2026年冬クール、フジテレビ系水曜22時枠。
主演は反町隆史、大森南朋、津田健次郎。
1話
冒頭1988年中学時代の吉井雄太/ユン、藤巻肇/チェン、菊原紀介/キンポーは臨時教師で映画研究部顧問の宮下未散/マチルダ(木竜麻生)がUFOに乗って去っていくのを目撃した…。
現代では特に交流も無くなっていた3人。吉井雄太/ユン(反町隆史)は多澤物産の営業部長として活躍していたが贈収賄で逮捕されてしまう。妻の絵美(野波麻帆)と娘の綾(三浦舞華)には間違いだし不起訴になると言っていたが、実際には会社ぐるみで大物代議士加賀見(高田純次)に不正献金していた様子で、兄の健人(松村雄基)が会社の専務なので即座に切られる事は無かったものの、結局在宅起訴されてしまった。
藤巻肇/チェン(大森南朋)は映画監督して若い頃はヒットもあったが、近年は時代に老いて枯れたパワハラ監督となってしまい、途中で降板させられてしまう。
菊原紀介/キンポー(津田健次郎)は漫画家の夢をあきらめ、母の理容室を継いで認知症になった母と暮らしていた。
1988年当時住んでいた街で身元不明の人骨が発見されたニュースを見たキンポーが気になって久々に2人にDMを送り、2人も仕事を干された状態になっていたので応じて久々に再会し、街へとやってくる。警察に聞いてみると骨については特に調べてもいないらしい。部室代わりに使っていたレンタルビデオ屋が喫茶店になっており、そこの店員として働いていた西野白馬(福本莉子)を話し相手に昔話をする3人。回想では映画の上映会をやったら人がたくさん来たとかUFOにマチルダが連れて行かれたとか景気のいい話をしていたが、やがてキンポーが自宅から発見されたという1枚の紙を見せる。
そこにはマチルダが辞めたのではなく、失踪したという手作りの尋ね人ポスターだった。俺達は記憶違いを起こしていないか?UFOを見たのか?上映会は本当に実現したか?とキンポーがやけに真に迫った様子で人骨について調べるべきだと主張。そういえばやけに記憶があやふやな事に気づいた2人だったが、たまたま白馬が人骨発見者だった(前の工事現場のバイト作業中に発見したが通報したせいで居づらくなって辞めた)。白馬の案内で雨の中工事現場に潜入した一行。チェンもその気になり、ユンも冒頭のUFOの記憶が嘘で普通に丘の上でマチルダと別れた事や上映会が中止になった事など記憶の断片を思い出した。一心不乱に工事現場を漁る3人はやがてボールペンを発見。マチルダが使っていたもので人骨はマチルダだ…と確信して次回へ続く…。
いやどういうドラマこれ?贈賄だけで別のドラマになりそうな勢いだし、SFなのかサスペンスなのかも定かではない。散々出てきた中学時代の回想もどこまでが本当だったのか一気にひっくり返してくるし、少なくともUFOと上映会は嘘記憶だったっぽいけど、慕っていた先生が失踪したなんて重大な事を揃って忘れていたのは一体…。初回だけでは方向性が分からなすぎる。
2話
マチルダが何者かに殺されたと確信した3人+白馬は警察に向かうが相手にされず独自で調べる事に。ひとまずSNSアカウントで募集したところ3人が全く覚えてない石井洋子(島崎和歌子)という吹奏楽部だったという同級生がマチルダはAVに出ていて追放されたという情報を話してくれたが3人は聞いた事が無く信じたくもない。そもそも石井を最後まで思い出せない始末。
ユンはガールフレンドで野球部からオタクの映研入りして関係が悪化したものの最終的に映画のミンメイ役を引き受けてくれたことからチェン・キンポーには通称ミンメイとして記憶されていた大葉灯里がマチルダを呼び出して決闘した末に隠れていた忍者男に殺害され埋められたという記憶を思い出す。
