされていたので 購入)
MOMA->スキマスイッチの対談の時にも書きましたが、「ボクノート」と同じ時期で似たような印象があります。昨年ブレイク組が似たような春バラード出したなぁ っていう。
柊朱雀->セットでヒットしていた印象が強いですね。SunSet Swishも併せて爽やか系06年春ポップス 。ポップスとしては極上のメロディーでしょうし、当時世間ではコバタケの影響でミスチルっぽいと言われていましたが、個人的にはスピッツっぽいなぁと。
MOMA->「正夢」とかあの辺りの?
柊朱雀->そうそう。あと「空も飛べるはず」カバーしたらまんま合うんじゃないかなーとか。
MOMA->なるほど。
柊朱雀->サビの爽やかさはたまらないです。オーバーにしすぎた感はありますけど。サビというかサビ終わりかな。
MOMA->別のアレンジ で聴いてみたいですね。
柊朱雀->もうちょっとバンド寄り でね。

この曲の評価は…
MOMA★★★☆☆ ->抑えたバンドサウンドにするのはいいと思うんだけど、それだけで十分だったと思います。
柊朱雀★★★☆☆->良い曲ですが、「大ブレイク後にこれぇ?」感は未だに…。

収録作品:
3rdアルバム『
HORIZON
ベスト『
レミオベスト

アイランド
06年11月1日
『Flash and Gleam』のGleam収録の新曲。

Flash and Gleam 暗黒に溺れまくり!

柊朱雀->ライブ盤の新曲として収録されましたね。Mステ出演したりとシングル級の扱いを受けていました。
MOMA->ライブ盤は「Flash」の方で。「Gleam」にはこの1曲だけぽつんと入っている んですが、激重!
柊朱雀->藤巻が溺れてるPVも強烈 でした。
MOMA->やっぱあれは溺れてるんですかね?(笑) ひたすら遠泳しているのが結果的に溺れて見えるのがシュールだと思っていたんですが…。いつの間にかwikiにも溺れているとか書かれ曲の方は奇跡的にこのオーバーどころかしつこいまでのストリングスが曲調にハマりまくっていて凄いスケール感
柊朱雀->当時はねぇ…次の週のシングル1位に必死で。その週のMステで、そのランキング1位「歩いてる」モーニング娘。(トーク無し)を差し置いてこのドン暗い曲がトークも有りかよ…と、一時期レミオロメンを逆恨みしてこの曲嫌い になってました。
MOMA->誰もが通る道 ですな(笑)
柊朱雀->んで…4年後にベストで聴いて、何コレ名曲!?嫌いじゃないです撤回します! と(笑)
MOMA->原曲だと1番のサビ前までボーカルエフェクトかかってますけど、ベストだとさりげなくエフェクトカット されてました。
柊朱雀->ベストで初めて聴くリスナーには違和感ないと思うけど、原曲知ってるとやはり違う?
MOMA->エフェクトかかってる方がさらに暗いので…無い方がまあいいかなぁと。
柊朱雀->モヤモヤ系バラードといえば、GLAYに通じるものがありますね。
MOMA->売れ線に走った一方で失ったものもあり、そこに対する苦悩が早くも来た といったところだったんでしょうか。この後のシングルしばらく暗い…。
柊朱雀->その迷いが一気に現れた曲 だったのかな。
MOMA->「君に好かれて君からは嫌われたんだ」「僕は何処へ行けばいい」ですからねぇ。
柊朱雀->ベストにも収録されましたし、メンバーにとって重要な転機となっていたのは間違いないでしょう。
MOMA->個人的には09年後半の心境にドンピシャ すぎた。
柊朱雀->あ〜。
MOMA->もうまさに「戻れないかな戻れないよな」とか「理想や愛の言葉は口よりも前に響かない」「僕は何処へ行けばいい 外は冷たい風」なわけでね。ここまでハマる曲があるものかと。
柊朱雀->本当に病んでいる時に沁みる歌詞 で、「アカシア」が拾い上げてくれる…みたいな。
MOMA->そうですね。あの時期を経てそれらの曲がさらに好きになったと思います。
柊朱雀->人生経験だなぁ。

この曲の評価は…
MOMA★★★★★ ->それにしてもまだ売れたばかりの時期にここまでの心境に至ったっていうのはかなり早かったんじゃないかなとも思ったりします。
柊朱雀★★★★☆->この曲を本当に理解できるのはまだ先かなぁ…。GLAYバラード好きとしてはかなり好きな雰囲気です。


キットカット×レミオロメン 3月9日/パラダイム
07年3月5日

柊朱雀->キットカット付属のCDとして発売されたのでチャートインしていません。
MOMA->本当におまけでね。175Rとかもやってましたけど。
柊朱雀->175Rの時は買ってましたが、これは当時スルーで…。去年友人から貸してもらって遂に。
MOMA->「3月9日」は原曲そのまま収録 なので飛ばします(笑)

