ごめん、愛してる 3話

律(長瀬智也)の父親とされる黒川(山路和弘)が死亡するも特にこれといった動きは無し。出番も1話で死にかけている時にジャーナリストの加賀美(六角精児)に話をしていた(当の加賀美は裏切って暴露する気満々)だけ。律の正体がバレてない以上は麗子(大竹しのぶ)が少し過去を思って遠い目になった程度。出番これで終わりかよ…。

塔子(大西礼芳)へいきなりプロポーズを企てたサトル(坂口健太郎)は凛華(吉岡里帆)や律をも巻き込んで大きな木に風船を大量に仕掛ける→風船放つ→1つだけ残った風船の中に指輪仕込む→プロポーズ、という意味不明の茶番を自ら立案。しかし風船に手が届かないというリハもしてなかったのかという初歩的なミスをかました上に、業を煮やした律が風船を背後から破壊したが今度は指輪が吹っ飛んで行ってしまうという凛華が計画段階で懸念していたが浮かれていたサトル自らが問題なしとしてしまった案件により大失敗。さらに麗子が登場し、全員でお食事となるが、麗子は遊び人の塔子と付き合うのは反対。過去の浮名を調べ上げてきていた。ネット検索で。

週刊誌とかに若い頃はデマも散々書かれたであろう麗子が、落書きだらけのインターネッツを妄信して名前検索しただけで出てきたようなゴシップを突きつけるってどうなのか…と思ったら加賀美が乗り込んできて麗子について調べたことを次々暴露していく。核心に迫りそうなところで別の席で食事させられていた律が加賀美に殴りかかり追い払う。

塔子は別にそんなにサトルを好きじゃないと言い切って出ていき、今度は外に出ていた律へこっそりアプローチして出ていく魔性っぷり…というかただの尻軽だこの人。

加賀美の通報により律は留置場送りになってしまう。律を捨てた際の実行犯である三田(中村梅雀)は律の正体に気づいていたが麗子には本当のことを言えず、1度無理やり辞めさせようと進言したら失敗したが、ここぞとばかりにこの事件を理由にして律をクビにしようと強引に決めてしまう。しかしサトル本人が律をかばったことで、クビは撤回。

今回残念な言動行動ばかりだったサトルが唯一カッコいいところを見せた瞬間だったがこれを見た凛華は身を引くことを決意してしまう。いや確かにここは今までにないほど毅然とした態度だったけど、塔子が好きじゃないと言ったのは麗子に気を使ったためだとかいうお花畑な解釈するようなマヌケな側面は改善されてないわけで…。ていうか前回は塔子に直接本気じゃないなら関わるなと怒鳴っていたのに、サトルのこのお花畑解釈を迷いもせずに後押ししてしまう凛華もどうなのか。

ラストではクビが撤回され、加賀美も貸しだと訴えをひっこめたので釈放された律を凛華が迎えに来た。何故麗子をかばったか問われた律が真実を隠したまま捨て子は誰かに必要とされたい、と麗子を母と重ねていると凛華が解釈するような発言をしたので凛華がこれまでの境遇を思い偉い偉いと頭をなでてあげたらそのままひざまくら&子守唄を要求した律。母性に触れた律は思わず凛華にキスして次回へ続く。

麗子の前じゃ常に顔色伺ってばかりの三田が、警察の面会の場で律にクビを言い渡している時の無駄に偉そうで上からな態度がなんか逆に普段ストレスだらけなんだなぁこのオッサン…と思えてきてちょっと同情した。

ドラゴンボール超 100話

ベジータはマゲッタらを倒せないままに今度はキャベに勝負を挑まれる。一方で悟空の元にはカリフラとケールが現れ、更なる超サイヤ人へのなり方を聞いていた。ケールが暴走した際に1度だけ超サイヤ人2に変身していたがその後なれなかったらしいカリフラは1度はセル戦のトランクスのようなムキムキ状態になり失敗するが悟空の超2を目の当たりにして無事に変身成功。楽しく戦っていたが、邪魔者扱いされたケールはブチ切れてブロリー化。

一応ブロリーは映画限定で正史ではないので悟空たちがブロリーを思い出したり、ベジータが突然おしまいだぁぁぁぁと戦意喪失したりはしなかった。もちろんカカロットという名前も知らないので孫悟空を連呼。が、ブロリーはブルー化した悟空のかめはめ波の中を平然と歩いてきて首根っこ捕まえてくるという圧倒的な強さで悟空はまるで歯が立たない。ていうか散々温存する割にブルーになっても大して強くならないどころか弱く見えるような展開ばっかり…。

