40thSg 二十歳/雨の六本木、雨の六本木/二十歳

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40thSg 二十歳/雨の六本木、雨の六本木/二十歳

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2013年8月7日
“DEEN20歳のメモリアル両A面シングル!!!”と銘打たれ、『二十歳/雨の六本木』と曲順を入れ替えた『雨の六本木/二十歳』の2種発売。最初からDVD付で、『二十歳/雨の六本木』には「二十歳」のOriginal Karaoke(3曲目)とMV(DVD)が、『雨の六本木/二十歳』には「雨の六本木」のOriginal Karaoke(3曲目)とMV(DVD)を分割収録した複数商法となった。2013年内の期間限定生産シングル。通常盤は存在しない。

配信では『二十歳/雨の六本木』のタイトル/ジャケットとなっていて、Original Karaokeは2曲とも未配信となっている。

カラオケバージョンの名称は2005年以降ずっとoff vocal versionで固定していたが何故か今作のみOriginal Karaoke表記になっている。Original Karaokeの名称が使用されたのは『MY LOVE』以来である。次回作以降ではまたoff vocal versionに戻った。

W購入者全員プレゼントとして2作が収納可能なスリーブボックスが入手可能だった。

通常盤が存在しない限定シングルは今作が初(『君へのパレード♪』も3種の期間限定盤DVD付で今作に続いた)。20周年メモリアルシングルなのにそれでいいのか。またAirola Japanからの最終作品となり、特に告知なく次回作で移籍となった。

二十歳

作詞:池森秀一、作編曲:田川伸治
20周年記念ソング。自分たちやファンへの感謝的な内容ではなく、歴代の代表曲のタイトルを不自然にならない程度に散りばめつつも、20年寄り添った2人のラブストーリーを描くという形式で20年を表現したラブソング。またラストのコーラス部分にはGang Chorusとして20人が個人名で表記されている。10月の日本武道館ライブ2daysでは日本工学院専門学校ミュージックカレッジの生徒と紹介されたが、武道館Blu-ray/DVDでは個人名義でクレジットされていない。レコーディング参加者20人全員がそのまま武道館ライブに参加したのか、入れ替えがあったのかは不明。

15周年、25周年、30周年とそれぞれ決意や感謝など自分たちを歌った曲を制作しているので、今作の時は自分たちではなく20年という年数そのものをテーマにしている事、ちゃんとシングルで記念曲が出たのが大きな違いだろうか。今作も良曲ではあるんだけど、どこかTUBE「夏だね」に似た感じのサビメロ「言葉で伝えたくて」がこれぞDEEN過ぎたのでシングル曲なのにちょっと及ばない感じはあった(「TWELVE」と「Starting Over」だと「TWELVE」の方がよりシングルっぽかったよねっていうのと同じ感覚)。それでも20年の年月を感じさせる感動的な1曲ではある。

本文では曲名がそのまま出てくるのは「ひとりじゃない」のみ、次点で「未来のため」「素顔で笑ってたい」(「未来のために」「素顔で笑っていたい」が正式タイトルだがメロディーにハマらないので1字削ったものと思われる)。それ以外では「ユートピア」「翼広げ」「このまま君」「遠い空」「瞳(め)をそらさず」などが登場する。「見上げ」が「見上げてごらん夜の星を」に該当するのかどうかはビミョーなところか。

歌詞に記載がないがラストの合唱部分ではTeenage dream、遠い未来へ、Power of love、君さえいれば、So Memories、風に乗せて、永遠を、We LOVE FOREVER、Woh oh JUST ONE MY LOVE Yeah…とちょっと本文に入れ込むのは無理めな他のシングルタイトルを突如連発。メロディーの関係から「Memories」が”So Memories”、「翼を風に乗せて」が”風に乗せて”、「永遠をあずけてくれ」が”永遠を”、「LOVE FOREVER」が”We LOVE FOREVER”になっているほか、最後の「JUST ONE」「MY LOVE」は”ジャスワナマイラ~”(Just wanna my love)に聞こえる。