MOMA->問題は「パラダイム」で(苦笑) ここでしか聞けません!!
柊朱雀->雰囲気的には 受験生応援ソング?
MOMA->う〜ん…冬が終わるから真っ白な雪が行き場なくした!っていう曲ですかね… (サビまんまだろ)。
柊朱雀->ヤフオクにもあまり出回ってないようだし相当レア作品ですね…。
MOMA->これがまた名曲で。「モラトリアム」路線に適度なキーボードが入った 感じで。
柊朱雀->適度にキーボードで浮遊感があるのが年明けの冬を演出していますよね。
MOMA->このくらいの路線で進んでいればあんなに一気に落ち込むことは無かったと思います。07年の曲の中で1番ヒット性があるかなと。
柊朱雀->いきものがかり「花は桜 君は美し」に並ぶ年明けの涼しい冬ソング。06年もシングルよりアルバム収録「スタンドバイミー」が持っていきましたし、シングル(正規)以外で名曲多いなぁ。レミオロメン。
MOMA->アルバム出す頃に精神状態が良くなるんじゃないですかね?この後は最大の暗黒時代を経て4rdアルバム1曲目の「翼」は開放的です。
柊朱雀->アルバムが気持ちの一区切りなのかな。
柊朱雀->キットカットの流れとしてもこの曲で励まされて受験に臨んだ学生は多いと思います。
MOMA->てっきりこの曲はベストで救済されるものだと思ったんですけど…。封印曲みたいな存在になっちゃって…。
柊朱雀->勿体ねぇ…。
MOMA->TSUTAYAレンタル限定季節シングルシリーズでもスルーされましたし…。
柊朱雀->こだわりがあるんですかね?受験生応援ってその当時のファンの人々の心には深く刻まれているかもしれないのに。
MOMA->そんなに受験生応援な印象は無いんですが(汗)納得いってないか、ベストって程ではないのではないでしょうか?
柊朱雀->何はともあれ、このシングルなかったらレビュー完成していなかったので友人に感謝です(笑)

この曲の評価は…
MOMA★★★★☆ ->小林武史とレミオロメンが1番うまく融合した理想形のサウンド だと思うんですけど…何故これっきり放置…。
柊朱雀★★★★☆->07年3月当時買ったファン以外全く入手法が無いのが惜しすぎる…。


10th 茜空
07年3月14日

茜空 (初回限定盤)(DVD付) 茜空 (通常盤) オーバープロデュースの極み

MOMA->で、正規で発売されたのが激重ストリングスバラードだったっていう…。
柊朱雀->さすがにまったりしすぎ だろ!と…。
MOMA->ただでさえスローなのにストリングスのこれでもかという飽和状態 でかったるいどころではないかったるさ(謎)
柊朱雀->サビはガツ〜ンとしてるような気がするのにこのモヤモヤ感。
MOMA->けっこうバンドがガンガン鳴ってるんですよね。 後ろの方で(汗)
柊朱雀->当時聴いてる時全然そんな印象なかった(笑)
MOMA->「3月9日」のようなアレンジに上からストリングスを無理やり被せて押さえつけているような感じです 。剥離しすぎだろ!
柊朱雀->売上も3位8.5万枚と。85万枚から1年で一気に10万を割りました
MOMA->大サビでは「丸くなんかなりたくない」とか歌ってるし、当時は小林武史や会社に無理やり やらされてるからこんな剥離状態なアレンジなのかと思ってました(笑)
柊朱雀->PVでは寝ながら熱唱している藤巻氏が色々と圧巻。
MOMA->C/WのAcoustic Versionでもアコギに加えて薄くシンセが聞こえるということで、シンプルなバンドオンリーバージョンを入れてほしかった…。
柊朱雀->そういう意味でも哀愁が漂いますね。この曲は。
MOMA->一応前向きな曲なんですけどね(笑)。 「春だから」とか理由になってないけど(汗)。
柊朱雀->無理に理由を見つけて進んでるようにも… って考えすぎかな(笑)
MOMA->いやぁこの後の方向性からしてもそういう面は相当あったと思いますよ。
柊朱雀->けっこうもがいてもいますし。歌詞が。
MOMA->今日の日を迷わず生きて「いたい」なんですよね。願望
柊朱雀->必死で傷が痛むけど「夢だけを信じて」「春だから」駆け抜けようみたいな。曲の暗さが余計そう思わせます。
MOMA->「駆け抜けろ」だけ強い言い方なのも言い聞かせている感じですしね。迷いが重厚アレンジを招いた のかもしれません。。