大葉灯里を探った白馬が現在は飲み屋をやっている事を突き止め会いに行くも謎の遠慮して何も言わずに帰ろうとするユンだったが、灯里(西田尚美)の方が覚えていた。1999年の月9ドラマ『Over Time』では反町と仲の良い美人の姉として出ていた西田尚美が27年の時を経て元同級生役か。それでマチルダの事を聞く3人だったがその最中に常連が灯里をババア呼ばわりして騒ぎ出したのでユンがブチ切れ。在宅起訴されて裁判中の身分で危うく警察沙汰の騒ぎを起こし、灯里にも激怒される最悪の事態になってしまう。妻と娘にも余計な事をして怒られ、ここでも余計な事をして怒られ…ってグダグダじゃないかと思いきや、改めて自身の人生が終わったと告げ、殊勝な態度のユン。元々中学時代に好意があった灯里も本気では怒っておらず、奇跡的にいい感じに分かり合う事が出来るミラクル顛末に。
これにより噂を流したのは嫉妬から灯里だった事、きちんと謝罪し、マチルダも気にしておらず、仲良く映画撮影用の稽古に興じていた事が判明。ユンが本当に目撃したのはその仲良く練習している場面だった。そしてその後灯里からの連絡でマチルダの悲鳴と崩れ落ちたマチルダの元を去る謎の男、立ち上がって去っていくマチルダという場面を目撃していた事を告げられる。一方でユンは妻に離婚を切り出され…。
記憶違い酷すぎん?
え?マジでOVER 50’s WORLDってフルネームで名前と本人が出てきた同級生女性を3人揃って全く思い出せず、中学時代の記憶はまるで違った方向に妄想で上書きされてしまい、冷静に考えて妄想以外の何者でもないソレをさも真実だったかのように真顔で友人に語ってしまえるほど記憶ヤバくなんの?OVER 50’s WORLDってそうなの!?俺10年後こうなんの!?ヤバない?記憶違いとか忘れている事はたくさん出てくるのはいいよ。でも3人揃って記憶と妄想の混同が深刻すぎない?
マジでどういうドラマなんだよこれ。
3話
1人ずつピックアップしていくようで今回は藤巻肇/チェン(大森南朋)メイン回。借金に追われ仕事も無くウーバーイーツで日銭を稼ぐ状態となっていたチェンは元恋人のプロデューサー小野寺(中越典子)にトレンドてんこ盛りの企画を出すが一蹴されてしまう。
そんな中、チェンはマチルダが体罰体育教師の江藤/ジェイソン(須田邦裕)に襲撃された記憶があると言い出した。前回のユンの妙な記憶はそこまで否定されなかったがさすがに今回はユンもキンポーも妄想すぎると否定。いや前回の大葉灯里がマチルダを呼び出して決闘した末に隠れていた忍者男に殺害され埋められたという記憶と大差ないだろ。なんでこんな反応違うんだよ。
この流れから江藤を探し出す事にしたところ、例によって白馬が1996年に体罰でクビになった年齢の一致する教師の記事と現在入院している病院を突き止めてくれた。娘(街田しおん)によれば教え子が来てくれることはないので喜んでいた、教師時代は家では自分は向いていないといつも疲れていて気が弱かったと3人の体罰教師のイメージとは異なっていたが…。老いた江藤(石倉三郎)は既に死の淵にいて自力で起き上がる事も出来なかったが、目を覚ますと当時と変わらぬ暴言を連発して3人をろくな顔をしていないと否定。最近ニュースになったユンの逮捕の事を知っていたりと大昔の教え子を覚えていて気にかけてはいたようだが、個性を大事にとかなんとか言っておいてみんなビクビクしながら生きているだの持論を展開しながら悪態をつき続けるのでチェンがブチ切れたところ、変わらねぇなと言いながら上がらない手を必死に持ち上げるとかつてのようにビンタ(最早触れるだけ)。なんかこれが闘魂注入的な儀式と化して3人が揃ってビンタを受け、エールを送るみたいな謎な感じになった。
なんとなく言わんとしている事は分からなくもないが…いや分かりにくいなコレ。江藤が元気のない3人に活を入れようとしてわざと悪態をついているのか、時代に適応できなかった体罰教師の成れの果てなのか。後者っぽいんだけど、娘の話からすると前者要素のある後者なんだよな。
