量産型リコ -もう1人のプラモ女子の人生組み立て記- 全10話

2023年夏クールテレビ東京系「木ドラ24」枠。ちょうど1年前の『量産型リコ-プラモ女子の人生組み立て記-』の変則的な第2弾。

主人公や主要キャストは名前そのままに別の「もう1つの世界」を生きる小向璃子の成長を描く作品とされており、前作とは別世界、別設定、別の人間関係による実質的にパラレルワールドですらないただキャストと役名が同じだけの別ドラマとなっている。

リコ(与田祐希)→主人公そのままでキャラ自体に唯一大きな変化は無し。唯一見た目も変わっていない。
浅井(前田旺志郎)→前作ではリコの同期で後半にプラモ制作回があったりと出番は増えたものの別部署の人間だったためメインメンバーでは無かったが今作では共に企業した大学の同期3人のうちの1人に躍進している。
高木(望月歩)→前作では後輩だったが、今作では共に企業した大学の同期3人のうちの1人に。前作よりキャラの個性が薄い。
中野(藤井夏恋)→前作では席も隣で距離が近い先輩だったが、今作では別会社の社長となり、初回で初対面、メインの仲間ではなくなった(前作の浅井とポジション入れ替えな感じ?)。
犬塚(マギー)→前作では直属の上司だったが、今作ではリコや中野らスタートアップ企業の支援プロジェクト「ドッグラン」の代表として厳しいアドバイスを送る役回り。
雉村(森下能幸)→前作では同部署のベテラン社員でプラモ回で輝きを取り戻したが、今作では犬塚の部下として犬塚にきつい事を言われた後にフォローの一言を入れるお約束枠(?)。
矢島(田中要次)→前作と同じ矢島模型店の店主。リコと同様にキャラと見た目は変わっていないが、やや低音ボイスで渋くなった?

以上7人がレギュラー続投。犬塚、雉村と年長トリオだった猿渡(与座よしあき)は消失、リコが恋した別部署のエースで浅井の直属の先輩だった大石(中島歩)も消失

中島歩は大石ではなくリコの兄・亮太として6話にゲスト出演した(名前は亮太のままなので大石ではなく小向亮太という事になる)。

与座よしあきは10話に番組司会役としてゲスト出演した(名前設定なし)。

矢島模型店の女性店員ちえみ(石川恵里加)も消失し、アオ(石田悠佳)に変わったが、これはプラモ系アイドルグループのLINKL PLANET枠の交換のようだ。具体的には前作では石川恵里加を筆頭にゲストとして他の1期生4人も全員1回は出演していたが、今作では前作放送後の年末に加入した2期生を出演させているようで、2期生からもう1人中野の部下役でハル(天川れみ)も出演、残り2人もどこかで出てくると思われ、実際に7話で2人がクレジットされていたがどこに出ていたかは全く分からず…(記者会見シーンやじゃんけん大会シーンなどエキストラの多い回だったのでその中にいたのか…)。ちえみ(石川恵里加)は8話で同じちえみ役で再登場、これにより前作レギュラー陣は何らかの形で全員続投した。前作7話に3人セットで社員役として出ていたうちの1人荒井芽衣も一緒に登場した。

1話

学生時代の同期3人でフードロスビジネスをやろうとノリで立ち上げたリコ・浅井・高木の3人の会社「ドリームクレイジー」はユニコーン企業を目指し、犬塚が立ち上げているスタートアップ企業の支援プロジェクト「ドッグラン」に参加する。

流れるままにオフィスにやってきてそのまま各企業が同じフロア内で仕事を開始したのでなんだか良く分からなかったが、彼らは自身のオフィスを持たず、犬塚の「ドッグラン」が提供するフロアをシェアして指導を受けながら支援してくれるスポンサー企業を探して自身の事業内容を収益化していき、独立、ユニコーン企業化を目指していくという事らしい。いきなり分かりにくい。

「ドリームクレイジー」が提唱したのはスーパーの値引きシール情報を共有できるアプリという、小学生の夏休みの宿題「ぼ く が か ん が え た ゆ め の ア プ リ」みたいな企画でどうもこれ1本しかない様子。マジで…?犬塚にもダメ出しされ、知り合った中野にも量産型と言われたリコは矢島模型店にたどり着き…。

と、お決まりのプラモ展開に強引になだれ込むが、おままごとレベルの企業家が気分転換でプラモ作っても気分転換でどうにかなる話じゃないだろこれ…。無理に前作のフォーマット残したせいでトンデモない失敗作に仕上がってしまうのでは…と嫌な予感を残したまま初回終了。

リコと店主以外の面々はキャラも見た目も別人のように変わっていた。さすがにマギーとか存在感のある人はちょっと雰囲気変えてもどこまでもマギーなんだけど、ハイテンション大声キャラになった浅井、浅井に押されて何の特徴もない無個性に成り下がってしまった高木…と早くも高木の存在感の薄さも気になる。中野も出来そうな女社長に変わり、雉村はグラサンで無理やりカッコつけキャラに…とほとんど全員が強引に別人に仕立てたような不自然な変え方で、しかも見た目から入ってる時点でこれなら素直に別キャストを起用すればよかっただけのような…。

