12thAl Graduation
2011年6月15日
デビュー18周年を迎え、高校を卒業する年になったという事で今作のテーマは「卒業」。また先行シングルとなった「Brand New Wing」、最後の「卒業」以外は過去のオリジナルアルバムタイトルをリリース順に曲名にするという試みがされた。『DEEN』はバンド名にもなってしまうので使用されず、「Brand New Wing」がその代わりのような1曲目に置かれ、2~10は2nd~10thまでのアルバムタイトルを使用。『クロール』は外されていた。
1stアルバムにディレクターとして参加し、その後グッデイに移籍してここまでディレクター、プロデューサー、マネージメントの立場でDEENを導いてきた時乗浩一郎は今作リリース後にグッデイを退社。DEENとの関与もこれが最後となった。時乗浩一郎の担っていたポジションは空白となり、特に代わりとなる人物は置かれなかったようだ。ディレクター、プロデューサー、アレンジャー、作曲共作(主に池森曲)、マネージメントってなかなか全部1人で手掛けてくれる人っていないし、音楽面で支えて意見を入れていた第3者的存在がいなくなった事はこの後の活動にも大きな影響を与えた事は間違いない。表面的にはあまり変わっていないように見えるが、最たる例は池森秀一の作曲であり、00年代以降は単独作曲より時乗浩一郎との共作が多かったが、時乗浩一郎がいなくなると同時に池森秀一作曲作品はほぼ皆無となった。これより後、池森作曲は共作での2曲(1曲はソロ)しか発表されておらず、程なくして「以前までは作曲者が2人いた」(3人時代を振り返って)、「現在は作詞は僕、作曲は山根と、役割分担がしっかりできた」(同インタビューで続けて)といった発言をするに至り、すっかり作曲する気が無くなってしまったようだ。
時乗浩一郎は退社後はベルウッドレコードに所属してプロデュース、ディレクター業務を続けていたようだが、ビーイング~グッデイ時代に築いた人脈もあってか、2016年の上野優華のアルバムには織田哲郎、葉山たけし、池田大介、宇津本直紀、藤沼啓二、小林秀樹(HIDE)、森口翔太(田川のバンドTHE SONIC TRICKのベースだった人物)とビーイングやDEENと繋がりのあった面々が大挙して参加していた。
事務所グッデイはDEEN以外の所属ミュージシャンは短期間で辞めていく者が多いが、入日茜や藍坊主などグッデイ離脱後に時乗浩一郎と再度関与するという双方離脱後の再共演も見られている。特に藍坊主は事務所離脱後に時乗浩一郎と再共演以降は絶対的な信頼を置いて毎回共同アレンジを任せるようになっていてむしろ双方グッデイ在籍時よりも関係が深くなっている。
宇津本脱退、そして後年の田川脱退というDEENメンバーが欠けていくのは目に見えての大きな出来事だったが、時乗浩一郎の離脱はそれと並ぶ非常に大きな出来事だったと結果的には思う。今作発売時、DEENを卒業するわけではないと解散説を否定していたが、結果的に最重要人物ともいえる時乗さんが事務所グッデイとDEENを”卒業”しており、あながち間違いでもないタイトルとなった。
シングル『Brand New Wing』、DVD『DEEN at 武道館2010 LIVE JOY SPECIAL』、今作との3作連動特典として今作のパンフレットが応募者全員プレゼントされた。メンバー3人がそれぞれ1曲ずつの解説を行ったライナーノーツ型のパンフレットとなっている。
初回盤は2001年のバラードベストの第2弾CD『Ballads in BlueⅡ~The greatest hits of DEEN~』、『DEEN LIVE JOY-Break15~History~』から抜粋した7トラック(うち1トラックは後半のメドレー)を収録したDVD付。スリーブケース仕様。
