テレビ東京系「木ドラ24」枠で2025年12月19日、26日深夜2週連続放送。3月に放送されたJリーグとのコラボ『開幕編』から9ヵ月ぶりの放送。前年「ドラマ25」枠で放送された『2024』からはほぼきっかり1年後となった。また29日には続けて『絶メシロード 閉幕編』も連続で放送される。
1泊目
いきなり福島をドライブしている須田(濱津隆之)から始まり、モノローグで2022年のSeason2の7話で訪れた妻の佳苗(酒井若菜)の福島の実家を再訪したという設定で佳苗と佳苗の父(佐藤B作)はSeason2の7話回想シーンで一瞬だけ登場(「回想」扱いでクレジット)。佳苗は地元の友人と温泉に行っているのでその間に1泊2日で周辺を巡るという設定で、あぶくま洞など周辺観光した後に福島県田村市「ヱビス食堂」へ。祖父の代から続くという88年の歴史ある食堂で味噌ラーメンと目玉焼きを堪能し、常連客や店主(おかやまはじめ)から店の歴史や思いを聞くという定番の流れ。2024もそうだったが今回もキャストと実年齢に少し開きがあり、店主が今年食道がんが見つかって手術した事を明かした際に「俺も70越えてっから色々ある」と発言。ドラマでちょくちょく見かけるオジサンの1人であるおかやまはじめ氏、一気に老け込んだな70越えてたのか…と思ったら実年齢まだ61歳。老け感出してただけだった。
店に出向く前の橋で初めてすれ違い、店でもすれ違い、その後神社でもカメラを持った男(なすび)とすれ違った須田。今夜は初めて駐車場ではなくキャンプ場で車中泊となり、須田が停めた隣に同じダイハツアトレーの色違いでその男と4度目の出会いとなった。お互い似た者同士で声をかけたところ男は茂木透(なすび)と名乗り、地元の観光パンフのカメラマンをやっているという。須田がおすすめの場所はあるか尋ねたところ、茂木は案内してほしいのかなと深読みしすぎてしまい、案内しようかと誘い、翌日が2人旅になって2泊目へ続く。
なおなすび氏の本名が浜津で濱津隆之と表記違いの「はまづ」繋がりという縁もあったようだ。
2泊目
茂木の案内で2日目は田村市のおすすめスポットを敢行。昼食時須田が絶メシと言いかけて味わい深い店と言い換えたため茂木が前から知っていたが行ったことない福島県田村市「Lunch 六角」へ。茂木が知っていたのは「ドライブイン六角」時代で歴史ある食堂だったがリアル絶メシする事態となり、市役所の職員だった店主(大島蓉子)が引き継いで娘と共に経営しているらしい。かつ丼を頼んであまりのボリュームに前回の『開幕編』に続いて中年にはキツイ…と半分くらいで箸が止まる2人だったが店主の孫が数年前に長期入院して意識不明となり、近くのお人形様の神社に毎日お参りして7ヶ月で退院、現在は元気に野球部で活動しているというエピソードを聞いた2人は奮起して完食するのだった。孫がその気なら継がせたいと語る店主だったが、相変わらず絶メシフォーエバーしてしまう須田は御愛嬌。そういえばドラマの構成上2度目の来店は無いのに「また来ます!」とかいつも言っていた須田だが、「ヱビス食堂」ではそれを言わず、今回も地元の茂木が「また来ます!」を言う役回りだったのは意識してそうしたのだろうか。
さてこれでお別れ…と思いきや、当たり前のように今夜も車中泊するつもりの2人は茂木の勧めで星の村天文台へ。その前に寄った直売所で買った食材で茂木が豚汁を作って夕食これだけだったのはかつ丼が響いたせいだろうか(須田は今夜の食事は何も買わず佳苗へのお土産にプリン5個も買っていたのでさすがに明日には佳苗と合流すると思われる)。最後は天文台の屋上で星を眺めてそのまま終了。温泉ロケが面倒だったのかもしれないが、以前も風呂に入れずにシャワー付の食堂でさっぱりしたこともあった須田が2泊風呂なしはきつ
2人が似ているというのを前面に押し出していて雰囲気や佇まいは似せていたが、そんなに似ていただろうか…。
「2日目」じゃなくて「2泊目」だから2泊するのか。劇中では全く触れられなかったが星の村天文台は須田が最初に訪れたあぶくま洞の横にあり、標高650mの高原である。こんな高原で厚着もせずにいられるという事と紅葉すら無かったのと「ヱビス食堂」内での背後のカレンダーが10月だったので作中での設定も少なくとも『2024』みたいに年末ではなく、10月11~13日の3連休だったのではないか。

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