初めて恋をした日に読む話 1話

中高と優等生だったが東大受験に失敗して以降のらりくらりで生きてきて大人になり切れないまま32歳になってしまった塾講師の順子(深田恭子)は、人気も無く講師もクビ寸前だった。そんな中、名前と九九が出来れば入れる偏差値底辺高校の不良たちにナンパされかけた事で知り合った順子はその中の1人であるピンク髪の匡平(横浜流星)と共に東大を目指す事になる…というちょっとネジの飛んだお話。

いわゆる社会人としてはあまりに大人になりきれない子供っぽさ全開の順子は多くの反感を呼びそうだが意外と近い感覚を持っている大人になってしまった大人も少なくないと思う。普通の社会人には響かなくても社会人になりきれないと感じながら日々を過ごす大人には何かしら感じるものがありそうだなぁ…という感じの主人公像なのと32歳女性が16歳の高校生と出会う事で初恋という(他に同い年のいとこである永山絢斗と同級生の中村倫也との3人が相手役にはなってるけど)のも含めてちょっと需要がニッチな感じがしなくもない。

というかこれ少女漫画誌連載の漫画原作ってことだけど、対象年齢的にもターゲット的にもかなり違う層に絞り込んでいるような…。メインターゲットのはずの少女がこういう大人になりきれずに30を越えたとして描かれる主人公に共感できるものなのだろうか…色々謎だ。感性的には近い感じはするが…。少年漫画同様に少女漫画も最早そのまま読み続けているアダルトが多いのだろうか。

3年前の『ダメな私に恋してください』に似たようなドラマだなと思ったけど見てみたら随分中身は違っていた。近年のダメ系女子に加えてある種の開き直りを兼ね備えた深田恭子というのは少しだけ新しいかも。