11th 恋するピエロッティ
2010年7月21日
作詞:HitomiHitomitti、作曲:ROLLY、編曲:ROLLY/長谷川智樹
いよいよ本格的に路線変更。容姿もやさぐれ気味に変貌して個性派ロックミュージシャン路線を爆走していくスタイルへと変わり、作詞もHitomiHitomittiという謎な名義に変更。アニメタイアップ無しでついに100位圏外(121位)となってしまった。
突如キュキュンキュン♪と叫びだすぶっ飛んだグラムロック。ROLLY氏のギターコーラスと長谷川智樹のプログラミングしかない2人オケ制作のバンド風打ち込みサウンド。本人がかわいらしい声出してキュンキュン言ってる声よりオッサンのキュンキュンの声の方がデカいイントロからインパクトが凄い。イェイ!じゃないんだよオッサンェ…。完全に違う方向に向かってしまい、え?壊れた?と唖然とするしか無く怪曲にしか聞こえなかったが、ソニーの宣伝文句は“プロデューサーに日本のグラムロック界帝王ROLLY寺西氏を招いた大胆なロックサウンド!!10代~20代には新鮮に、30代~40代にはどこか懐かしく聴こえる、“リバイブル”の定義を音に介した作品”となっていて懐古的な方向性を狙ったものだったらしい。大胆な方向に振り切った自覚はさすがにあった模様。80年代再評価的な流れに至るには10年近く早かったのでは…。長らく苦手な曲だったが、久々に聞いたら1周回って案外悪くはないと思えた。売れはしないだろうけど…。
ラストではオッサンの声はなく、ひたすら本人によるキュンキュン言っている萌えボイスと全開でフェイクしまくるロック姉ちゃんっぷりが同時並行するカオスな空間となる。シングルではそのままフェードアウトした後に再び戻ってくる構成だったが、修学旅行Ver.ではフェードアウトしたまま戻ってこずに曲が終わるのでかなり短くなっている。何が修学旅行なのかは不明。
★★★☆☆
シングルバージョンアルバム未収録
3rdアルバム『PICORINPIN』(修学旅行Ver.)
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