暴走し始めたブロリーはついに全方位全員攻撃を開始し、数名がさばききれずに犠牲に。舞台もガッタガタになってしまったが、ここに悟空が一方的にライバル視している今シリーズ最強の敵ポジションのジレンが初めて自ら動き一撃でブロリーを撃破。ブロリーはケールに戻り、あのヒットでさえ戦わずに退却する中で、悟空は無謀にも勝負を挑もうとして次回へ続く。

ブロリー相手にブルーでのかめはめ波が全く通じずにむしろ普通に喰らいながら歩いてこられて首をつかまれるという体たらくではそのブロリーを一撃で止めたジレンに悟空が挑んだところで何が何だか分からないうちに場外になるのでは…。

ハロー張りネズミ 2話

依頼人としてようやく登場した蘭子(深田恭子)は25年前のサンダー貿易副社長(平田満)自殺事件が殺人であると依頼してくる。25年前に詐欺事件にあって失脚した副社長はその末に何者かにビルから突き落とされたという。当時の部下(吹越満)から殺害当時の模様を録音したCD-Rが送られてきたことから25年も前の事件を調べる事になったらしいが、所長(山口智子)は何か裏があるのでは?と勘繰る。当時の書類を所持しているという南(リリー・フランキー)が書類を発見したと思ったら爆破されたところで次回へ続く。

ゴロー(瑛太)が蘭子と行動を共にしてメインで事件を追いながらもグレ(森田剛)は吹越満を追って別行動して探し出してきたので1話と違って森田剛にもそれなりに出番があった。

父親の死の真相と言って25年も前の事件だとは思いもよらない。送られてきたCD-Rの電話音声に対してあれ?携帯も無いような1992年にそんな咄嗟に会話録音できるような機能あったっけ?なんていうセルフツッコミも入っていたが実際どうなのか。

平田満の右腕のような部下が吹越満という「満」繋がりは偶然なのか狙ったのか不明だが(個人的には映画『ホワイトアウト』に2人とも出てたなぁっていう)、もう1人ゲストと思われたリリー・フランキーはレギュラーキャスト紹介の方に名前が載っていたので1発ゲストではない模様。ラストで思いっきり爆破されてたけどあれで助かるのか…?

ぼくらの勇気 未満都市2017

KinKi Kids2人揃って主演した最後の連ドラで1997年秋クール放送のドラマの続編。大人たちがウイルスで死滅し、20歳未満だけが取り残された無法地帯となった未満都市で徐々に秩序を構築しながら生き抜いていくというストーリーだった。当初ウイルスは宇宙から来た微生物とされていたが、終盤でウイルスの死滅が発覚し解放された後にその態度の急変っぷりが怪しすぎた事から、未満都市を生き抜いた者たちは独自に調査。その結果、ウイルスは政府が食料自給率を上げるための研究の過程で生み出してしまった殺人ウイルスだったと発覚。死んでいった仲間のため、政府の陰謀を暴くため、終盤では政府VS未満都市の抗争となったが、徐々に追い詰められ、あんな大人にはならない、20年後にまたここで会おうと投降して物語は終結していた。

20年後を5年後に控えた2012年。司法書士試験に2度落ちてどん底だったタケル(堂本剛)はコンビニバイト店員として働いていて拾った金で高級寿司を食べていたところ、アキラ(相葉雅紀)と再会。アキラはウイルスが落ちたゼロ地点に新しい図書館を作るプロジェクトに設計士として参加していた。しかし現場に呼び出されたアキラは衝撃の事実を目の当たりにする

そして2017年クリスマス20年後の約束を果たすために幕原にやってきた教師になっていたヤマトはタケルと再会…するが、場所も日時も何も打ち合わせていなかったので他に誰1人集まらず2人だけだった。復興して変わり果てた街を歩いた2人はアキラとだけ再会するが、アキラはいきなり金が無いと言い出し様子がおかしい。3人で飲むぞと盛り上がって2017年、終了。話は2018年夏へと飛んだ。

「 2 0 年 後 」 が 一 瞬 で 終 わ っ た 

あんだけ煽っていた20年後の話じゃなくて21年後メインかよ!と思ったんだけど、よく考えたらあの約束をしたの1997年クリスマス頃の話だった。今の時期の撮影で冬設定は無理がある(実際20年後のシーンは飾りつけ等でクリスマス感を醸し出しても全くクリスマスシーズンに見えなかった)。2017年夏では約束の時に達していないので2018年夏まで時期を飛ばすしかなかったのである。