この曲の評価は…
MOMA★★★☆☆ ->オーバープロデュースの極み 。ストリングスで盛り上げれば何でも良くなるわけじゃない典型例という印象です。
柊朱雀★★☆☆☆->全シングル中でも1位2位くらい印象が薄い…。しかし、改めて聴くとこんな深い曲だったのか…と(苦笑)

収録作品:
4thアルバム『風のクロマ


11th 蛍/RUN
07年5月9日

蛍 / RUN (初回限定盤)     RUN / 蛍 (通常盤) 激重&ポップロック


柊朱雀-> 更に激重!!
MOMA->前作を越えるオーバープロデュースは無いと思っていたら、 早速来ちゃった(苦笑)
柊朱雀->映画「眉山」主題歌ということで合わせた…のでしょうか。それに合わせて曲も作ったみたいですし。
MOMA->正直歌詞がよく分からな(汗) 基本的に音は前作をさらに重く暗くした感じですね。
柊朱雀->ランキングでサビ聴いただけで重ッ!と思い当時完全拒絶反応。今聴いても…うぅん…。
MOMA->今回もやはり後ろの方でバンドがガンガン鳴ってる上にストリングスが最早これは狂い咲く かのように(苦笑)
柊朱雀->ストリングスのせいでサウンドがわけわからんようになってる気がします。どっちつかずな。
MOMA->00年代に入ってからのミスチルで感じていた小林武史への違和感がこの2作で明確になりました。これだけの人じゃ無かったよね? みたいな。
柊朱雀->特に最近のリスナーはコバタケ=ストリングス と思っているでしょうね。90年代はバンドサウンド重視だったのに激変っぷり。
MOMA->バンドサウンドというかもっとトータルに考えてサウンドを構築する天才プロデューサー だったと思います。
柊朱雀->ですよね。とにかくこの時期Salyuにもミスチルにもストリングス!なアレンジを提供して。
MOMA->レミオロメンでその傾向が最も凄かったのがこの時期だったと思います。

この曲の評価は…
MOMA★★☆☆☆ ->1度リアレンジしなくてもいいからリミックスでストリングスだけカットしたバージョンを出してほしい。
柊朱雀★☆☆☆☆->改めて聴いてもピンと来なかった…。大作っぽさは出てるけど。ボーカルが埋もれているような…。

RUN
柊朱雀->この曲ははまりまくりました。3ピースサウンド復活!!
MOMA->初回盤はこっちが1曲目 でした。また発売前後でこっちの曲ばかりプロモーションするようになったような…。
柊朱雀->Mステではこっちを披露していました。ランキングは「蛍」でしたが。
MOMA->まあこっちの方が売れますよね(笑)
柊朱雀->ストレートなレミオロメンを初めて聴いたのでリピートしまくり。最近まで一番好きな曲によく挙げてました。
MOMA->ポップロック って感じですけど久々に邪魔が無く3人の音を聞ける感じで安心します。
柊朱雀->「蛍」でやり過ぎた反動か、やりたい音楽を迷って模索していた過程なのか。
MOMA->むやみやたらにいきなりポジティブなのが逆に不安 です(笑)
柊朱雀->「星占いは常に上位で〜ぇ〜ぃえ〜♪」が陽気すぎてインパクト(笑) 当時のファンにとっては「レミオ壊れたのか」と思ってた人もいるのかも…。
MOMA->「最近はハイテンション」って激重だったじゃねーか! っていうね(笑)
柊朱雀->「そんな社会は甘くないだろ 居場所探しはウンザリするほど大変なのさ」が深読み させるようなしないような。
MOMA->あ〜確かに。ヒット戦線の中でポジション明らかにブレてましたからねぇ…。
柊朱雀->よく読んでみると戦っているような歌詞。
MOMA->言い聞かせているようなね。

この曲の評価は…
MOMA★★★☆☆ ->なんか単純にそんなに…印象無いんですよね。
柊朱雀★★★☆☆->初期の3ピース期を聴いてたらそんなでもないような気がしてきた(笑)