MVは中学生の頃から付き合い始めて結婚してもうすぐ子供が生まれるところまでの2人の20年間のラブストーリーとなっている(13,4歳から始まってこの時点で33,4歳くらいの設定か)。実際にはそんなにはないケースなのかもしれないけど(中学から付き合ってて30過ぎまで結婚しないのはちょっと遅い気もするが途中で色々あったんだろう気にするな)、いい雰囲気のMVだ。
★★★★☆
14thアルバム『CIRCLE
7thベスト『DEEN The Best FOREVER ~Complete Singles+~

雨の六本木

作詞:湯川れい子、作曲:井上大輔、編曲:池田大介、Brass Arrangement:勝田一樹
2000年に亡くなっていた井上大輔が生前遺していた未発表曲に湯川れい子が歌詞を書き下ろした楽曲。何がどう巡ったのかDEENがこの曲をやる事になったという縁もゆかりもない謎展開となった。事務所の社長案件だったのだろうか。

プロデュースは寺島良一で編曲が池田大介。演奏にはDIMENSIONメンバー3人が全員参加し、ブラス2名、アコーディオンも参加し、ベースは川崎哲平、ドラムは則竹裕之とリズム隊もいつもと違う面々が演奏している。ベースの川崎哲平は前年のBEING LEGENDツアーのサポートとして共演済み。久々にビーイング系というかDIMENSIONの制作陣がそのまま参加している感じだろうか。しかしDIMENSION小野塚晃がキーボード、ライブで山根さんが抱えていたアコーディオンもレコーディングでは別の人だし、これは山根さんレコーディングで演奏する余地が無かったような…。

濃厚なラテン昭和歌謡。一人称「俺」だしいつもと違うワイルドな昭和の男のサンシャイン・オブ・マイ・ライフが全面展開する異色の世界観。メロディーに引っ張られてコブシを利かせ気味の歌唱パフォーマンス(握った拳を斜めに下ろしていく仕草)になったりと随分浮いた作風に仕上がっている。

結果、何故か遊びつくすバラエティソングへと変貌していった。

MVでは“Mr.六本木”ことマイケル富岡氏が出演していてサンシャイン・オブ・マイ・ライフしている(?)がメンバーはあくまでクールに普通に演奏していて、山根さんもキーボードを普通に演奏している映像が使われていた。

しかし発売直前の7月に開催された「AOR NIGHT CRUISIN’~2nd Groove~ feat. DIMENSION」でのライブ初演奏で異変が起こる。DIMENSIONが参加していたため山根さんはアコーディオンを担当するもイントロ以外にアコーディオンの目立つ出番がないので手拍子要員となり、それだけでは盛り上がらないので少し面白い動きで笑いを取りに行ったり、同じく間奏以外で出番のない勝田一樹や演奏しない箇所が多い小野塚晃と一緒にサビで演歌のコブシ風の振付をしたりと盛り上げ要員をやっていた。

ここに何か可能性を感じたのか武道館ライブでは山根さんがアコーディオンを抱えながら踊り狂うというギャグダンス楽曲となった。ロックスターと変化をつけるためにサングラスだけでなく絶対聖域となっていて普段見せない生え際をさらしながら前髪を中央寄せにしたスタイルで登場した山根さんはトム・クルーズのつもりだったが、池森さんにたむけん(当時の芸人ブレイク時のたむらけんじのイメージと思われる)呼ばわりされ、たむけん風山根さんが冒頭や間奏で踊り狂い、池森さんとキス寸前まで行くパフォーマンスネタ披露曲となりトンデモナイ事に…。湯川れい子も武道館ライブを鑑賞に訪れたというのでさぞ驚いたと思われ、バラエティソングにしてしまって怒りださないか心配だったが、鑑賞後は大人の対応であった。

AOR NIGHT、めざましライブ、武道館2days、Break18ツアーと発売からおよそ半年ちょいの間は集中的に連続披露されたものの集中的にやりすぎてあっという間に飽きたのか、それっきりパタリと演奏されなくなった。湯川れい子が気を遣って「かえって長く生き延びる歌になることでしょう。」と言ってくれてたけど遊びすぎてすぐ飽きてしまい本当にすまなか「二十歳」同様に20周年期間限定の曲だったともいえる。

なんかこの辺りからMCでのメンバー間の妙ないちゃつきみたいななんか変な空気感が強くなってあまりにも緩くなりすぎた感じもあるんだよな…。
★★★☆☆
14thアルバム『CIRCLE
7thベスト『DEEN The Best FOREVER ~Complete Singles+~

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