DEEN LIVE JOY COMPLETE〜Sun and Moon〜
リリースデータ
2019年8月21日 | 音楽Blu-rayチャート初登場10位(総合30位圏外) 音楽Blu-rayチャート初登場16位(総合49位) |
売上0.1万枚 売上0.05万枚 |
Epic Records |
メンバー
Vocal | 池森秀一 |
Keyboard | 山根公路 |
Guitar | 田川伸治 |
Support Musicans | |
Bass | 宮野和也 |
Drums | HIDE |
Guest:上海ロックスター |
DEEN26th映像作品。Blu-ray、DVDでの発売。2017年3月10、11日にZepp Osaka Baysideで2日間開催された「DEEN LIVE JOY-Break20〜Sun and Moon〜」最終公演の模様を全曲収録した2枚組。ライブから2年半近く経過してからの発売となり、田川伸治在籍時(脱退1年前)3人時代の作品となり、大幅に発売順が前後した。映像化問い合わせ殺到につきリリースが決定したとされている。また映像化は東京ばかりだったため、Zepp Osaka Baysideでのライブの映像化は初となる。
Break20は東京、名古屋、大阪の3ヵ所のみで行われた最少のZeppツアーだったが(全国ツアーというより東名阪ツアー)、全て2daysで、1日目は"過去3回のマニアックナイトの中から「Best of マニアックナイト」"、2日目は"ヒット曲満載のLIVE JOYの集大成"と2日間のセットリストが全く異なる事が最初から告知されていた。
時系列ではこの前のツアーであるBreak19は2015年→2015武道館→カウントダウン(マニアックナイト2)→2016年AOR NIGHT CRUISIN'〜3rd Groove〜(ビルボード)(CD化のみ)→2016リゾートライブ(商品化なし)→2016武道館→カウントダウン(マニアックナイト3)→Break20(今作)、となる。既にこの先もリリースが済んでいてこの後は2017年夏に47都道府県ツアー→年末カウントダウン(ソロソロソロ)→25周年武道館田川脱退→2人になってFCツアー→リゾートライブ→Break21(初日カウントダウン)という時系列。
2008年以降、単独のライブ映像作品は武道館と47ツアーだけになって、通常ツアーやその他のライブはアルバム特典という形に移行していたが、通常ツアー以外でも25周年に向けて色々なライブを行っていて立て込んでいたためか、2日分はアルバムの特典でつけるには重すぎるせいか、ソロソロソロは単独リリースしたものの、リリースされずじまいになっていたのがさらに前のこのBreak20だった。基本的にDEENで金曜・土曜の2日間、そして日曜日には田川伸治のソロ公演(会場は別の小さなライブハウス)も各地で行ってくるという行程だった。そして田川脱退のちょうど1年前でもある。
ここ数年趣向をこらしていたマンネリ打破の試みの一環と思われるが2daysでセットリストを分け、2日間の動員や盛り上がりで今後のライブの作り方の参考にもできるという(東名阪のみにしたのは札幌仙台福岡とかで2daysは厳しいという判断だろうし)かなり意欲的かつ実験的な公演だったと思う。1日目はBest of マニアックナイトの言葉を律儀に守りすぎてて披露順まで同じ部分がいくつかあったり、マニアックナイト未披露だったのが3曲しか無かったりはするがいずれにせよあまりライブで見ない曲が並んでいるのでまだまだ新鮮。2日目も代表曲網羅で初期寄りになっているが意外とスルーされがちな初期シングル曲が久々披露だったりもしてなんだかんだ楽しめる。
この後47ツアー(3人だけのアコースティック)、ソロ曲中心のカウントダウンライブを経て、25周年武道館で原キー復活になったわけだけど、2012年頃からの低音カスカスが、2015年以降改善されてきて高音の伸びもさらに良くなってきて…という流れが今作を挟むとより鮮明になったかなと思う。2015年武道館の時に近年の中で1番調子がいいと感じた記憶があるが、以降は企画的なライブが続いていたので、今回久々の通常バンド編成ツアーにおいて調子がいい悪いというよりだいぶフラットに安心して見られるようになってきているように感じた。
印象度★★★★☆