収録作品:
4thアルバム『
風のクロマ

12th Wonderful & Beautiful
07年12月12日

Wonderful&Beautiful 開放へ

柊朱雀->年末感漂うウィンターソング。
MOMA->ようやく何か答えが見えかけた感じの曲です。実際そうらしいんですけど。今回はストリングス使ってない(シンセでストリングスラインっぽい音はある)!!
柊朱雀->くどさは消えましたね。
MOMA->バンドサウンドも抑え目にしたことで、キーボードサウンドと融合して。結果的に「丸くなった」感じはするんですけど、バランスは抜群に良くなった と思います。
柊朱雀->ヒットの風格を漂わせていたのに…あまり売れず。完全にレミオ=一つ前の流行バンド みたいなイメージでした。
MOMA->売れてすぐに迷走しすぎましたからね。新規ファン暗く重すぎて離れ、初期ファンもオーバーストリングスに離れ…。
柊朱雀->この曲は借りてなかったけど、当時高1の冬だったので印象深いなぁ。当時を思い出す。
MOMA->「スキー」っていう単語に反応した俺はスキーヤー(笑) よく見たら例えだった(汗)
柊朱雀->そういやC/Wはアイスホッケー映画のタイアップで明らかにA面の扱いだった(笑)
MOMA->こっちはさらにバンド感があったけど…ちょっとA面ほどのインパクトは無かったような。
柊朱雀->FNS歌謡祭でもまさかのC/Wの方。唯一の年末出演だったので肩すかしくらいました。
MOMA->タイトルの字面がまぎらわしかった(笑)「Wonderland」 って。

この曲の評価は…
MOMA★★★★☆ ->ここから一気に吹っ切れていきました。
柊朱雀★★★★☆->年末に聴きたくなる温かいウィンターポップスソング。

収録作品:
4thアルバム『
風のクロマ

13th もっと遠くへ/オーケストラ
08年7月30日

もっと遠くへ/オーケストラ  最高傑作!

もっと遠くへ
柊朱雀->フジテレビ系北京オリンピックテーマソング。
MOMA->あきら〜めないで〜♪とかかりまくっておりました。
柊朱雀->全シングル中でも最も力強く歌う曲 ではないでしょうか。
MOMA->北京っていうとNHKミスチルよりもこの曲が1番思い浮かびます。スケールがでかいけど暗くなくて前向きなのはこの曲が初めてかな?
柊朱雀->見ている局によってテーマのイメージはけっこう変わりますよね。個人的にはSMAPも印象強いけど。オリンピックに向けてひたすらに前向き。力強さが壮大なストリングスと見事に融合 しています。
MOMA->この曲に関してはストリングスが大成功 に思えました。
柊朱雀->当時高2で受験へ向かっていく時期だったので、歌詞はかなり背中を押されるところがありました。受験っていったらこの曲を思い出すかなぁ。
MOMA->もうこれは最高傑作だろう、ついに「粉雪」以来のヒットだぜ! と思ったんですけど…ねぇ…。
柊朱雀->初登場6位、5.1万枚。なんでや…。当時はなんとなくで聴いてたけど、今振り返ると明らかに大ヒット狙い に行ってますよね。
MOMA->一部ではCM前のアイキャッチ的に「あきら〜めないで〜」が使われまくったので暑苦しいわ!という意見も(苦笑)
柊朱雀->世間的には完全に日テレの方がね。「風の向こうへ〜♪」って(笑)
MOMA->まあオリンピック応援歌としてはそういう覚えやすさがヒットの秘訣だと思うんですけどね。
柊朱雀->当時のオリンピックテーマ曲としては一番オリンピックっぽい曲でした。
MOMA->08年末アンケートでは…17位か。
柊朱雀->Beautiful Dreamer読者的にはそれでも「GIFT」の次か。

この曲の評価は…
MOMA★★★★★ ->何も言うことは無い、最高傑作 です。
柊朱雀★★★★★->最高傑作。何度も勇気づけられた。

オーケストラ
柊朱雀->こちらはコカコーラ(CMタイアップ)からの北京オリンピック応援歌 です。
MOMA->タイトルと違って オーケストラ入ってません(笑)
柊朱雀->こちらも超ポップネス ですね。
MOMA->適度なキーボードと3人のサウンドが融合していて。ようやく見出した感じがします。
柊朱雀->この曲はミスチルっぽいって言われるのもわかるかも。適度なコバタケサウンドと爽快ポップロックさが。
MOMA->迷いが無く、前向き一直線で輝きが前面に出ている感じがいいですね。1年前が激重だっただけに。
柊朱雀->アルバムへ向けて吹っ切れていった時期でしょうか。
MOMA->アルバムでも2曲目という位置ですしね。
柊朱雀->ぶっちゃけあまりこの曲の印象はないんですが(爆)、この年のa-nationで「もっと遠くへ」と一緒に生で聴けたのは思い出深いな〜。
MOMA->「もっと遠くへ」と並ぶと確かに印象はあまり強くなかった(汗)オリンピック的な感じもあまり無いし。

この曲の評価は…
MOMA★★★☆☆ ->いい曲だけどまあそこまででも…という感じです。
柊朱雀★★★☆☆->当時はあまりピンと来なかった。今聴くと爽快さがイイ(笑)

収録作品:
4thアルバム『
風のクロマ
ベスト『レミオベスト』(「もっと遠くへ」のみ)

