24thSg Birthday eve 誰よりも早い愛の歌

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24thSg Birthday eve 誰よりも早い愛の歌

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2002年10月2日
5ヵ月ぶりのシングルだが、オリジナル曲としては約2年ぶり。今作の正式な表記は公式サイトでも発売告知の段階から現在でも「Birthday eve~誰よりも早い愛の歌~」となっていたが、ジャケット、背文字、曲目、歌詞部分、そしてMV冒頭のタイトル表記の全てにおいて”“は使用されておらず、パッケージ上は「Birthday eve 誰よりも早い愛の歌」表記となっていた。それどころか帯とジャケット題字では「Birthday Eve 誰よりも早い愛の歌」とEが大文字になっている。“~”が作品上で表記されたのはアルバム『pray』収録時が最初となる。このような状況で作品内のどこにも”~”が無かったためかO社では「Birthday eve 誰よりも早い愛の歌」表記で登録されている。

ジャケットは池森単独、裏ジャケは3人写っているが、何故か全員不機嫌そうなにらみつけるかのような表情になっており、恐らくそういう指示で撮影されたものと思われるが、DEEN史上最もスカしたジャケ写になっている。また池森さんが突如アゴにちょび髭を生やしていた事から通称ヒゲ森と一部ファンの間で呼ばれていた。「このままヒゲだけを奪い去りたい」なんていうファンもいたとか…いないとか…。

翌年3月に控えた10周年を前にしてボーナストラックの名称を“10th Anniversary Bonus Track”とするなど10周年を見据えた記述がある。

これまでシングル盤にサポートメンバーの演奏クレジットは無かった(前作は吉田保ミックスや原田光晴マスタリングを示すためにエンジニアクレジットはあった)。今作よりシングル盤でもサポートメンバーの演奏クレジットが記載されるようになった

初回限定2大特典はBirthday eveにDEENからメッセージメールが届くという応募者全員特典の応募ハガキ(2003年1月1日~2003年12月31日の指定した誕生日前日にメールが届く)、アルバムと連動した「プレミアムキャンペーン2002」応募券封入。こちらのキャンペーンは5名限定で「あなたの名前を歌い込んだ世界でたったひとつのBirthday song」といういつもより手の込んだ内容だった(500名様はいつも通り内容不明のオリジナルグッズ)。

ハガキが無くなっているので筆者のBirthday eveである2003年2月28日にメッセージメールが届いたものと思われるが、あまり記憶にない。“この1年が素晴らしい年でありますように”とか曲のフレーズが書かれていたようなうっすらした記憶が…。

DEENは1度も巻き込まれなかったがCCCD喧騒も始まり、CDがまずます売れなくなっていく中、DEENの緩やかな売上下降よりも全体のレベルダウンの方が早かったため、初動1.3万枚、4週ランクインで累計2.3万枚と売上が上がったわけではなかったが初登場11位となり、1999年以降トップ20前後まで低迷してきていた中でトップ10入り目前まで順位が上昇した。

C/Wベスト『Another Side Memories~Precious Best~』に「Break it!」が収録されているが今作の権利はAriolaにあるため、2024年3月10日のB-Gram音源一斉配信開始の際には「Break it!」以降はカットされた。

Birthday eve 誰よりも早い愛の歌

作詞:池森秀一、作曲:山根公路、編曲:DEEN&時乗浩一郎
共作では1999年の「MY LOVE」、続けてクラシックスシングル「Christmas time」では単独作曲採用されていたが、後年のインタビューでは共作での採用を除くと自分の作曲がようやく採用されたシングルは24枚目となる今作であると山根さん本人がなかなかシングルに採用される曲を書けなかった苦労話として語っている。「Christmas time」はカウント外にしているようだ。

DEEN’S AORの始まりとなった曲。これまでとは一転してかなり渋くて大人っぽいサウンドが特徴的なラブソング。イブというとクリスマスのイブは曲になるほどに有名で定着しており、なんならクリスマス当日よりもイブが本番くらいな勢いで盛り上がるが、それ以外に○○イブってあまり聞かない。Birthday eveというのも新鮮だった。誰よりも早く誕生日を祝うというラブソングになっていて、ドラマティックな展開。なお2005年に倖田來未が「Birthday Eve」というシングルをトップ10ヒットさせたのでちょっと持っていかれた感じはある。またしても後追いに持っていかれる

抑えに徹しているギターが間奏やアウトロでは開放したかのように派手にギュインギュイン弾きまくるのもカッコいい。当初聞いたことのない曲調にかなり戸惑ったが今作に関してはアルバム『pray』よりも早い段階でこれはこれでカッコいい曲として気に入るようになった。シングル曲としてAOR路線への導入としてこれ以上ない1曲だった事は間違いない。

当時のツアーで演奏した後はライブであまり演奏されていないが、ライブ当日がメンバーの誕生日前日だった場合、DEENデビュー日前日だった場合にはサビ部分をお祝いで歌ったりと、セルフで活用する機会もあった。これ以降ツアーがカウントダウン~年明けに行われることが多かったためか、1月生まれの山根さんが1番可能性が高く、逆に4月にはライブやらないので田川さんのBirthday eveをライブでお祝いした事は無かったんじゃないかと思う。