キイチ(小原裕貴)やモリ(松本潤)、スズコ(矢田亜希子)の元にもアキラが金の無心に訪れていた事が発覚。キイチはヤマトに電話してきて友好的だったが親友だったのにあれ以降全く会っていなかったらしい。モリはバンビ~ノっている(レストランを開いている)ので当時の面影が無いくらいに冷たい態度で関わりたくないと吐き捨てる。後にウイルス関連で以降もイジメにあったこと、飲食店なので噂を立てられるだけもマズイので幕原出身を隠している事が判明した。スズコは幕原在住で2012年に夫を事故で亡くして娘と2人で暮らしていた。当時も後半で幕原にやってきて割とKYな行動を連発していたので真の仲間になったとは言い難い感じではあったけど今回も話をしただけで出番は最少だった。夫が死んだのはウイルスのせいだったという重い設定を背負わされた割にはそれっきり完全に放置されたなぁ…。

アキラはウイルスが地下で復活したのを知り、止めようと掛け合っていたが会社を辞めさせられたという。この5年間逃げ回っていたのか、4年間抗議し続けてこの半年ちょいくらいで辞めさせられて放浪生活していたのか詳しくは不明。また借金の取り立てに追われているような態度だったが実際に借金していたのかも何故金が全く無いのかもよくわからなかった。

現地に潜入してウイルス復活を知ったヤマトとタケルは政府の圧力を感じながらも再度地下に潜入してウイルス入り地下水の回収を目論む。これにキイチ、モリが賛同し、逃亡していたアキラも合流。モリが当時と同じオーバーオール姿を再現してたのは吹いた。わざわざカッコ悪くなってもそれをやってくれうとは。

ヤマトが事前に当時の事を生徒たちに語り、今の子供たちへのメッセージを発信していた事からヤマトのいう事を聞かずにネットゲームに興じていた生徒(道枝駿佑)も感化され、自分たちの出番だとネトゲー仲間を収拾。自分たちは死なないからとネトゲー仲間という新世代の未成年たちが地下水採取の実行を担い、バス運転手のキイチの運転で逃走劇を繰り広げる。

が、あきらめて投降。ヤマトとタケルはあっさり留置場送りとなったが、後を託されたのはなんとアキラ。アキラは設計士として本部へ乗り込み、地下水の入った水筒で脅しをかけながら建設中止を訴えるという完全に主人公な活躍を見せる。さすが貴族探偵が役柄上出番が少なかったのでこっちに専念しまくりだぜ!しかしこれもうアキラじゃないじゃん、たくましく成長した国内No.1男性アイドルグループ嵐のメンバーの相葉くんじゃないか。

さらにモリまでこの場にやってきてみんなが持っていた人工衛星のカケラを差し出してヤマトとタケルを無罪放免にするように取引を持ち掛ける。すると政府側の人間である向井理が突如実は自分も当時幕原に住んでいたが、当日はドームで巨人戦を見ていたので難を逃れたなどと語り始め、折れてしまった。

なんと主演のKinKi Kids2人はラスボスと一切対峙することなく留置場でクライマックスを迎え、ラスボスと対峙したのは嵐の2人という2017年現在のジャニーズ人気すぎるミラクル展開に。タイトルの「2017」ってそういうこと!?

また20年後に答えが分かると連呼しながら笑い合う4人(キイチは…?)。そういえば5人がカケラ持ち寄ったのに提出したの4枚じゃなかった?と思ったらこっそりヤマトは1枚残していたのが判明する中(ただ死んだユーリの分もあるので2枚は手元に残した?)、完全に活躍を取られたKinKi Kids2人はそれぞれの初期の代表作である金田一、銀狼の決め台詞をキメて終了。

なお建設は中止、ウイルスの解毒剤が海外で開発され、犠牲者追悼のモニュメントが作られ、スズコは少し救われた形に、アキラも職場復帰していた。

00年に引退していた小原裕貴の再出演で沸いたけど、終わってみたら現ジャニーズ4名+未だJr.唯一の公式退所発表&セレモニー開催という特例中の特例でジャニーズJr.を円満退社した小原裕貴、あと矢田亜希子ちょろっと出した、というだけのジャニーズ同窓会+矢田亜希子だった。

特にアキラ立派になりすぎ。マコトという少年と常にセット扱いの小物だったのに相棒のマコト役をやっていた人はほどなく不祥事でジャニーズクビになってるので触れられすらしなかった(彼も約束のメンバーの1人なので捨てて無ければ人工衛星のカケラを持っている)。また終盤には仲間になり共に戦ったリュウ(徳山秀典)も触れられず、当時の関係者である柴崎(白竜)や盛岡(石丸謙二郎)なども全く触れられない。