14th 夢の蕾
09年1月7日

夢の蕾 またストリングスバラード

柊朱雀->映画『感染列島』主題歌。
MOMA->…またこれ…?的なストリングス飽和バラード
柊朱雀->前作の感動は何だったんだよ…?的な(苦笑)つーか ストリングスしか聴こえねぇよ!
MOMA->あまりにも予定調和すぎて最初に聞いた時も既視感 ハンパなかった(笑)一応「茜空」辺りに比べると剥離感は少なくなってる気もしますけどね。
柊朱雀->まったりしすぎてな〜…。一部ファンの間でも黒歴史シングル と称されているみたいです。
MOMA->前作あれでもけっこう売れてたんだ!みたいな。売上半減ですか…。
柊朱雀->何気に今作からエイベックスのレーベルへ移籍 。a-nation出演はこの布石だったのかと。
MOMA->そういえば事務所がエイベックスにレーベル作ったんですよね。
柊朱雀->そうでしたね。マイラバ辺りもこのレーベルです。
MOMA->そして小林武史の関与はこれにて終了 、と。
柊朱雀->そういう意味ではストリングス過重で印象的。次回からはプロデューサーを変え新たなステップへ向かいます。
MOMA->もっといろいろな可能性を提示してほしかったな、小林武史…。ストリングス押し付けただけ にしか見えなかった…(汗)

この曲の評価は…
MOMA★★★☆☆ ->後から意外といい曲だなと思えてきたんですが…ストリングスが邪魔なのでバンドバージョンで聞いてみたいいくつかの曲のうちの1つ。
柊朱雀★★☆☆☆->まったりさとストリングスゥ!が合ってる気がしなくもない(笑)

収録作品:
ベスト『レミオベスト

Sakura
09年2月14日(配信)

レミオベスト(DVD付)【初回生産限定盤】 小林武史撤退で新機軸

柊朱雀->実質「レミオベスト」への先行シングル、と。
MOMA->1ヶ月後の「レミオベスト」大ヒットへの弾みになりました。
柊朱雀->配信でもかなり大ヒットしたようですね。年末番組にも久々に呼ばれてましたし、「粉雪」「3月9日」に続くのでは
MOMA->ライブではずっとサポートだった皆川真人が新たな共同アレンジャーになりましたが、ストリングス路線は変わらなかったっていうね(笑)サイトの年末投票ではレミオロメン最高の13位でした。
柊朱雀-> 「夢の蕾」0票って(笑)
MOMA-> やっぱ人気ねぇな…(苦笑)
MOMA->今までにない斬新なアレンジでしたね。なんかあんまりバンドっぽくもないし。
柊朱雀->異色の楽曲だなと。この明るさと異色さがウケたのかもしれませんが。
MOMA->ベース→キーボード、ドラム→電子ドラムか…。重くないですよね、今までと違って。
柊朱雀->身をサウンドに委ねて聴ける曲だと思います。
MOMA->ストリングス隊も小林御用達の四家卯大から弦一徹に変更 になっていたりします。
柊朱雀->そこら辺も変化の兆しかな。あと、レミオロメンのシングルの中でもかなりキーが高いですよね。歌番組ではついにキー下げしてましたし。
MOMA->あと小林アレンジのオーケストラバージョン も存在します。
柊朱雀->なん…だと…?
MOMA->別のCMで使われてたやつなんですけど、全部フルオーケストラオンリーで2番カットだったかな。TSUTAYAレンタル限定「春〜花鳥風月〜」に入ってました
柊朱雀->あ〜そういえばあったような。オーケストラと共演していた記憶が。
MOMA->当時はベスト予約特典着うたフルオンリーで1年後にレンタル限定でCD化されたのかなたぶん。
柊朱雀->その反響かベスト盤は50万枚ヒット、一躍再ヒットしました。

この曲の評価は…
MOMA★★★★☆ ->期待してたのとは違ったけど、これはこれで新鮮な驚きと良さがあったと思います。
柊朱雀★★★★☆->「さくら〜♪さくらぁ〜♪」は耳に残るインパクト。新たな息吹を感じる一曲です。

