紅白雑感…?

デコ大は乃木坂46だった。これで今から「イチオクエンサー」呼ばわりされるのかと思ったが、思った以上に世間は既にデコ大を見限っていたようでそんなに大した話題にもなってなさげだったので良かった。

そして紅白である。

総合司会内村光良の人柄の良さをかなり前面に出してきた印象。正直紅白特有の寒い演出も多々見られたけど何故か内村光良が突っ込めば緩和されてしまう。ウリナリ以降ほとんどその活躍を見ることは無くなっていたけど、好感度の高さが改めて魅力なのかもしれないと思った。このため二宮&有村がほとんど補佐みたいだった。良くも悪くも印象に残った昨年の相葉&有村の時は武田アナが補佐だったのに比べると今年は二宮&有村が補佐になっててほとんど印象に残っていない。

TOKIOは昨年はリアレンジ宙船が良かったけど、今年はノーマルアンビ。最近の曲ではほぼ長瀬1人ボーカル+太一の下ハモというのが定番になってきて、ここんところほとんど歌ってないためか山口ボーカルがヨレヨレになってきた&何故か絶好調なリーダーアイガタトゥラ~…というところくらいしかいつも通りじゃないところが無かった。

ステージはこれといった強い印象に残ったのが悪い意味で欅坂46で、渾身の「僕は嫌だ!」は1回目は控えめ、2回目は絶叫。この気迫のためにこの年末の平手の無表情があった、すさまじい迫力であった…というのが恐らく称賛するための論調としてテンプレートになるんだろうけど、やっぱりやりすぎにしか見えないし、紅白でお茶の間に提供する映像としても今回の内容の中では1番唖然とさせるものであったと思う。特に2回目の内村との共演バージョンでは平手フラフラ、鈴本その背後でさらにフラフラ、最後は完全に気絶して渡辺梨加が受け止めるという映像までお茶の間に提供。

ヒム子の「インフルエンサー」はバナナマンと乃木坂46の長い付き合いから生まれた双方の線引きによって紅白という外向けの大舞台ではステージに上がらないという判断をしたと思うんだけど、紅白スタッフはダンスそっちのけでひたすらヒム子の顔のドアップを映しまくるという笑いの取り方一転集中。正直乃木坂46とバナナマンの配慮も曲もダンスも全部台無しにする演出をしちゃったので、もし今回の紅白で1番失敗したところというならこの部分だと思う。

ウッチャンは欅坂46の曲が好きだという熱烈なファンだっただけで、冠番組をやっている土田・澤部のようにメンバーとの交流は無かったと思うし、まさかグループ内部がこんな状況である事も「不協和音」がここまでヤバイ状態に陥る曲だとも知らなかったと思われ、案外視聴者よりも現場で衝撃を受けたんじゃないかと思ったりも。責任感じそう。

この欅倒れたは速攻ニュースとなり、安室紅白ラストステージやYOSHIKIドラム復活など通常トップニュースで扱われそうな案件を差し置いて、実際には髪色が毎回変わるのでおなじみの志田も含めた3人が過呼吸で倒れたというのが報じられる始末。運営も運営でなんの説明も出さずに、深夜になって倒れたとされる3人が特に笑顔全開で写っている終了後の楽屋写真1枚出すだけ

2017年は終始こんな調子で平手の様子がおかしいのを世間でバズらせておいてだんまりを決め込み、随所で表現者平手のインタビューを雑誌に小出しにさせて様子がおかしいのは表現者ゆえみたいな理由づけをさせて称賛モードを高めていく…という手法を一貫していた。その平手、実際のところほとんどの自身の表現について自覚が無くて分からないとか意識してないとか発言を連発してるのにインタビュアーが素敵な想像力でこういうことなのではないかと言語化することで話の方向を誘導する流れが本当に多い。

要するに本人が自分で自分を理解できてなくて自分の状態を言語化もできない様子なのに周囲が過剰に解釈して持ち上げて理路整然と言語化するので本人もその方向に誘導され誘導された自分に変わっていく、といった状況。怖いのがスタッフもメンバーもその空気に染まっちゃってておかしいと思えないことで、最もそれが加速した時期に休養に入ってメンバーから外れていた今泉は1度完全に外野になったことでその空気に全く染まらなかった、そのため戻ってきてこの状況にどこかおかしさを感じていて今も現状になじめない、とすると雑誌『BRODY』とかで今泉が語っていた話がよりしっくりくる。

年末年始のいくつかの雑誌やTV出演の様子を見る限りではそのような危険な状況だとしか解釈できなかったんだけど僕は嫌だ!(安直なオチ)