『Ballads in BlueⅡ~The greatest hits of DEEN~』は前回と違ってファン投票は行われていない。前回を踏襲したような選曲や配置になっており、前作収録曲のセルフカバー版を同じような箇所に配置したり、前回同様にバラードではない「瞳そらさないで」をまたしてもバラードじゃないキセキVersionで収録するなど踏襲を意識しすぎておかしなことになっている部分も…。「ノスタル~遠い約束~-Acoustic Version-」「Hello,my friend」はアルバム初収録。前回を踏襲して1曲目に収録された「Blue eyes~Strings Style~ Introduction」のみ新たに編集された導入インストとなっている。
5月の武道館ライブでは先行して「’need love」「LOVERS CONCERTO~上海ロックスター Episode2~」、「NEXT STAGE」を演奏。また当日は初めてエリアごとの規制退場(メンバーお見送り付)となり、待たされている間にアルバムを1曲目から流すという試みもあった。しかし既に動員はスッカスカでけっこうあっという間に退場を促されてしまった上に、1曲目は既出シングル「Brand New Wing」であったため、新曲をほとんど聞く事無く退場となってしまった。1番最後に退場した人でも果たして何曲目まで聞けたのか…。
あとこのアルバム、「I wish」「NEXT STAGE」「卒業」のコーラスにGOOD-DAYSといういつもある事務所スタッフ/関係者が合唱部分に参加する時に使用しているらしき名義と事務所の新たな後輩藤田麻衣子に加えてもう1つodawara boyzという謎の名義での参加がクレジットされている。当時事務所にいた小田原のボーイズすなわち小田原出身の男たちのバンドと言えば藍坊主である。藍坊主は5月6日に初武道館ライブを行っているが、翌5月7日がDEENで、2日間ストリングス隊4人とステージセットはそのまま流用されていた(この事務所後輩をDEENの武道館公演前日に”初の日本武道館公演”させる手法は2013年に藤田麻衣子でも行われておりこの際は弾き語り無料公演を行っている)。リハ等の関係もあり、この時の武道館ライブは双方関係者席で見ていた可能性が高く、同事務所である程度の交流もあったのでコーラスに参加してもおかしくない。ただレコード会社が違っていた(トイズファクトリー)ので藍坊主として参加してしまうとちょっとめんどい。odawara boyzというのはそれを回避するための覆面名義だった…のか…?(確かレコード会社から発売する作品ではないDEENのFC会員向けのFCソングを作った時は宮野・HIDEコンビではなく藍坊主のメンバーをサポート起用したという事はあったはず)。それとも藍坊主の後輩になるような新人バンドを小田原で見つけてきて育成しようとしていたのか?
1.Brand New Wing
2.I wish
作詞:池森秀一、作編曲:山根公路
80年代のロックテイストを利かせたハードなロックナンバー。とにかく勢いと圧が凄い。2007年頃から音圧下げ傾向が続いていたのが今作では一気にドカンと派手な音作りに変わったのもあるが、18歳卒業をテーマにしたためか若々しい勢いに満ちているのも特徴。軽快で明るいノリでもあるが、震災後の作詞だったためか、歌詞は世界がひとつになって思いを繋げていこうというLOVE&PEACEな前向きなメッセージとなっている。元気をくれる1曲だが…しかしあまりに勢いがありすぎて逆に一瞬で突き抜けていってしまうところもある。割とサビが低いままで盛り上がらないサビどこ系楽曲であるため、好印象な割に意外と引っ掛からず、しばらくサビよりも間奏部分のコーラスとなっているオッオッオッーオッオッオッオーーの曲という印象だった。