LINKL PLANET枠で交換になってしまった店員は前作はサバサバ系だったけど、今作では丁寧な言葉遣いでほんわかカワイイ系。役者ごと変えているので無理なキャラ変でも無く、エンディングではリコや矢島と一緒にコミカルに動き回っていたり、完成時の掛け声が意外と気合入ってたりとけっこう印象的だった。良かったのそこくらいだったな…。

2話

窮地に立たされていて危機感もあるものの延々と学生ノリが抜けない3人。どういうわけかこの状況で中途採用を行っており、財務の後田(矢柴俊博)、デザイナーの熊本(市川由衣)を採用。クラッカーを鳴らして歓迎したところドン引きされてしまう。しかし「ドリームクレイジー」には仕事がないはずなのにこの2人デスクに向かって一体何の仕事しているんだ…。そもそも値引き共有アプリのアイデア1本しかなくて発展も代案も用意できていないのにどこから給料発生してんの…?

企業者向けのパーティーでユニコーン企業に近いとされ、「ドッグラン」出身でもある白川(須賀健太)がやってきたのを見た3人。偶然にもリコの小学校時代の下校班の班長(白川が6年生の時にリコが低学年)だったのをリコが覚えていないのに白川が覚えていてくれて向こうから声をかけてくれたのでこの隙にアドバイスをもらうために強引に協力を要請。

性懲りもなく例の値引き共有アプリのアイデア1本を示し、案の定渋い顔をされてしまう3人。白川は発展させるアイデアを他に100個用意してみてと助言し、3人は早速苦戦。無理やり絞り出すもやはり無理そうだと判断され、白石自らが様々なアイデアを提案、それで提携しないかと持ち掛ける。ほとんど白石にやってもらう状態ながらあの白石と組むというのは大きな出来事らしく、浅井は乗り気で犬塚も褒めていたが、フードロスをなくす理念のはずがフードロスを生み出すような事業になってしまうため、理念に反すると高木は反対。

浅井と高木の板挟みでどこかの総理以上に決断できないリコは再度プラモ屋に出向き…。プラモを完成させたリコはやはり遠回りでも理念を曲げずに行こうと白川の話を蹴ってしまう

エールを送って妙に満足そうに去っていった白川だったが、雉村の解説によると「ドッグラン」時代の白川は企業理念を曲げずに貫き、結果どこの企業からも支援を得られないまま終わってしまい、その後も相当苦労した経験があるため、後輩に苦労させたくなくてとりあえず成功させてあげようとしたのだろう、しかしかつての自分と同じように理念を曲げない姿勢を評価して去っていったのだろう、と。

今回回想シーンで就活に苦戦する3人が町の食堂で昼食中の会話内で就職できないから起業しちゃう?と盛り上がり、2人はただの冗談のつもりだったが、高木が嫌いで残したトマトを浅井が代わりに食べたのを見たリコがフードロスビジネスは?と本気で提案したので本当に起業してしまった事が明かされた。どこまでもユルいノリで起業してしまった場違いな3人が場違いにいい話を断ってしまったみたいにならないように無理やりフォローしたみたいな白川過去エピソード追加してきたな…。

成長を描くとは言うけど、明らかに設定が生焼けの状態で描くにはさじ加減が微妙な起業ドラマを始めてしまうとは思わなかった。前作のようなゆる~いノリの部署というのも現実的ではないとはいえ、それでも土台となる会社は前提としてあったので夢の物語、そしてその中で描く大人の青春として成り立ってたけど、今作は…どうすんのこれ…

3話

「ドッグラン」の次のプレゼンに向けてアプリ「ノコルナ」の設計を進めていく一行。デザイン担当の熊本(市川由衣)が1案しか提出してくれないのでもっと複数案を出してくれと浅井が要求するが取り合ってくれない。リコはこの時点で1つしか考えていないわけではなく考え抜いて選び抜いたデザインである事は察しており、究極の1案なんですよねと気づいていたようだったが、もうひとひねりしてほしいので他の案を出してほしい事には変わりないのでなんとか熊本と距離を詰めようとするがうまくいかない。