…と、この欅インパクトでだいぶ持ってかれた上に、この後不意打ちでDEEN25周年ベストの速報が入ったため、ほぼ紅白そっちのけで情報収集を開始してしまったので、この後の紅白はあまり覚えていない。

DEENまさかの3回連続周年シングルベスト発売

これはさすがに無いと思っていた衝撃の被りまくりベストアルバムが発売決定である。2017年末最大の驚きだった。

08年15周年『PERFECT SINGLES+』

クラシックス、カバー、両A面を除くオリジナル曲のシングル曲のみをリリース順に網羅。音圧激下げ&一部ミックス変更レベルの変更と新曲2曲を収録。

13年20周年『DEENAGE MEMORY』

クラシックス、カバーも含む全シングル+一部アルバム曲を収録。両A面は対象外だったが当時2曲しか無かった両A面のうち「少年」はDISC-3に初期アルバム曲枠が3曲ほどありその中の1曲として選曲されたため「翼を広げて」キセキバージョンのみ未収録。

そして今回は両A面も網羅した全シングル表題曲コンプリートコレクションになるらしい。10年かけてシングルコレクションとしての精度が上がっていき10年かけて取りこぼしゼロになった。しかも前2作含めて過去のベスト盤全てそこでしか聞けない楽曲、アレンジの曲があり、丸被りは1曲も無い。例えいい加減君だけを奪い去り飽きても、毎回瞳そらしたくなっても、散々ひとりじゃないと感じても、何度も夢であるように願っても、用済みになるベスト盤は1作も無いのだ。

初回盤に付属するセルフカバーも05年『The Best キセキ』の初回盤に3曲追加(ZARD「翼を広げて」は08年世に出たので05年当時まだ発表されていない)してビーイング発売権セルフカバーコンプリート仕様(織田哲郎がビーイングを辞めてからの2度目のセルフカバー「このまま~」は入らない)…と今回何かと既存作品をコンプリート仕様に変えただけにも思える。

しかしなんと初のFC NEED限定仕様オリジナルアルバムが付属するという衝撃的謎仕様。ついにオリジナルアルバムがFC会員しか聞けなくなっちゃった…。しかもFC限定盤にはセルフカバーはつかない。2枚買わないと全部揃わないのだ。この5年間、アルバムでの2枚買い商法がどんどん悪化しているのと同時に完全にファン以外聞かれないどころかファンも聞かなくなっている(激減している)のは武道館の客席を見てもハッキリ分かる事態だけにファンを減らす集金商法は節度が必要だと思うんだけど…。

スマートフォン月額会員324円で購入即退会が最安

FC会員は年会費5000円前後のイメージがあるが、現在はスマートフォン用の月額会員(324円)があり、入会注文即退会をすれば+324円でFC限定盤を購入可能なようだ。

紅白を完全に流し見状態にしながらその事実に行き着いた頃、紅白は嵐とか安室桑田とかの時間に達していた。昨年審査員1人ボール1つ権限システムにより視聴者票で大差をつけられた紅がボール投げ出したらなんか白よりボール多かった…という2004年以来のやっちまった審査員システムを反省し、今年はボールシステムを排除。1対戦ごとに視聴者投票させ、審査員も1票にしたところ80万票差で白が勝った。80万票差って…とも思ったが去年は視聴者票でこの倍以上の票差が生じていたのでこれでもかなりマシになった。

こうして紅白が終わり、年が明けたので早速FC限定盤の予約を試みた…が、失敗した。

スマートフォンのFC会員にはすぐなれた。しかし、FCサイトからソニーサイトへ飛ぶ購入リンクが死んでおり、購入ボタンが出てこない。「DEEN 予約」とか「NEED 予約」とかでリアルタイム検索すると数名がこの状況を訴えていて誰も予約できていないようだこれしかいないのかと切なくなっ

このFCサイトの購入リンクから飛ぶとソニーサイトの購入予約ページが表示されるというシステム連携の確認を怠ったままDEENスタッフはカウントダウンを終えて正月休みに突入(たぶん)、ソニーサイトはとっくに年末年始お休み…という事で最低でも正月休みが明けないと問い合わせも何も機能しないものと思われる。

当初は公式サイトのベスト盤発売ニュースリンクも死んでいた。これは年明けにDEENスタッフがTwitterで年始の挨拶を行った後に改善されたため、事務所で管理できる最低限のサイト修正は行えたようだが、その後も購入できない問題は解決しなかったので、ソニーとの連携が必要で、正月休みが双方明けないと無理なんじゃないかと思う。

というわけでなんともモヤモヤとした年末年始となった。僕は嫌だ!ピーヤッピーヤッピーヤヤッピヤピーピーヤーヤーピーピーヤーヤー♪(リフレインしながらフェードアウト)

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