★★★★☆
3.The DAY~僕らは終わらない~
作詞:池森秀一、作曲:池森秀一,時乗浩一郎、編曲:田川伸治
池森&時乗曲に編曲田川という珍しい組み合わせの曲。こういう色々なスタイルが取れるのが全員作曲での幅広さだったのになぁ…。初期の黒森ナンバーのテイストを感じるブラック寄りな楽曲だが、田川編曲の効果なのかファンクっぽいノリも感じられる。”あの日の思い”とか重ねてきた日々を経て僕らは終わらないという歌詞になっているので一応「The DAY」というタイトルに繋がってはいるんだけど、さらっと聞いているとサビ頭が”僕らは終わらない”だし、今回の縛りが無ければ「僕らは終わらない」っていう曲になっていただろうなと思ったりはする。
間奏に参加しているラップは『DEEN NEXT STAGE』にも参加していたJtoSのJの方(JUN)…なんだけどなんとあれから2年で早くもHi Bridzに改名しており今作ではfeaturing J.Speaks from Hi Bridzと前の面影のないクレジットになっている(JUN→J.Speaks)。ライナーでは以前はJtoSと明言されている。
★★★☆☆
4.’need love
作詞:池森秀一,田川伸治、作編曲:田川伸治
ライラライライ歌い出すいかにもなラテンナンバー。情熱的で大人っぽいラテンサウンドだが歌詞はコンセプトに引っ張られたかいきなり廊下ですれ違って恋に落ちるという学生の片想いの世界観という青さとラテンのギャップが妙になっている。予想外の歌詞が上がってきたので田川さんが驚いたと池森ライナーで証言されている。作詞に田川さんが参加している事になっているがこれについては何故か語られていない。サビのライライライや後半の英語詞部分が田川さんのデモを生かした形になっているのだろうか。
「Brand New Wing」の影に隠れたが今作も振付路線。こちらは従来通りの手振りの振りがついていて5月の武道館で先行披露され、その場で観客が即座に対応して振付するという流れだった。
★★★☆☆
21stアルバム初回生産限定盤のみDISC-2『DEEN DANCE MUSIC PLAYLIST mixed by Yosuke Sugiyama』
5.pray
作詞:池森秀一、作曲:池森秀一,近藤薫、編曲:大平勉
AOR期に参加していた大平勉が久々に参加。さらに時乗浩一郎ではない人との共作曲。大平勉は以後、特にAOR NIGHTでの池森ソロコーナーなど池森ソロ関連でよく登場する。大平勉は担当がキーボード&プログラミングなので山根さんとモロ被りしており、レコーディング上どこで線引きがされているのかは不明。リズミカル(田川さん曰くストップ&ゴーのリズムでスイングしている曲)かつ「I wish」同様に震災後の世界で前向きさをくれる楽曲。メッセージはストレートだがサウンドは割と大人っぽい印象。
★★★☆☆
6.UTOPIA
作編曲:田川伸治
田川ソロ。アコースティックギターによるインストナンバーはこれまでもあったがロックバンド編成でのライブのソロコーナーやソロアルバムでやっていたようなギターインスト曲をDEENでやるのは今作が初。DEENでやる事をかなり意識しているのかド派手なロックナンバーながらギターで歌うようなサビメロの爽快感は随一。
ただ田川さんのこういうロック志向ってこれを最後にめっきり減っていってしまい、以降はソロでもハードロックではなくチャッカチャカしたオシャレ系に走るようになっていってしまい、ここがターニングポイントになったように思う。池森さんは池森さんで作曲撤退と主に歌詞がパッパヤしていくし、比較的3人のカラーの違いが鮮明に出たこのアルバムを最後に山根さん以外の2人の志向が大きく逸れていったのは何故なのだろう。これも時乗さんが離れた影響の1つなのか…?
