未来のmemories/宇徳敬子×DEEN
2012年9月19日
From B.B.クィーンズ4thアルバム『B.B.QUEENS LEGEND~See you Someday~』
作詞:宇徳敬子&池森秀一、作編曲:山根公路、Strings Arrangement:池田大介
T-BOLAN復活と共に開催された2012年10~11月のBEING LEGEND LIVE TOUR 2012には前年2011年に近藤房之助、坪倉唯子、宇徳敬子、増崎孝司の4人で再結成したB.B.クィーンズ、完全な再結成では無いとしながら歴代メンバー5人のうち4人までが参加したFIELD OF VIEW、そして既にビーイングを離れてずっと活動していたDEENはSpecial Guest扱いで参加した。このツアーに合わせて唯一直前に新作を発表していたのがB.B.クィーンズで、この中で1曲だけDEENがゲスト参加。B.B.クィーンズではなく宇徳敬子×DEEN名義になっており、増崎孝司は参加していない事が明記されている。DEENサイドでの楽曲制作で山根公路が作編曲を担当しているもののベース川崎哲平、ドラム宮川剛はB.B.クィーンズ側、BEING LEGEND LIVE TOURのサポートメンバーが演奏している。
1番を池森、2番を宇徳がほぼ単独歌唱、相手がコーラスを入れ、Cメロとラストサビはデュエット歌唱という構成。ラストサビで主旋律を歌っているのは池森だが宇徳敬子のハモりがかなりでかめでどっちがメインメロディーなのか分からなくなるくらい2人を対等に扱っているのが特徴的。
DEEN王道というか山根曲王道な感じのバラードナンバー。非常に良いメロディーで歌い上げるバラードなんだけど、ただかなり気になるのがサビのメロディーとか特に最近どっかで聞いたぞこれ…?と。39thシングルC/W、アルバム『マリアージュ』にも収録された「雨がいつか上がるように」にどこか似ていて、サビの一部(この曲の“涙で君が見えない”と「雨がいつか上がるように」の“狭い檻から出て行こう”の部分)とかこれほぼ同じじゃね…?っていう。名曲には違いないんだけど、必殺のメロディーです感が凄い。
BEING LEGEND LIVE TOUR 2012ではそれぞれとの共演は一切なく、最後にみんなで出てきて1曲やるとかも一切なしだったが、この曲のみDEENのステージに宇徳敬子を招く形で共演して演奏され、唯一の共演だった。この際は池森さんがやたらと宇徳さんに向かって歌っているのに、宇徳さんが我関せず前を向いて歌っているという珍妙な向き合い方での歌唱だったのがなんか滑稽だった。
この模様は『BEING LEGEND LIVE TOUR 2012~T-BOLAN,B.B.QUEENS,FIELD OF VIEW,Special Guest DEEN~』で映像化されており、映像化はこれのみ。翌2013年のBreak17の最終公演で宇徳敬子がゲスト出演して1度だけDEENのライブでも演奏されたが、Break17自体が映像化されずじまいとなった。
★★★☆☆
DEENサイドアルバム未収録
B.B.クィーンズ4thアルバム『B.B.QUEENS LEGEND~See you Someday~』のみ
未来のmemories
B.B.クィーンズ
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