何故かこの事を矢島模型店に相談したリコ。矢島は「熊本城」のプラモ制作を提案し、熊本城を作る事で熊本城を知り、熊本を陥落させる手法を見出そうとするというあまりにもあんまりな強引展開に。今までは超絶スピードで一晩でプラモを完成させていたが、今回は数回に分けて制作。このたびにリコが熊本と距離を詰めようとして失敗するという繰り返しを経て熊本城を完成させる。何かを見出したリコはとりあえずデザイン案をそのまま採用してアプリ開発を本格的に開始。プログラミング担当の高木(3話にしてようやく自身の担当分野での仕事描写が登場)の両サイドでリコと浅井がワイワイ口出ししてあえて一体感を出すことで熊本を刺激し、刺激された熊本は考えていたという新デザイン案を提出。同時に前の会社でワイワイみんなで楽しくやれていたが、業績不振で買収された後に社員が半分クビになってバラバラになってしまった経験を語り、それゆえに心を閉ざしていたと真意を語り謝罪。今度こそ本当の仲間になっておしまい。

この際の会話で「まだ1円も利益出せていない」と高木が口走っており、やはりこの「ドリームクレイジー」、他に収益を得ている仕事は無かった事が正式に確定。前身企画も無さそうだし、マジでこいつら起業だけしてアイデア1本利益ゼロのままドッグランに参加したのか…。アプリのシステムではなくアイデア自体が犬塚やここの先輩だった白川に問題点を指摘・ダメ出しされているのにアイデア自体を見直さずにアプリ「ノコルナ」1本だけでごり押ししようとしているところからして「この会社は終わる時は全員一緒」というのも冗談に聞こえないから怖い…。

熊本の心閉ざしていた理由もなんだかどこか子供っぽい理由だったし、浅井が1案ではなくもっと出せと迫るのも自分たちが前回アイデアの事で先輩から言われた事を偉そうに言っているだけだし、リコは最初から熊本が複数デザイン案を考えていた事に気づいていたという社長らしい見る目があったというのは良かったけど浅井は気づいてなくてリコは分かってたと発覚する様子を何故かさらりと流してしまいリコが社長として熊本から信頼を得る材料としてあまりちゃんと機能させない…など発言や行動の1つ1つが常にどこかチグハグしているような…。起業ベンチャー的な話は前作や「お耳に合いましたら。」と同じユルいノリで描くのはやはり難しいな…。

4話

これまではニコニコ見守る感じでしか接していなかった財務担当の後田(矢柴俊博)は元大手銀行員だった事は明かされていたが、今回はメイン回。冒頭から早くも「三橋銀行」社員時代の自慢話…というか後田の個人の自慢話ではなく三橋銀行そのものの自慢話とそんな三橋銀行社員の俺スゲー的な姿勢全開で熊本と会話。熊本は即座に検索して大量人員整理のニュース記事を発見。リストラされたのに社員だった俺スゲーを捨てられない残念な人と察して愛想笑いで距離を置く始末

そんな中、資金ショートしたとあっさり告げる後田。資金繰りは後田が管理しているはずでそのために雇ったはずなのにいきなり資金が尽きたと言われて絶望するリコ・浅井(高木はさらに遅れて大量の経費を切りにやってきた)。なんとかするとか「三橋銀行」を連呼しながらヘラヘラしている後田を怪しく思いつつ頼るしかない3人。ひとまず犬塚に相談するが毎回中間発表前にそうやって1社は消えていくと冷たく告げるのみでなんのアドバイスもなく見捨てられてしまい、後方から支援アドバイスをくれる雉村でさえ送別会の店候補リストを差し出してくる始末。

あまりにも三橋三橋いうので三橋の人脈で三橋から資金援助を得られないかと頼るしかない3人だったが、三橋は小さな銀行に連れて行き融資の相談を持ち掛けようとする。しかし財務の後田が持ってくるはずの事業説明の書類も持ってこなくて、三橋連呼しながら三橋時代の手帳をちらつかせて格下銀行が三橋のようになるには云々と謎説教をして呆れられる始末。

中野は本物現役の三橋社員と融資の話をしており、帰り際に後田に気づく。元同僚相手に後田は謎の見栄を張って「ドリームクレイジー」の悪口を連呼。既に背後から仕事する振りしてソリティアしていたのを見ていた3人+熊本はブチ切れ。慌てて言い訳しようとするも、熊本が熊本弁でブチ切れて迫り、さらに温厚なリコが「ファイアー」と絶叫。前回熊本相手に熱く燃えろという意味合いと間違えて「ファイアー」(=クビ)と言い放って熊本を怒らせていたリコだが、明確な意志をもっての「ファイアー」(=クビ)絶叫であった。こういう時、浅井はともかく高木の空気っぷりも地味にヤバイ…。

さすがに後先考えずに後悔したリコは「帰りに1体どうですか?」と後田を誘って矢島模型店に。1杯みたいなノリで1体という謎過ぎる誘い方は矢島もアオも聞いたことがなく、後田も戸惑っていたが、矢島と例のアレを見ていて高評価である事が一致した事から意気投合、それならこれだという矢島の推薦でシン・仮面ライダーのフィギュアを作ることに。なんか作品名としては出さずに曖昧な言い方にしていたのは宣伝っぽくなるのを避けるためか、こないだ公開されたのにあっさり終了して軒並み評価低め、もうAmazon Primeで配信が始まってしまうほどお察し成績だったためなのか?フィギュアの名前として名称出すだけで作品名はあえて伏せるという謎の扱いが気になる。