ゲストミュージシャンとして今作よりAOR期は主に沼澤尚がドラムを担当している。しかしライブには沼澤尚は1度も参加せず、『和音』の一部曲とツアーから参加しているHIDE(当時はcan/goo所属あり)がライブサポートドラマーとして固定した。一方でレコーディングにおけるベースは起用したりしなかったりで今作は打ち込みとなっていてブイブイと打ち込みベースが強めにうなっているのが特徴的。メンバーにベース担当がいなかったせいか、AOR期においてもベースだけ打ち込み(もしくはシンセベースのサポートを呼ぶ)という曲はチラホラ出てくるが、今作のブーストされたような機械ベース音はインパクトはあるんだけどこれ普通に生ベースで自然な音色の方が良くね?っていうのはある。

この打ち込みベース、実際作品ごとにかなり迷走しており、シングルだと音圧過剰なほどにブイブイしているが、『PERFECT SINGLES+』では物凄く引っ込んでおり、『PERFECT ALBUMS+1 20th Anniversary』『DEENAGE MEMORY』のリマスターではブイブイさせすぎず抑えすぎないようやくちょうどいいバランスに落ち着いた感がある。リマスターだけでこれだけ印象が変わる曲も珍しい。

またアコースティックピアノのサポートとして「戦争を知らない子供たち」にゲスト参加したばかりの塩谷哲が参加している。

PVには麻生久美子が出演。主に映画俳優として知られていたものの地上波連ドラへの出演はこの時期無く、大河ドラマ『新選組!』出演は2004年、『時効警察』は2006年、長瀬智也と共に実質主演だった『泣くな、はらちゃん』は2013年である。PVに出た時点でもまあまあ有名ではあるものの、PV出た後にその役者がさらにブレイクする法則も始まった。
★★★★☆
5thアルバム『pray
5thベスト『PERFECT SINGLES+
6thベスト『DEENAGE MEMORY
7thベスト『DEEN The Best FOREVER ~Complete Singles+~

C/W Break it!

作詞作曲:池森秀一、編曲:DEEN&時乗浩一郎
この曲はストレートな演奏が求められたためかレコーディングでもHIDEがドラムを担当、ベースはPICK2HANDの酒井勇也と当時ロックバンドで活動していた若手2人をリズム隊に起用。パーカッションに仙道さおり、Back-up Vocal(コーラス)にko-sakuと入日茜が参加。コーラスの2人はそのままライブにも帯同した。10周年を意識したメッセージソングのようになっていてこの時期ではかなりハッキリとしたバンドサウンドになっている。今作での直球で派手なHIDEのドラムと他の曲での沼澤尚のドラムの違いは特に違いが鮮明。当時のライブにまでは沼澤尚を呼べず、今作のようなプレイスタイルのHIDEを全面起用だったのは正直プレイスタイルが違いすぎた

イントロからギターのカッティングが印象的だが、通常もう少しオシャレな雰囲気になりそうなところあえて他のアレンジを直球にまとめる事でけっこう爽やかで明るい雰囲気になっているところはアレンジの妙だと思う。またR&B路線、カバー、今回の表題曲にしても今までにない変わった曲調が続いていたので曲に合わせて歌い方が違うという側面もあったが、こういうストレートなバンドサウンドになった時に改めて声が変わったなぁ、一気に低くなったなぁ…と感じる。

今作のカラオケバージョン(Instrumental)は収録されていない。8センチCD時代はC/Wまでカラオケ収録した全4曲入り仕様で貫いていたが、マキシシングルになってリミックスやライブ音源の収録も始まって固定のフォーマットが崩れた影響か、前作のカバー「the end of the world」もカラオケ無しだったが、クラシックス以外の通常シングルにてオリジナル曲のカラオケが収録されないのは今作が初となる。
★★★☆☆
5thアルバム『pray
1stC/Wベスト『Another Side Memories~Precious Best~

10th Anniversary Bonus Track
Birthday eve~a capella~

作詞:池森秀一、作曲:山根公路、編曲:DEEN&時乗浩一郎
アカペラバージョン。Back-up Vocalにはko-sakuの名前しかないが、メンバー3人+ko-sakuだけで重ねているのか、ノンクレジットで時乗浩一郎やスタッフ勢が参加しているのかは不明(スタッフが参加すると基本的にGOOD-DAYS表記がつくので参加してないとは思う)。

“流れ星に~”以降の大サビ部分はカットされサビ→1番→2番までで終了という構成。アカペラアレンジが驚くほどハマっていて驚く。アルバム未収録なのがもったいない隠れてしまった名アレンジだと思う。
★★★★☆
アルバム未収録

コメント

  1. Angel don’t cry より:

    HIDE氏は2023年現在でもcan/goo所属ですよ!

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