★★★★☆
7.ROAD CRUISIN’~ジョニーとルーシーの物語~
作詞:池森秀一、作編曲:田川伸治
前曲から繋がっているような派手なハードで爽快なロックナンバー。ある男女、ジョニーとルーシーの物語を描くという珍しい歌詞構成でアメリカンな雰囲気も漂う。何故突然外人男女の話になってしまったのか謎だがこれはサビ冒頭の田川さんの英語詞の仮歌がヘイジョニーと歌っていたのが強烈でそのまま歌詞を展開させたためのようだ。しかしこちらは「’need love」のように作詞が共作にはなっていない。ドライブでぶっ飛ばしながら聞きたい曲だが、スピード違反には気を付けたいくらいの勢いがある。
★★★★☆
8.Diamonds~絆~
作詞作曲:池森秀一、編曲:大平勉
池森単独作曲は既に珍しくなってきていたが…現時点で2011年発表のこの曲が最後の池森単独作曲作品となっている。これも黒森ナンバーっぽいグルーヴ感で聞かせる1曲。これまたラップが入っているところからしてこの時期池森さんがそっち系にハマっていたのかとも思うが、こちらではfeaturing Hi Bridz(Sunn Boy&J.Speaks)となっていて改名したJtoSの2人が揃って参加している。
2007年に「Memories 2007」のラップにSunnyに参加してもらってから数年おきにゲスト参加していた彼らだったが、JtoS→Hi Bridzへと改名したものの程なくしてグッデイからいなくなってしまいDEENでの関与もこれっきりとなった。改名後のブログも2014年で止まっていてHi Bridzとしての活動は自然消滅したと思われる。しかしSunny Boy、J.Speaks共に2009年にはTinyVoice,Productionにも個人のクリエイターとして所属していたようで…?この数々のヒット曲に関与している有名ヒットメイカーのSUNNY BOY、SUNNY BOYほどではないが同じく多くの曲提供を行いBlue Vintageとして活動しているJUNというのはどうも同一人物っぽい。事務所所属の時期が一致していないのと(グッデイにいた頃とTinyVoice,Production所属時期がダブってないか?)JtoS→Hi Bridzの経歴に両者とも一切触れていないが同じ名前の似たような経歴のラップ系のトラックメイカーがそんなにいるか?という話で。少なくともJ.Speaks=JUN=Blue Vintageは本人Twitterから一致確定だろう。しかし何故JtoS→Hi Bridzの活動経歴が消されているのだろうか。
しかしそうなるとまた随分凄いクリエイター2人のキャリア初期にDEENが関わっていたんだなぁ…。47ツアーの東京公演の「Memories」の間奏でラップするためだけに出てもらったりとかしてたし…。今作時点で既にSUNNY BOYはけっこうヒット飛ばし始めてたみたいだし…。OZZという池森プロデュースのユニット、2022年8月26日発表の「summer driving」はSUNNY BOYが手掛けているみたいでどうも現在も繋がりがあるっぽい。
★★★☆☆
9.NEXT STAGE
作詞:池森秀一、作編曲:山根公路
40OVERの男たちの仲の良さを表現したという初の3人ボーカル曲。山根ボーカル曲は今までもあったが、ソロはギターインストだったので田川単独ソロ歌唱パートは初。段々声が高くなっていき、メインボーカリストが1番低いところ歌う珍しいソロパート割池森→田川→山根の順番にソロパートを取ってサビは全員合唱、2番も1番に準じているが2番では池森に田川が、田川に山根が、山根に池森が…と次に歌う人がハモりを入れるなど3声ボーカル編成にもこだわりと絆を見せている。
TOKIOとかバンド形態時の当時の関ジャニ∞辺りに提供しても映えそうなブラスも交えた爽やかロックナンバー。分厚いコーラスは3人ボーカルだけでなく、GOOD-DAYS、謎の存在odawara boyz、さらに藤田麻衣子と事務所総勢で参加しておりかなり分厚い。ただ田川さんがアルバム随一というくらいこだわってダビングしたギターは埋もれてほとんど聞こえなくなってしまったらしい…。次なるステージをイメージして行こうという卒業後の未来への不安とそれを越えていく希望を歌った若々しさもあって最後の青春っぽさもある。”さあ今年は最後の年 悔いのないように行こう”とあるように卒業当日ではなく、まだ別れまでには猶予があるタイミングでの思いを歌っているが、最上級生としての1年が始まる卒業まであと1年を残した春という事だろう。もしくは卒業を控えた1月もあるか。