制作する中で反省した後田は矢島との会話とシン・仮面ライダーのフィギュアの制作過程の中で「三橋に改造されていたようだ」と自身を表現し、ようやく三橋を卒業できると心境の変化と反省を矢島に吐露する。アオと共に一旦席を外していたリコだったが、矢島はアオと在庫整理と称して出て行き、2人きりにさせてあげる。リコは後田が「うちの三橋」と発言していたのが悔しく、今はドリームクレイジーの社員なのだからドリクエの後田であってほしいとコメント。仕事の怠慢さを言われるのかと思っていた後田はそっちか…とさらに改めて反省し、ライダーのようにドリクエのヒーローになりたいと決意し、今度こそ本当の社員となるのだった。

翌日、後田は「うちのノコルナなら大丈夫」と言い残して単身融資候補先に出向いていき取引先に頭を下げるのだった。

前半の思ったよりクズ社員だった後田は衝撃的だったが、前3回が息抜き・気分転換以上の意味が見えないような展開続き出った中でようやく前作に近いプラモ制作を通して改心・覚醒する物語になった。連れてくる過程がかなり強引だったのはあるけど…。

しかし「創業以来収益ゼロ」、「元々どこから調達していたか不明の資金ゼロ」で「ドッグランのこれ以上の支援は無い」、「唯一の商品となるノコルナはようやくデザイン出来て開発途中で未完成」でどうやって会社続くの…?明らかに事故物件だった新入社員2名がようやく心を開いて戦力になったものの手遅れ感ハンパないんだけど…。

5話

スーパーに「ノコルナ」の売り込みに出向いたリコ・浅井・高木だったが、詳しい説明や数字の話、デザインについてなど後田や熊本に任せていた部分の説明始め、何一つ具体的な話が出来ずに撃沈。スーパーの担当者がなんでゆってぃなんだ…というのは抜きにして自社製品の説明が全くできない3人のなんと酷い有様…。

リコは即座に2人を連れて矢島模型店へ出向き、事前に連絡を受けていたアオと矢島によりドムのプラモも準備されていたが、高木がそれなら今は辞めようと発言し、浅井も同調し、改めて後田と熊本も呼んで丸1日会社を休んで社員5人全員でのプラモ研修を決行。昼食はアオが作った弁当を屋外でピクニックするなど矢島とアオが初めて外に出る場面もあったが、プラモ作りでより結束を深めた5人。後田と熊本が担っている部分も浅井や高木が学んで共有し、スーパーへの営業も適材適所で5人で出向き、高木と熊本はバックアップに回って同行はするが同席はせず、リコや浅井が持ち前の愛嬌や勢いで好感度を上げ、数字的な補足説明を後田が完璧にこなす形でついに「ノコルナ」の導入が決定、社員一同喚起してドリクレ・ジェットストリームアタック!!突如の大サクセスをぶちかます。

なんだこの打ち切り漫画みたいな超サクセス…。当たり前の社員間の連携・情報共有体制を取れるようになるのに5話もかかったところが改めてトンデモ起業話だったな…というのはあるけど、とにかく早いところ成功の道筋に乗せないと毎回グダグダしているだけで終わってしまうし今回くらいの思い切った急展開は必要か…。今回は冒頭から「天の声です」の挨拶と共にナレーション(伊武雅刀)が入り、今回の急展開を終始説明しながら進行していたが、そこまでして飛ばさないとさすがに話の土台にいい加減無理があったもんなぁ…。

6話

夏休み編という事でドリクエメンバーは一切登場せずリコが実家へ帰る話に。リコの兄として前シリーズでリコが恋するエース社員大石役だった中島歩がここで登場。前シリーズ最終回でフラれる際に妹にしか思えないという理由でフラれた事になっていたので今回はまんま兄妹として登場させるというシャレの効きっぷり。名前を呼ばれる場面が無かったが子供の頃に作ったプラモに「りょうた」と記名してあり、公式Twitterも「リコのお兄ちゃん・亮太役」と言及していたので名前は前シリーズと同じ(大石亮太→小向亮太と変更)。代わりに幼馴染が大石ユキ(平野綾)とフルネームであらすじに紹介されていて(作中ではユキとしか呼ばれてなかった)、大石の苗字は距離が近いキャラにスライドさせて残した模様。

実家でのんびり過ごし、幼馴染のユキとも再会し(父は遊びに行ってて不在)、母(高田聖子)も交えて楽しく過ごすリコ。幼馴染という割には与田ちゃんと平野綾では実年齢が干支1周以上(13年)離れていてさすがに幼馴染というよりかは近所のかなり年配のお姉さんレベルじゃねーかよ…と思ったが中島歩が平野綾の1つ下なので、たぶん兄の幼馴染で小さかったリコを一緒にかわいがってもらっていたという事なんだろうきっとそうだろう。そもそもリコと兄が干支1周離れている事になるが、前シリーズの「妹にしか思えない」発言からの設定なのであまり細かく考えるな。一応子役を使った幼少期の写真でもお子様と青年くらい年齢離れた感じでちゃんと表現してたし。

