4th How?
2000年7月19日
2月に前作、3月に1stアルバムで今作が7月とここまでは順調だったが今作を最後に1年近く歌手活動が停止状態となった。俳優活動ではこの夏クールの時期には草彅剛主演『フードファイト』のヒロインとして出演していたが、秋クールはドラマ出演はSPドラマのみ(同じ草彅剛主演の『TEAM』SP1作目のゲストメインキャスト)だったので、2000年は秋から年末にかけて露出が減っていった。
初登場20位と低迷し、5週ランクイン5万枚を割り込んだ。
How?
作詞:岩里祐穂、作曲:織田哲郎、編曲:葉山たけし
自身主演映画『死者の学園祭』主題歌。ブレイク以降ヒロインでドラマ/映画に出演しまくっていたものの、主演主題歌パターンはドラマは前作、映画は今作の2回だけで結果的に終了。まあ歌手活動していた時期の主演映画はそもそも今作だけで、連ドラも前年夏の『to Heart 〜恋して死にたい〜』、今作当時出演中の『フードファイト』、翌年冬クールの『ストロベリー・オンザ・ショートケーキ』とJニーズ主演の相手役ヒロインばかりで、単独主演はこの後2001年夏クールの『ファイティングガール』くらいしか無かったが主題歌をやらなかった。このように意外と主演主題歌やれる作品自体が無かったりもした。
ギターベースキーボードプラグラミングを葉山たけしが一手に手掛けベースのみ渡辺直樹が演奏。まさかの90年代ビーイングでZARD、DEEN、FIELD OF VIEWのポカリスエットCMタイアップによるミリオンヒットを手掛けていた黄金コンビ織田哲郎×葉山たけしが互いにビーイングを離れた後にこんなところで再度実現。さすがにあの頃のビーイング系のサウンドそのままではないが、だいぶ彷彿とさせるような爽やかナンバー。織田哲郎のかつての名曲群と並べると地味な方にはなってしまうが確かな良曲だ。『死者の学園祭』ってタイトルからしてもミステリー系なのにこんな爽やかな主題歌で大丈夫なのかと思うが、主題歌くらいは爽やかなので締めたかったのだろうたぶんそうだろう…。
映画サントラ盤の最終曲として別バージョン「How(Full Length Version)」が収録されているが、聞いたことがない。配信ではこの曲だけ綺麗にカットされた状態になっており、CDを探してこないと聞く事が出来ない模様。2023年7月5日の深田恭子全曲解禁の直前である6月30日にサントラの配信解禁がされていたようなのだが、順番が逆だったら収録されていたのでは…。
★★★★☆
2ndアルバム『Universe』
C/W 左手
作詞:岩里祐穂、作曲:宮崎歩、編曲:河野伸
後半にかけて多少派手にはなっていくが、シンプルなアレンジのバラードナンバー。さすがにこれだけ落ち着いたバラードで同じような一本調子歌唱というわけではなく、普段より抑えめな歌唱にはなっているが…やはりどこか無感情ではある。歌い手次第ではもう少し暖かみのある雰囲気にもなったかもしれない。
★★★☆☆
アルバム未収録
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