収録作品:
ベスト『
レミオベスト

15th Starting Over
09年7月15日

Starting Over とびきりポップ&前向きだが…

柊朱雀->セルフプロデュース移行後初のCDシングル。
MOMA->ストリングスたっぷりですがなんだこのかつてない明るさ は!?
柊朱雀->完全に吹っ切れたようで。「君に好かれて君からは嫌われた」とか言ってたのと同じバンドとは思えない(笑)
MOMA->超前向きな応援歌なんですが…当時最強に暗黒な状況に陥ったので全く響かず …。
柊朱雀->俺は受験真っ盛りでした。
MOMA->それ抜きにしてもちょっと今更深みが無さすぎないかな と思ったりもするんですけど。
柊朱雀->CMソングですしアルバム明けで景気付けたかったのでは。
MOMA->迷いを抜けた後にはこんな心境にもなりましたが、当時はとにかく入ってこなかったなぁ…。アリナミンCMソングですし新社会人に向けた応援歌的な意味合いもあったとは思うんですけどそう考えるとやっぱなぁ。「ありのままの自分」なんかじゃいられない若者は多かったんじゃないかなと
柊朱雀->どちらかというと学生向けっぽい?
MOMA->そんな感じですね。この年に内定切りとかドッカン来て就職できなかった若者も多かった し、かなり白々しく響いて聞こえた学生卒業者は多かったんじゃないかと。
柊朱雀->ある意味逆タイアップ的な…。
MOMA->ベスト大ヒット明けの売れ線全開シングルなのに、あんまり売れなかったっていうのは俺としてけっこう納得したりして(苦笑)。100位以内3週の超速ダウンですしね。
柊朱雀->受験としてはアリですが、この頃はもう特に好きなアーティストの曲ばかりで励まされてるんですよね(笑)当時聴いただけでスルー。
MOMA->受験生だったら励まされてたかも、普通に。

この曲の評価は…
MOMA★★★☆☆ ->個人的にリリース時期が最悪すぎてそこを抜けた今でもあまり良く思えない(苦笑)
柊朱雀★★★☆☆->軽すぎる感はしなくもない。ポップ路線への吹っ切れという意味ではレミオ史に残るシングル。

収録作品:
5thアルバム『花鳥風月


16th 恋の予感から
09年11月25日

恋の予感から 不思議なサウンド

柊朱雀->「こい〜のよ〜かん〜から〜♪」のインパクトが凄まじい(笑)ウィンターソング。
MOMA->トーレ・ヨハンソンが共同アレンジャーでまた新しいサウンドに。ていうかギターがあんまり聞こえなくね?サビとかドラムベースストリングスが激しく盛り上がってる感じで。
柊朱雀->当時出演していた番組では藤巻氏が「ストリングスは好きだけど3ピースの音も大事にしていきたい」みたいな事を仰ってましたね。
MOMA->独特の揺らぎみたいなものがあるというか。不思議な曲ですが引きこまれます。サビでの一気に力強くなる感じは、新たな「粉雪」路線みたいな。全く知名度違うけど(汗)
柊朱雀->優しい「粉雪」なイメージが。不思議と暖かいサウンド 。初登場…10位。…。
MOMA->…ま、まあここまで路線が安定せずに来るとしょうがないよね…(汗)
柊朱雀->しかしベスト盤の大ヒットで紅白に初出場!… 「粉雪」で!
MOMA->意味不明すぎた…(涙)
柊朱雀->4年前にオファーしとけよと(笑)
MOMA->とりあえず紅白なら「Starting Over」で良かっただろ!「Sakura」でも!
柊朱雀->他の番組は「sakura」だったのでズレ加減が異様でした(笑)日テレのベストアーティストだけはこの曲だったので地味に前作よりは当時から好印象あるかな。
MOMA->次のアルバムは一体どうなるんだろう?と不安半分期待半分でした。

この曲の評価は…
MOMA★★★★☆ ->他に無い感じなので意外と好きかも。
柊朱雀★★★★☆->これから12月に向けて心を暖めてくれそうな一曲。

収録作品:
5thアルバム『
花鳥風月

花鳥風月
2010年2月10日レンタル専用CD「春〜花鳥風月〜」収録
2010年2月17日(配信)

花鳥風月(DVD付) 暖かい場所

柊朱雀->ドラマ『エンゼルバンク 転職代理人』主題歌。
MOMA->TSUTAYAで季節ごとに4作出したレンタル限定企画シングル があって最初はそこに。次に配信でアルバム発売と変則的でした。
柊朱雀->オリジナルアルバムに向けての先行リリース…で、TSUTAYA春夏秋冬シリーズレンタルが始まりましたね。実質的に先行シングルの役割を果たしたのかと。
MOMA->この「春」以外は既存曲をそのまま入れただけなのでスルーしましたが、これだけは借りた覚えがあります。
柊朱雀->この名曲さに初めてオリジナルアルバムを借りました。
MOMA->先行シングル2曲に比べて安心感がありました。
柊朱雀->春っぽくて優しいんだけど力強い 。まさに「太陽の下」の進化系なのでは。
MOMA->「何だか不思議だよね 生きているって」というサビの歌詞に癒されました。まさに「アイランド」な精神状態から浮上する時期 にリリースされたのでこの穏やかさがじんわり。
柊朱雀->サビは引きつけられます。2番の「子猫みたいドレミファ空を駆け上がる♪」ってとにかく不思議な浮遊感(笑)ちょうど高校卒業前 だったので気持ち的にも凄く印象深いかも。
MOMA->小林武史から離れた成果ここにあり!といった感じで。ストリングスも心地いい。
柊朱雀->サウンドも2の次3の次、4の5の次くらいになっていたバンドサウンドが前面に出ていて見事にストリングスと融合 していますね。レミオとしてもようやくストリングスをサウンドの強みにしたのかなと。
MOMA->時間かかったけどようやく見つけた場所 のようなね、そんな暖かさがあります。
柊朱雀->順を追って聴くとその思いも強いです。
MOMA->この曲の後に「茜空」辺りに戻ると迷ってんなぁ…(苦笑)と感じます。