そんな楽しい実家での時間を過ごしていたリコだったが、子供の頃の兄と連名で名前を書いてあったマジンガーZを見つけて懐かしがっていたところ、ギターを抱えた兄が突然ユキにプロポーズするハイテンションな場面に遭遇。理解が追いつかないままにプロポーズは成功して兄は「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」とキメるとサンボマスターの同曲を弾き語り熱唱。顔芸レベルで号泣するユキ、熱唱する兄、やっとプロポーズしたのね…と感涙する母。リコは付き合っている事も知らされていなかったのとサンボマスター弾き語るハイテンション&全員号泣という最早真夏のホラーともいえる奇怪なノリについていけずに発狂

気が付くと矢島模型店の前で放心していてアオに発見されたのだった。意識を失ったリコが矢島模型店まで車もなしにどうやってやってきたのかが謎だ。新作のマジンガーZを制作しながら改めて祝福すればよかったと気持ちを整理したリコ。再度兄が迎えに来て車中でおめでとうではなく「ありがとう」を告げ、実家ではユキにもおめでとうを告げるのだった…。

中島歩を兄として登場させるのを前提に強引に話を組み立てたっぽい+夏休み系の映画作品のような雰囲気モノの演出など遊び心も加えた結果、真夏のホラーハイテンションになるという独特の風合いに…。

7話

ついに「ノコルナ」がリリースされ、記者会見でもアピール。記者会見は創業メンバーであるリコ・浅井・高木が出て熊本・後田は見守る形となっていたが、取材&グラビアが申し込まれたのはリコ1人だったので浅井は一気に面白くなくなってしまう。いや普通に華のあるリコがグラビア風な写真撮られて雑誌載ってるの見て野郎が嫉妬してどうするんだよ…。

今回は矢島模型店の1度目の登場が浅いが愚痴りに来ただけ(カウンターでここはプラモ屋と矢島が苦言を呈してアオがお菓子ひたすらモグモグしているっていうちょっとゆる~い雰囲気)となったがこれはかなり珍しいような…。翌日浅井は社長交代を提案。全員呆れる中で、じゃあもう1回じゃんけんすっかと軽いノリの高木、大して社長に執着ないのでいいんじゃないかとあっさり受け入れるリコ。しかし高木・熊本・後田は辞退したため、リコと浅井の2人だけの対決が決定。張り切った熊本がじゃんけん大会の派手なポスターをドッグランの共有スペース(?)に貼った事で無駄に盛り上がるドッグランズ

決戦を控える中、再度矢島模型店に行った浅井は願掛けプラモで先に来ていたリコと遭遇し、矢島はガンダム・エアリアルの制作を提示して2人に共同制作をさせる。制作過程でリコは社長の座に執着はないが、勝負事には負ける気が無いとじゃんけんに挑む心情を語り、共同作業を通して1人嫉妬していた浅井の思いも氷解していった模様。ていうかリコだけでなく高木に至っては最初から辞退していて、社長交代を言い出した浅井を攻めるでもなく、リコは永遠に推しと言いつつ浅井も応援するといういい奴っぷりを発揮しているし、嫉妬の対象であるリコはのほほんとしているしで嫉妬していてもむしろ自分が虚しくなってくるような環境だコレ。

じゃんけん当日、後田が張り切って審判司会で進行させる中で謎の前座戦:犬塚VS雉村は雉村が勝利。リコと浅井の対決は2人が手を出した瞬間、ガンダム・エアリアルが被って何を出したか曖昧にし、直後に場面が飛んで帰り道、リコが社長を辞めるチャンスだったのにわざと負けたんじゃないかと浅井に問いかけそんなわけはないと言いつつスッキリしたと吹っ切れた浅井の姿があった。

選挙ポスターではリコはグーを出すと宣言しており、浅井はチョキで負けた事が明かされたため、嫉妬を止めてリコがふさわしいと悟った浅井は確かにリコが宣言通りのグーを正直に出すと踏んでチョキにして負けようとした可能性はかなり高いのではないかというのは示唆されていたのかな…。

今作の浅井はテンションが高いだけであまり活躍している様子が描かれず(後田や熊本が本当の意味で仲間になるまでの過程で一応営業担当なのに取引先に何も答えられないみたいな場面があったのもあるが)、いきなり嫉妬して社長交代とか言い出されても好感度がますます下がるだけだった。高木は存在感の薄さもあって少なくとも浅井のような悪目立ちが無かったのと、素直に2人とも認めているいい奴感が出ていたので逆に浅井の器の小ささを引き立ててしまった。嫉妬を乗り越えてここから終盤は浅井ももう少し頼もしく活躍してくれるのだろうきっとそうだろう…。