今作も武道館ライブで先行披露され、アンコールでの「LOVERS CONCERTO~上海ロックスター Episode2~」が盛り上がった直後に演奏された。「LOVERS CONCERTO~上海ロックスター Episode2~」での笑いの衝撃が冷めない中でのまさかの全員ボーカル曲というのは印象負けしないだけの衝撃があり、この年の武道館ライブの大きなハイライトだった。ただそのまま続けての演奏だったので山根さんではなく上海ロックスターだっ
これと「Hello」と「キズナ」と3人で歌った曲はもう2度と聞けないと思うとちょっと寂しい。
★★★★★
10.LOVERS CONCERTO~上海ロックスター Episode2~
作詞:山根公路,時乗浩一郎、作編曲:山根公路
2006年「上海ロックスター」、2009年「ロンリーウルフ~上海ロックスター Episode3~」に続くシリーズ第3弾。当初の構想通り、Episode3から遡ってEpisode2となった。今回は若き日のヴァイオリニストとの恋模様が描かれており、間奏のみヴァイオリンソロも入っていてこれは下川美帆が単独で担当。大体いつも2名以上のセット参加なので単独参加って案外これだけのような…。また池森さんの制作関与と単独のボーカルパートが無くなり、全編ロックスターの単独ボーカルとなった。
シンセで変化をつけようとした結果、なんとパラパラになってしまったという前2曲とは傾向の異なる方向性。派手なシンセサウンドも導入しているがそれでもバンドサウンドはキープしておりロックスターというのも堅持はしている。先行披露となった武道館公演ではイントロから上海ロックスターがギターを弾かずにパラパラのような手振りを行いいきなり笑いをかっさらった。
Break16ではバックバンド無しのカラオケで披露したが、元のカラオケではなく新たに打ち込みし直したオケで「シャンさま~!」と韓流スターへの声援のような女性ファンの叫びが追加されるなどわざわざ追加録音を行ってバージョンアップされた。
2013年武道館では間奏で下川美帆のみ登場してソロヴァイオリンを演奏した以外はカラオケで披露したがなんと池森・田川・宮野・HIDEの4名全員バックダンサーとして参加、アラフォーのおじさん達が必死に踊り狂うという衝撃ステージが展開した。2014年の披露前には上海ロックスターによる特訓ムービーも上映されるなどふざけつくし、またも全員ダンス曲として披露して次回作とのメドレーを展開。上海ロックスター演出のピークを彩った。上海ロックスターの演出がどんどん派手になっていってピークに達したのは今作だったと思う。2014年武道館まで行った時点でもうこれ以上派手な演出は思い浮かばないし、これからどうしようかという迷いが隠しきれなくなった。実際ロックスターが去った後、山根さんが戻ってくるまでの池森&田川の繋ぎMCタイムでは田川さんから次の展開に本気で困っているらしいと暴露されていた。その結果、次からちょっと迷走がはじま
結果的に武道館で3度演奏されて「上海ロックスター」に続く第2の存在感を発揮した。2人になって以降はロックスター演出が途絶えていた中でBreak24で久々に帰ってきた際もこの曲が選曲された。
今にしてみるとまあ…このままEpisode 1まで勢いで突き抜けて一旦完結させてから外伝やら1.5やらの別路線をやった方が良かったよな…。
★★★★☆
11.卒業
作詞:池森秀一、作編曲:山根公路
アルバムを締めくくるアコースティックなバンドスタイルでのバラード曲。そのまま卒業を描いた純・卒業ソング。感謝を前面に出しているもののこのタイミングでこれをやるとどうしても解散するのか?とは思ってしまうところではあった。またバラードが無いという事で急遽作ったと公言されていて、全体に勢いに満ちた今作においては今作だけ浮いている。急に穏やかになってしまうので落差が激しすぎる。リード曲としてMVまで制作していたものの、全くアルバムをリードしていないのでチグハグだったし、MV作られた曲の中では1番印象が薄い曲になってしまった。
★★★☆☆
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