終わってみればこのようなジャニーズ同窓会だった上に、国内最大級の売上を10年以上に渡って維持する超人気グループと化している嵐の現ポジションを最大限に活かしたようなクライマックスの持っていきかた、嵐の2人が何故か「友情出演」扱いになっているという出してやってる感(1番手以外最早やらない状態の2人にストレートな3番手以下の扱いをさせたくなかった?)が気になってしまった。

中学1年生当時に見ていたこのドラマ、未だに鮮烈な記憶が残っている名作だと思っているんだけど、当時学校で『ぼくらの七日間戦争』をはじめとするぼくらシリーズが流行っていて終盤の展開はその『ぼくらの七日間戦争』みたいになったなと思ったのを記憶している。大人たちを出し抜く痛快作である七日間戦争に対して、今作ではあんな大人にはならないというのや20年後また会おうという締めは良かったものの、大人への抵抗そのものはほとんど無力で無駄に終わる形だったので子供心にはもう少し一泡吹かせてほしかったという思いがあった。なので正直終盤の展開はそれまでに比べて逆にあまりそんなに印象的ではないし、一段落ちる印象が当時あった。

そういった大人と対決する終盤の展開よりもこのドラマでは序盤から後半に至るまで大半を費やしていた荒廃した無秩序な未満都市をヤマト(堂本光一)がリーダーとなって徐々にまとめていくというところに最大の魅力があったと思っていた。なので今回の続編において汚い大人たちと20年前に戦ったという部分に強くフォーカスが当てられ、そこをなぞった形での20年後という展開にはちょっと何か違う感じはあった。パンドラの箱だったのかもなぁ…このドラマは。

それでも何よりドラマで2人が掛け合いをしている20年ぶりの光景、大人になってもあの頃らしさが残るヤマトとタケルのやり取り、随所で映る小物のタイトルがほとんど全部KinKi Kids歴代シングルタイトルだったりするのは『SPEC』を最後にすっかり話題にならなくなってきた中でも堤監督らしい20周年お祝いだった

スズコがシングルマザー、引退しているキイチだけ既婚で結婚しないの?とヤマトに聞くというのは現実に合わせたのかな、やっぱり。

残酷な観客達 最終話

一撃5万いいね!突破を果たした17番ゆずき(平手友梨奈)。出て行ってみんなを助けるべきだという14番みこ(長濱ねる)の主張を振り切り、みんなと脱出したいとその場に残ってしまう。今までテキトーなツッコミを入れているだけだったナレーションがここだけバカ丁寧にゆずきの心情を補足説明しまくっていたのはこの先の展開が説明しようがないくらい投げっぱなしなのでせめてもの視聴者サービスだったのか。

とはいえまたしても無気力モードのまま夜明けに。これで24時間絶食状態になってるけど最早そんな食事事情など描写するはずもなく全部放棄。意を決した一行はまたしても一芸を披露していく。最終回にして初登場の観客が数名増えており、彼らの反応は上々だったが、何故かいいね!は数千程度までしか溜まらず、観客のコメントも冷たいものばかりになってしまう。これまでもあからさまにテキトーだったいいね!の溜まり具合だが、ここに来てようやく操作されているのでは?という疑念を抱いた生徒たち。

そんな中、21番(渡邉理佐)はある可能性に気づく。それはゆずきがクリアしてからドアを開け閉めしていないのでもしかして鍵開いたままなんじゃね?ということだった。実際鍵は開けっ放しだった。これまたこれまでストーリーの都合でドア関係の描写はクリアした人しか開けないし、クリアした人しか進まない、入室の際は必ずドアを閉める、という暗黙的なところを放棄。全員で脱出を図り既に消えた他のメンバーを探すため、これまでの場所を巡っていくが、二手に別れながら進んだので気づけばゆずきとみこだけがプールに。

「ゆずきはここにいる」など意味深な言葉をかけるみこだったが、プールの水面に映る影がゆずきだけ消えたと思ったら今度はそれが反転。プールの影にだけゆずきが映り、そのままゆずきが消えてしまい、みこはまたか…と崩れ落ちる。この時点で観客達は次々と飽きてPCやタブレット、スマートフォン等から離れていた。

1人になったみこが教室へ進むと今度はけやき坂46メンバーが揃っていて1話と同じような事が始まった!