8話

矢島が交通事故に遭い、リコにプラモのチャンピオン大会に自分の代わりに出てくれと懇願。矢島はかつてのチャンピオンだったので大会へのお呼びがかかったらしいが、そういう理由ならリコが代わりに出るのはなんかおかしくないか。元チャンピオンが「すべての技術をこの人に継承しました」と言えばその人が出れてしまうチャンピオン大会ってそれはもうチャンピオン大会じゃなくて指名後継者チャンピオン決定大会じゃね?。

1度断ったリコだが忘れたスマホを取りに戻ったら矢島とアオがチャンピオン大会で矢島が優勝した際の古い映像を見て号泣していたため同情して引き受けてしまう。しかしドリクエも大事なプレゼンの期日が迫っていた。矢島が事故に遭った一報がアオから入った際はリコは矢島が交通事故に遭ったとドリクエ社員に伝え、社員全員が矢島と既に顔見知りのため心配して、リコに早退して矢島の元へ向かうように言ってくれたが、以降のリコは大会出演を引き受けた事も毎夜特訓がある事も伝えず、会議中に居眠りしたり、上の空だったり、あと数日しかないのに定時で帰ろうとしたりと気の抜けた行動を連発。社員からも「忙しそう」と思われるも、浅井以外は直接行動の異変を指摘せず、その浅井もあまり強くは言わない始末。矢島の方もプレゼンが近い事を聞いていれば何もこんなタイミングで特訓スケジュールを組まなかったと思われるが、リコが双方に何も報告しないのはストーリーの都合とはいえなんか変だったな。しかも大会は2ヶ月後なのにプレゼンまでの数日間に深夜まで過密なスケジュールで技術習得させようとするし。

初日はアオが指導したが、2日目には「ディテールアップのマイカ」(荒井芽依)が登場。出てくるなり私の知っているリコさんとは見た目が違うとかメタ発言をしていたがいやそもそも君誰?流れ的にLINKL PLANETメンバーなのは分かるけど、君、前作に出てたっけ?っていう。てっきり前作3話に出てきたアイドル役の子かと思ったら違うし。前作7話で大石の情報を提供してくれた3人組セットのうちの1人が荒井芽依だったようで確かに1度前作リコと面識はあったようだけどこれは難易度高すぎるだろ…。視聴者も覚えてないって。

3日目には満を持してさすがに前作視聴者なら最初にザクを作った事から以降リコを「ザク姉(ねぇ)」と呼んでいた子として御馴染みの前作の矢島模型店のバイトだったちえみ(石川恵里加)が「ジオラマのちえみ」として再登場。早速「ザク姉(ねぇ)」と呼んでリコが戸惑っていると矢島が慌ててザクはガンダムではなくこいつの地方の方言だとごまかした。ちえみも以降は「ザク姉(ねぇ)」呼びせずに名前で呼んでいた。連続で前作世界のリコを知る2人が登場して、前作世界のリコを知っているそぶりを見せるだけなら遊び心的なメタ台詞っぽかったんだけど、いずれも不思議がっているリコに対して矢島がごまかすような事を言っていたのは遊び演出なのか、矢島模型店は両世界観を共有したパラレルな存在で、前作世界のリコの事も知っていて今作世界のリコに目をつけたという設定になっているのかビミョーに謎。

そのままマイカもちえみも最後まで残っていて技術の継承が完了。そしてプレゼンも熊本のナレーションで飛ばされてなんとかうまくいき、競合する中野の会社とのプレゼン対決になる事が決定。しかしこの期に及んでも早く帰ろうしているリコを見て何かを感じた中野はドリクエ社員に何かを尋ねると矢島模型店にやってきた。その頃リコは3人からの技術を継承して喜んでいたが矢島の腕がとっくに完治している事に気づく。押し切られたまま大会までの準備を更に進めていくことになり次回へ続く。

いや冒頭でグラサンライダースーツで決めて出て行った途端にキキードカ~ン→矢島を見送ってのんびりお菓子モグモグタイムしようとしていたアオがキキードカ~ンを聞いて嫌な予感→やっさぁぁぁぁん!!!と悲鳴…なんて交通事故自体は本当に起きた事として描写してたのにどういうこと?軽傷だったがリコを大会に出すために嘘ついたの?なんで出したがるのかや、前作との関連はメタ台詞なのか設定が何かあるのかどうなのか。なんか設定がメチャメチャというか、急にプラモ要素激増させて会社周りのストーリー適当放置とか配分もおかしくなってるし、迷走してきたのかな…。

9話

リコの様子を探るために矢島模型店にやってきた中野だったが、プレゼンが終わったら一緒にプラモを作る約束をしただけでこの日は終了(このシーンは前話の続きなのでマイカとちえみもこの時までは一緒にいた)。

