27th Secret Code

スポンサーリンク

27th Secret Code

B0DGXZVW5V
2008年8月27日
作詞:Satomi、作曲:井上日徳、編曲:井上日徳・堂島孝平、ブラスアレンジ:井上日徳・北原雅彦、コーラスアレンジ:Ko-saku
前作までの定型フォーマットを変更し、C/W2曲目「Fu Fu Fu」は共通、初回盤は3曲目「strategie」、4曲目ライブ音源「Secret Code〜KinKi you Live Version〜」収録、通常盤は3曲目「ビターショコラ」、4曲目表題カラオケ(Backing Track)を収録。カラオケの収録が通常盤に移動し、初回盤には先行して披露していたライブ音源という形になった。

剛主演ドラマ『33分探偵』主題歌(2009年に『帰ってくるのか!? 33分探偵』(1回)→『帰ってこさせられた33分探偵』(4回)の続編を連続放送)。あんなに連発していた主演主題歌だが、2002年の『夢のカリフォルニア』、2004年『ホームドラマ!』ではソロで主題歌を書き下ろしており、さらに連ドラからも遠ざかったのでこの時も『ホームドラマ!』以来4年ぶりの連ドラ主演だった。剛は俳優業よりもソロの音楽活動を主軸とするようになってきていて、光一もドラマよりも舞台『Endless SHOCK』中心に完全に移ったので先の『スシ王子!』が最後の連ドラになった。剛も2013年『天魔さんがゆく』ではソロで主題歌を書き下ろしたが連ドラ主演は最後となったため、KinKi Kidsとしてのドラマ主題歌タイアップは今作で途切れている。『スシ王子!』『33分探偵』『天魔さんがゆく』いずれもゴールデンではなく深夜枠(23時とか0時台の枠)だったので、ゴールデン枠(21時、22時)になると光一は2002年『リモート』、剛は2004年『ホームドラマ!』が最後。この『33分探偵』は金田一以来となる探偵役だが、33分というのは放送枠45分のうちCM時間を除いた実放送時間が33分である事から来ている。物凄く単純で犯人も目の前にいて誰もがそいつが犯人だと分かる状況で剛が疑問を抱いて(ほとんど難癖)「この簡単な事件、俺が33分もたせてやる!」と宣言すると他の関係者に次々と疑いをかけるも無理やり33分引っ張ろうとしているため全く論理的ではなく、「なんやかんや」と説明を省略し、なんだそれはとツッコまれると「なんやかんやは、なんやかんやです!」と開き直る…といった具合。時々まぐれ当たりのような名推理で思わぬ真相を暴いたりもしたが基本はパロディ連発の緩いギャグドラマだった。当時はまだそんなにその名前が有名ではなかったので名前を出しても誰?という感じだったが、現在ではあれこれ内容を説明するより原作脚本演出が福田雄一と名前を出した方が伝わるだろう。この名前だけでなんとなく内容が察せられるであろうくらい、終始ふざけてボケ倒す福田雄一特有のあの作風の始まりに近いような1作だった。福田雄一はこれ以前から手広く色々やっていて『堂本剛の正直しんどい』『新堂本兄弟』に構成作家の1人として関わっていた事が今作に繋がっていたのかもしれない。当時は新鮮で面白かったし、『勇者ヨシヒコ』で一気に名を知られるようになるまでは面白かったんだけどねぇ…特定の俳優を何度も起用してアドリブのようなクソ芸をさせまくったり内輪ノリが酷くなってしまいいつしか苦手、嫌いという視聴者がどんどん増えてしまったのも仕方なかったと思ふ

続く『天魔さんがゆく』も福田雄一でかなりユルユルな仕上がりで俳優仕事はもうあまりやりたくなさそうな感じ(というかしんどそう)は漂っていたが…一気に遠ざかっていったなぁ。2人が連ドラ主演常連俳優だった事を知っている世代の高齢化が著しい…というくらい年月が経過している。世代間ギャップが地味にとんでもないかもしれない。

主題歌である今作はドラマには全く関係なく、確かにかかってはいたがあまりドラマとリンクして記憶されてはいない。ジャジーな雰囲気が印象的でオシャレカッコいいナンバー…だが、メロディーがあまり残らない。どんな曲だったか思い出そうとしても断片的にしか浮かんでこない。ノリはいいんだけどトータルサウンド重視な1曲で歌というより音を楽しむ聞き方が最適か。
★★★☆☆
初回盤のみC/W(KinKi you Live Version)
11thアルバム『J album
5thベスト『The BEST

コメント

タイトルとURLをコピーしました