新たな展開が始まり、再び画面の前で視聴開始してほくそ笑む観客達。その中には教師の姿もあったが、真っ先に姿を消した今泉佑唯の姿もあった。ただし観客側ではない教師と今泉は無表情でほくそ笑んでいない。

終 了

全部終わっての感想

やりやがった…。

昨今のヒットアニメでそういうのがいくつかあったらしく、ゆずきが何らかの理由で死んでしまい、生と死の狭間の世界でゆずきを現世へ救い出すためにみこがこの世界を何度もループしている…というような事を思わせる終わり方だったが、確かなのはみこがループしているという事くらいで後の細かい事は全部放り投げた感じ。というか実際に投げていてこれらに細かい設定は用意していないと思われる。難解そうに見せかけて熱心なファンにあーでもないこーでもないと考察させてバズればいいや的な

これで振り出しに戻り、ゆずきを助けるためにもう1度みたいな流れならもう少し分かりやすかったが、みこが戻った先はけやき坂46のメンバーになってしまったのでゆずきを助けるためという事ではなくなった。世界観そのものがリセットされている。

ゆずきが消えてしまった時点でみこは「またか」と言っていたので、ゆずきがまた消えた、これまでの意味深な言動の数々からまたゆずきを救えなかった、と思ってしまうところだがけやき坂46メンバーのいる教室に入ったみこのモノローグは「こうして私はまた1人ぼっち」というものだった。これではどっちにも話が繋がらない。

さらに「私の中の戦いはまだ終わることができない」「私がみんなを外に出してやる」というセリフも後に続いた。これら最後の3つのみこのモノローグは全部長濱ねる本人の欅坂46加入への経緯とけやき坂46との兼任、境遇と被せてきているのでドラマ(みこ)としてではない。もう狙いが長濱ねるのグループ内唯一の特殊な立ち位置に被せる事にしか行ってない。メンバーの境遇、さらにはアイドルという職業の境遇と照らし合わせるような描写を重ねていったという以外に本当にストーリーに意味は無かったんだろう。

観客達が終盤に飽きて興味を無くしたらみこ以外が消失し、新たなメンバーで新たなドラマが始まったらいちいち観客全員がほくそ笑むカットを入れたというのも数々の現れては飽きられて消えていくアイドルと移り変わっていくそのファンたちという構図をなんとな~く投影してみたようなしてないような…というくらいの感覚でボヤッと暗示したのかもしれない。

ストーリーに意味は無かった、ドラマには何の意味も無かった、ただ”企画は「ミスターXという謎の存在からお題が出されて、いろんなネタをやって教室から脱出するような話をやったら、バズると思わない?」という秋元康のアイデアから始まった”ものとされている。実際それだけで終わらせた。しかし考えたがりの人は意味のない数々の描写も勝手に深読みしてバズってくれるでしょ?という。バラエティでやるような1発ネタのメドレーだけでドラマにしてしまったんだから恐るべし。後にも先にも秋元系ドラマ色々やってきたとはいえこんなドラマは2度と作れないと思う。DVD/Blu-rauの宣伝も清々しいくらいにオフショット映像にフォーカスされていた。

観客達のプライベートが後半で少し掘り下げられたのも終盤になると特に意味は無かったので単なる尺稼ぎだったっぽい。一方でそれとは別枠で開始前の話題性の1つだったYou Tuberが観客として出演するというのは結果的に浮きまくる不気味な存在に。

というのも当初は役者観客達もYou Tuberも自室空間でカシャカシャやっているだけだったのでほとんど同じだった。やがて役者観客達は中盤以降で生活感を出し始めた。しかしYou Tuber達は24時間同じ空間で延々カシャカシャやっているだけで、中にはお面被ってるようなやつもいたので観客達の中でも非リアルな異質の存在と化してしまった。撮影自体も1日で終わっていたような同じカットが適当に随時挟まれているだけだったし(ヒカルという筆頭格のYou Tuberに至ってはずっと他のもう1人と一緒に見ている設定で9話で空間が変わって1人になったのに最終話でまた元のカットに戻ってしまう始末)、You Tuberは放送開始前の話題性のために利用されただけみたいだった。

途中退場した今泉佑唯は黒幕側のように匂わせて1カットだけ入れ込んだが、その後で1人いなくなっていた上村莉菜は触れられなかった。たぶん元々は二手に別れる形で後半にまとめて減らすつもりだったか、減らさずに最後まで行くつもりだったんだろうけど今泉の体調不良による退場は予定外だったので、その後で今泉消失を意味深なものにするためにもう1人くらい単独で消える人を選ぶ事になり、2番今泉の次が3番上村だったので選ばれただけだったのかも。理由もないのに唯一単独で消された上村はかわいそうだった。逆に唯一1度退場(別行動)しながらも復活したのは齋藤冬優花だったけど、これも色々謎のままだった。