ハニーストアにドリームクレイジーか中野のPerfect Beansのどっちを選択してもらうかというプレゼンに向けたダイジェストが流れ、今まで何をしている会社なのかイマイチ分からなかった中野の会社は完全食を提案する企業だったと判明。プレゼンに向けたダイジェストはPerfect Beansは完璧超人たる中野を中心に優秀な部下を使いながらも最終判断は全て中野が下す様子と、チーム一丸となって現場に出向いてノコルナの改良開発に勤しむドリームクレイジーが交互に描かれた。プレゼンでも中野1人に対してドリームクレイジーは今までは創業3人のみで追加2名は見守っている場面が何度か出ていたが今回は全員でアピール。そしてドリームクレイジーが選ばれるのだった。

ハニーストアは総菜売りから始まったスーパーのチェーン店のように描かれており、フードロス問題に取り組む一環としてドッグランを通じてスタートアップ企業に出資しようという立場なわけで、これだけ食べればOKな完全食とかいくらパーフェクトに提示されたところで元々の企業理念とズレるだろうし(実際決定した後に現社長が自身の親の起業時の理念をつらつら語っている様子も出てきたが中野の「何を言っているのか理解できない」というモノローグでバッサリカットされてしまった)、これだったらそりゃノコルナだろう…。どんな設定だコレ。

中野は約束通りプラモを作りに誘ってきたが、シャア専用ザクⅡを指定して対決を挑む。初めてとは思えない完璧超人っぷりで仕上げていき、こだわりの自身のカラーでもある赤色も組み合わせて自分だけの色を決めていく中野に対して、特に深いこだわりを持たず、なるべく目立ちたくもない量産型を自称するリコは戸惑いつつも最後は量産型でいいやと赤いシャア専用ザクⅡを量産型の緑色に塗り直してしまう。中野の才能をアオと共に驚愕して褒めたたえつつも矢島はリコの勝利を宣言し、中野は初めて悔しさを見せるが、リコも中野の超人っぷりに嫉妬の感情を見せる。最後は社に戻ったリコに高木が会社の居心地を尋ね、辞めてもいいんだよ?と謎の質問をぶつけて次回へ続く。

中野とリコの対比が描かれたが…中野を何でもできる超人に描く一方でよくある典型的な「自分以外信じないワンマンな人がチームワークの主人公に破れる事で完璧なだけでは勝てない事に気づく」…みたいなパターンではなかったので、中野の好感度は上がりも下がりもしないが別に魅力的でもなんでもないというただ合理的過ぎてつまらない人みたいになってしまった。

ノコルナのプログラマーなのにあまり活躍している場面が描かれず、居心地の良さを優先する発言以外はほとんど活躍してない高木が今更リコに辞めてもいいんだよ?とか唐突に意味不明だし、社長らしくないけど一丸となってチームワークを発揮させてプレゼンにも勝てるチームを作り上げたのは率先して動かない高木や勢いだけ有り余っている浅井の2人だけでは不可能だったはずでそこにいつでものほほんとマイペースを維持していられるリコの決して量産型ではない唯一無二の個性と特性があるはずなんだけど…こんなマイペース個性な主人公が量産型なんですかね…?

10話

ナレーションにより「ドッグラン」に参加してから1年経過したと明言され、「ドリームクレイジー」は前回のプレゼン勝利で軌道に乗り、新たな社員も増やして予算の心配も無くなり、イケイケドンドンで仕事を進めていた。しかしそこにリコの姿は無く…。

リコは矢島模型店代表としてTVキングのプラモ大会に出場していた。制限時間50時間で3人での争いとなり、矢島とアオが見守る中でマイペースに作業を進めるリコは他の2人が不眠不休状態で作業を続ける中、初日は8時間寝ると言ってとっとと帰宅。2日目も方向性に悩んだのもあるが17時定時で去ってしまう。社員の帰宅した「ドリームクレイジー」オフィスでこれまで得たものを再確認したリコは組み立てた5体をドリクレメンバーに見立て(なんか背後にもう1体色の違う赤いのがいたのは中野?)、ドリクエでの1年間を表現。パーツを切り離した残骸も「ノコルナ」の精神で余すことなく使い込んで完成し、駆け付けたドリクエメンバーも感動するのだった。

結果が不明のまま、ドッグランとの契約期間が終了して独立することになったドリクエは移転の準備を進めていた。浅井の発言から社員がさらに倍になるらしいが、既に背後に3~4名増えているのでさらに倍増するという事なのか?そしてここで犬塚が「元社長にもよろしく」と告げた事で初めてリコが社長を降りて退社していた事が発覚。

リコは食事とプラモが楽しめるキッチンカーを運営していた。プラモは分かるがキッチンカー?キッチンカーの発想になるのって昨年秋放送の同じ制作陣のSPドラマ旅するサンドイッチにちょっと引きずられてない?