この曲の評価は…
MOMA★★★★★ ->生きている不思議さといいますか、とにかく癒されました。
柊朱雀★★★★★->レミオロメン最高傑作といえば、「もっと遠くへ」か「スタンドバイミー」かこの曲が譲れない。

収録作品:
5thアルバム『
花鳥風月

17th 立つんだジョー
10年7月28日

「立つんだジョー」(DVD付) 攻めすぎてご乱心!?

柊朱雀->タイトル…
MOMA->え〜と…「花鳥風月」はなんだったんだよ!っていう…。 ぶっ壊れた?
柊朱雀->Mステ出演とかプロモーション全く行ってなかったような。大方の予想通りついにトップ10落ち 。正直この曲は対談するまで全く聴いたことありませんでした(笑)
MOMA->まあ…売れねーよ、としか(苦笑)ジョー自体がね。世代じゃない ですよね、たぶん本人たちもファンも。
柊朱雀->そしてジョーを掲げるには明らかにパンチが足りない。ノリはいいんだけどもなんだかなぁ。
MOMA->ただ1年前の冬ドラマ「ラブシャッフル」で主演の玉木宏がジョーネタを連呼してました(笑)まさかその影響ではないと思いますが…。
柊朱雀->山ピーが映画やる ってのも確かこの時期発表されたしね。
MOMA->いずれにせよ??なテーマに超デジタリー なサウンド。
柊朱雀->シングルでは原曲、リミックス、ライブ版…と同じ曲3連発でなげーよ! と買った友人が突っ込んでました(笑)
MOMA->ライブバージョンくらいはバンドアレンジなのかと思ったらあんまり変わらくてウンザリした(笑)
柊朱雀->応援歌はレミオの隠れた強みだと思っていますが…「Starting Over」とこの曲はあまりにストレートすぎでは?
MOMA->全く響きませんでした。この曲の場合はアレンジが特殊すぎてそっちに気を取られて歌詞がまず入ってこなかった です。ナニコレって硬直している間に曲が終わり、3連発でウンザリし…。
柊朱雀->打ち込みポップスは好きなんだけどなぁ、いかんせん全体的に軽くて。
MOMA->まあ不慣れですよね。アレンジャー変えてないし。
柊朱雀->レミオの方向性には路線が合ってなかったんじゃないかと。

この曲の評価は…
MOMA★☆☆☆☆ ->ようやく辿り着いたと思ったら攻めすぎてご乱心。色々デジタルと生音のせめぎ合いに面白味を見出せれば良く思えるか…?といったところでしょうか。
柊朱雀★☆☆☆☆->対談史上、最高にボロカスなレビューになってしまいました(苦笑)