その後、江藤がマチルダが何者かに付きまとわれているという証言を最後にした事が娘から伝えられ、そのまま意識を取り戻すことなく江藤は御臨終したという。活気を取り戻したチェンは自身の中学時代を題材にした映画の企画書を小野寺に提出。採用されなかったがらしさを取り戻したと言われ、未編集だった中学時代の映画を完成させようと息巻くのだった。
なお例の記憶は映画の企画書が通らなかった事を巡るいざこざで職員室に忍び込んで台本を取り戻そうとしていたチェンがチェーンソーを持って戻ってきた江藤に見つかり、そこにやってきたマチルダが先に帰したというだけの話で、部室に戻ってきたマチルダが冗談でチェーンソーで襲い掛かってきたので首を刺したが死なずに逆に首を斬られたとボケかましたのが記憶になってしまっていた事が判明。え?マジでOVER 50’s WORLDってこんな記憶改変ヤバくなんの?OVER 50’s WORLDってそうなの!?俺10年後こうなんの!?ヤバない?
マジでどういうドラマなんだよこれ。
4話
菊原紀介/キンポー(津田健次郎)メイン回。早くに父を亡くし、父の跡を継いで床屋を始めた母に育てられて自身も床屋を継いで細々暮らしていたキンポーだったが、その母が認知症になり苦労していた。ユン・チェンによれば昔は漫画家を目指そうとしていたらしく、もう1度書いてみたらどうかと言われてその気になったが…。
今回は当時よく絡まれていた不良集団のリーダー格だったつっくんの事を思い出し、調べてみたところ介護施設の所長になっていたので会いに行くことに。キンポーは1度反撃したところその後集中的に追い回されて暴力を受けた事があるので3人の中でも格段に怨みが深く、立派になった現在のつっくん/佃将道(東根作寿英)が是非母の介護も手助けしたいと申し出てきたのを一蹴。不良が更生して立派になった美談は好まれるがやられる方は一生忘れない、許すかどうかは俺が決める、一生恨み続けると宣言して怒りをあらわにする。よくある更生物語美談に一石を投じる痛烈な展開となり、佃将道も受け入れるしかないという悲痛な表情。
展開はパターン化しており、今回も終わった後に佃将道から連絡があり、またも忘れていた重要人物の名前が浮上して次回へ続く。さらにキンポーには謎腹痛という重病フラグも…。
今回のマチルダ関連としてはマチルダがキンポーの母に髪を切ってもらっている時によく外にいたので、マチルダを狙っていた怪しい男の正体を疑ってのものだったが、実際はキンポーの母が綺麗だったのでそっち目当てだった。
さらに今回の妄想はキンポーがつっくんらに習得したカンフーを駆使して最後は波動で撃退、しかしマチルダに波動をかき消され無闇に力を使うなと諭されるというもので前回同様速攻で妄想認定。実態は反撃したのは本当だったが一撃返せた後は部下2人をさばけずにボッコボコというものだった。また母も乗り気ではなく漫画家になるのをあきらめたと周囲にも自身さえも思っていたが、実際には母は応援しているのをマチルダに聞かされており、どうしたいか聞かれたキンポーは母の仕事姿を見て自ら跡継ぎになると決意し、漫画を捨てていた事を思い出し、今の自分は自分で選んだ人生だったとスッキリとした表情で答えるのだった。
…いや認知症の母出した後にこのレベルの健忘は…。この3人ほとんどの事忘れててマジ大丈夫なのかと思うけど、さすがに理容師目指した理由から自分で主体的に選んだ人生を忘れてたのはマズいって。あの時はそう判断したけど漫画家も目指すべきだったのかな…とかなら分かるけどそうじゃなくて完全に忘れてるんだもの。
マジでどういう健忘ドラマなんだよこれ。


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