ここで9話ラストの高木が会社の居心地を尋ね、辞めてもいいんだよ?と謎の質問をぶつけた続きが回想された。リコに他にやりたいことがあるのではないか?と見抜いてた高木と浅井。リコは好きなものを組み合わせるのは面白そうでやりたいとボヤッとした発言をするとそのまま浅井に今度こそ社長を譲るとあっさり辞める宣言。じゃんけんを主張した高木がじゃんけんで浅井に勝利していたので結局新社長は高木?

というわけでリコは好きなものを組み合わせる発想からプラモと食事を組み合わせたキッチンカー屋を考案して出店したのだった。めでたしめでたし。

いや待ってくれ。いつリコが料理好きな設定になったんだ。店員リコだけの完全自主運営なのでリコが単に食べるの好きなだけでは成立しないぞ…。そもそも食べるのが好きな事もさほど描かれていないフードロスをビジネスにしようとしたくらいだから「食」に関心はあるんじゃないのかなとかそんなレベルじゃね?

矢島模型店ではこれまでのプラモを飾っていた矢島の元にトロフィーや記念写真もあって大会で準優勝だった事が判明(他の出場者2人のうちどっちかには勝ってどっちかには負けた)。そして矢島のナレーションで改めてこの物語がどこにでもいる量産型の人間である「もう1人のリコ」の物語であり、「次はどの子に会えるのか」楽しみだとする矢島は前作時空とも繋がっているかのようなメタ的なコメントで終結。

全部終わっての感想

部分的にはいいところもあったけど、全体には奇をてらってやらかした続編、いわゆる『ムコ殿』パターン(主人公そのままに設定を変更)に行ってしまったかなという印象。今作の場合、キャスト変更せずに同名のまま別人設定としたため、最後まで違和感が抜けず、リコ以外の続投レギュラー陣は全員前作のキャラの方が好感度も高く、自然で良かったと思う。兄に転身した中島歩、司会者に転身した与座よしあきなど1回限りながら完全に別人として登場した方がしっくりきた。新キャラの熊本・後田、そして店員役のアオといった新キャラは最初から良かった。ちょこちょこ動き回ったり多彩な表情見せていたアオは小動物的なかわいさもあった。ていうかLINKL PLANETって1期生は普通っぽい子ばかりだったのに2期生はアイドルっぽい子ばかり加入させて露骨に方針転換してないか。エンディング曲もアオ・ハルのWセンターどころか他のメンバーはサビのユニゾン要員というオマケ状態なほど偏った編成になってるし

矢島模型店の時空がどうなっているのかは匂わせ程度でちゃんとは設定していないっぽいが、とりあえず前作と通じたパラレル世界っぽくは考えていたのかなと。

舞台設定を起業家にしたのは「量産型」との兼ね合いが悪く前作以上にどこが量産型なのか分からなかった。しかも前半は甘さばかり露呈、後半はサクセスし過ぎと極端。新レギュラーとなった2人が仲間になっていく過程は制作陣の真骨頂が発揮されていて変わらぬ良さも垣間見えた。ただ全体にはプラモとの繋がりが薄いし、肝心のリコが成長しているのかいないのかただマイペースでふわふわしているだけで、結果的に何かを掴んで成長していくような要素が前作のように感じられないどころか後半はプラモがリコにとってサボり要素にしかなってない始末。ウザかったとはいえ葛藤が描かれた浅井や、最終回前にとってつけたようにねじ込まれたようではあったとはいえ中野の内面描写は掘り下げていて、仲間になる過程で熊本・後田も内面が描かれたので、リコと高木は最後まで深掘りされなかったような…。

最後まで存在感薄い高木はともかく、リコは突然会社を降りて転職してしまっただけに転職に至るまでに最低限「会社は成長しているが本当にやりたい事は別にある」「料理好き」は仕込んでおいてくれないと戸惑いしかないって…。最早最後に「カフェ店員ルックの与田ちゃん」をやりかっただけみたいな。実際に描かれていたのは大会出場を矢島から無理やり打診されて引き受けてからのリコは会社が二の次になり、特訓第一(会社サボり癖)になってしまったというだけなので、7話のじゃんけん大会時と比較してもこれからさらに会社が独立してデカくなっていくタイミングでここまでやる気なくしてしまっている社長には今度こそ辞めてもらうしかないと高木と浅井が結託した…みたいな流れで辞める方がむしろ自然だというくらいになんかおかしかった。そもそも矢島はリコ以外の4人とも面識があって仕事の愚痴なんかも話すくらいの仲になっていたのだからドリクレが大事な時期である事も分かっていただろうに。そんな大事な時期に強引にリコにプラモ大会出場を打診したり特訓したりするのもおかしな展開だった。

今回は露骨に第3期をやりたい願望をそのまま出してくる形で終結したけど、あまり変にこねくり回すよりはまだ惜しまれているうちに終わっておくか、メインキャストは総とっかえ、前キャストはゲスト出演にした方が思い出が綺麗なままでいいんじゃないかな…。

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