10th Anniversary Special CD BOX 「Your Song」
11年1月18日

Your Song レミオロメン 10th Anniversary Special CD BOX (CD付) 安定のストリングスバラード

柊朱雀->ドラマ『最上の名医』主題歌。
MOMA->ミニ小説+CD+ブックレット の書籍扱いで。
柊朱雀->本の同梱CDという形の発売でしたっけ。そんなわけで今作品はチャートに登場しておりません。
MOMA->パッケージ無駄にでかいですが小説もCDもブックレットも通常CDジャケットとほぼ同じサイズ です。
柊朱雀->友人から借りるも、小説は1回流し読みしただけで返してしまった…。
MOMA->大半がダンボール梱包というGLAY「MERMAID」〜「Missing You」初回盤を髣髴とさせる…(苦笑)あっちは発砲スチロールだったのかな。
柊朱雀->曲自体は普通にストリングスバラード で。前作の迷走っぷりから聴くと異様に名曲に聴こえる(笑)
MOMA->ブックレットには曲の経緯やコメントもあるのでそれに小説を加えるとまあ…「安定バラード」以上に良く思えます。普通に出てたらまた…?で終わってたと思います。
柊朱雀->ちょうど真冬だったので暖まって気持ちよかったです。パフォーマンスでは…ギターを捨ててマイク一本で歌う藤巻氏 が!
MOMA->3月にストリングスを従えてのライブも迫っていたんですよね。
柊朱雀->「ストリングスライブ」ってレミオにしか出来なさそうなネーミングだけど(笑)
MOMA->ていうか今まで同期でやってたのかよ! と(笑)
柊朱雀->ライブでは3ピースを聴かせる…わけではなかったのか。
MOMA->ライブCDのクレジットだとギターサポートも入ってましたしね。この曲以外全部「レミオベスト」以前の曲なのは謎 だったけど。
柊朱雀->C/Wの「3月9日」はストリングスライブへの伏線として、「粉雪」をそのまま収録したのは謎です。
MOMA->冬だったから じゃないでしょうか(笑)
柊朱雀->そんなもんでしょうか(笑)
MOMA->小説前提とはいえこの曲のサビの歌詞はファンに向けて歌っているようにも思えますね。
柊朱雀->ファンへの感謝、決意 のような。
MOMA->まあわりかし毎年この時期にそういう曲を出している気もしますけどね。
柊朱雀->迷走からの吹っ切れの流れで聴くとより感動的ですが…ファンへのメッセージだと、購入限定でも問題なかったのかも。
柊朱雀->小説ありきですし。
MOMA->通常シングルだとまたかって感じになっちゃいますしね。

この曲の評価は…
MOMA★★★★☆ ->定番すぎるといえば定番すぎるし、ストリングス過剰気味ではあるけど好きな1曲。
柊朱雀赤★★★☆☆->安心のレミオ名バラード。


MOMA->というわけで振り返ってきましたが。
柊朱雀->急遽決まった企画でしたが、対談史上でかなり強い手応えを感じました。
MOMA->ストリングスとどう付き合うかっていう点ではまだ今後が少し不安 な感じもしますね。
柊朱雀->振り返って聴いてみると迷走→復活の流れがあったり、思ったよりかなりガツンとしたバンドじゃねーか!?とか。しかし一定の答えに辿り着いてから速攻で再迷走、リリース停止…ってのは…。
MOMA->「花鳥風月」に至る流れまでは辿り着いた感があるんですが、その後が…ん? っていう。それが狙いかもしれませんが。
柊朱雀->そして俺が「花鳥風月」で本格的にはまったのでそこからすぐにっていう。 新たなデスリスナー…?
MOMA->10周年でファン向けの予約BOX出したりと少し内向けになっているのも気になります。そもそも結成10周年だから大半のファンが10年の歴史を体感してない っていう(笑)
柊朱雀->表向きの発表はそれとライブ盤だけでしたからねぇ。来年はアルバムとか出してほしいです。結成〜周年はファンにとってはわかりにくい感がありますね(笑)
MOMA->「立つんだジョー」の立ち位置がハッキリするのは今後次第 ですよね。今はワケが分からないけど次のアルバムで案外ハマるのか、スルーされるのか。
柊朱雀->新たなレミオロメン像が見え始めてからですね。
MOMA->今回取り上げた曲以外でこれも好き!と言っておきたい曲はありますか?
柊朱雀->「スタンドバイミー」! ベタだけども名曲!
MOMA->当時シングルに近い扱いでプロモーションされてましたね。これはひたすら開放的で好きです。
柊朱雀->この曲を聴くと夏だな〜!って。
MOMA->俺は「翼」 (「風のクロマ」)がけっこう好きです。
柊朱雀->その曲もMステで一度聴いたような。今度アルバム全部振り返りたい。
MOMA->「行けば分かるさ」っていう前向きさに勇気づけられて行ってみた09年。行って分かったのは「アイランド」の世界 でした…(笑…えねぇ…)
柊朱雀->人生を切り映すようなバンドだな…レミオロメン…。けっこうこの対談でMOMAさんの人生観も露わになったのではないかと(笑)
MOMA->けっこうその時々の心境にあてはまる曲が多いんですよね。ミスチルだと暗いモードなのってリアルタイムだと中学くらいまでだったし。順番は前後するけどリアルタイムで暗さも前向きさも共感できたのは案外レミオロメンが初めて だったかもしれません。
柊朱雀->落ち込みからの復活は特にかなり効きますよね。そういうアーティストに巡り合いたい!
MOMA->購入したことはほとんど無いんだけど(おい)、けっこう人生に寄り添ってたな (笑)
柊朱雀->意外とかなり深いバンドということがわかった(笑)
MOMA->そんなわけでまた次の機会に!
柊朱雀->また会おう、すぐにでも!
MOMA-> おつかレミオロメン!
柊朱雀->おつかレミクラァーイ♪

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