道産子シーサー/GALAY

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道産子シーサー
/GALAY

2002年8月14日(6,7日イベントで配布)
作詞:ゴリ・ボンジュール、作曲:鼻キューピット、編曲:Doc.Ioc works
お笑いコンビガレッジセールがテレビ朝日水曜深夜にやっていた冠番組『Gallage Vanguard』の企画で結成されたGLAYとガレッジセールのコラボユニットによる企画シングル。番組イベントで1000枚配布されただけの幻のシングルとされている。表記は8月14日になっているが実際には8月6日と7日のイベントで配布されたのみらしく、これが前作のちょうど翌週になるため実は3週連続だった事に…。

後に『rare collectives vol.2』に収録された事で広く入手可能となった。C/Wには別ミックス、TERUパートのみ(ガレッジセールの声を抜いただけなのでTERUが全部歌っているわけではない)、コーラスを抜いた完全なインスト、コーラスを残したインストなどが収録されているがこれらはいずれもシングル盤でしか聞けない。オークションでは万越えの価格で常時誰かしら出品しているので金さえ積めば現在でも入手は出来る状況のようだ。

企画の第2弾として翌月には今度はガレッジセールとSOPHIAで結成したGaphia名義でチェッカーズのカバー「I Love you, SAYONARA」をリリースしているが、そちらは一般流通でリリースされたためチャートインもしており、比較的入手しやすくなっている。このようにロックバンドとの連続コラボで盛り上がりを見せたが番組自体は直後に終了してしまっているようで最早ガレッジセールのWikipediaにすら非掲載でどんな番組だったのかも良く分からない。

メンバーはメインボーカル兼リーダーのゴリ・ボンジュール(ゴリ)、メインボーカル兼副リーダーのヒロキ(川田広樹)、ボーカルのテルオ(TERU)、ギターの鼻キューピット(TAKURO)、そのまんまヒサシ(HISASHI)、ベースの銀焼酎(JIRO)で6人。曲中で“GALAYの6人”と言っているのはここまでを指すが、ライブではサポートメンバーも色メガネ(TOSHI)、キーボード色違い(SHIGE)と設定されていた模様。

TERUよりもガレッジセールに合わせている感じで、歌い出しはガレッジセールが順番に歌い、TERUはBメロに登場、サビでも3番手だ。特にゴリは高音が通る美声を響かせていて1番目立っている。歌詞はギャグ多めでかなりふざけていて、珍妙なワードが連発される上、色々な要素をぶち込んでいるので時代性も強い。沖縄出身のガレッジセールが『北の国から』(北海道の)ネタで“日焼けした純と蛍”と歌ったり、シーサーにひっかけてサミー・ソーサと当時の大リーガー(1998年にマーク・マグワイアとシーズン最多本塁打記録争いで共に60本越えを記録したため日本でもよく報道されていたがその時は本塁打王を逃している。この2002年には49本で本塁打王を獲得したが本数がそこまででもなかったので1998年当時ほど騒がれてはいなかった)を出したりと時代性が強いので後追いで聞くほど良く分からない部分が増えているのではないか。

シーサーシーサー道産子シーサーを連呼するくだりなんかは完全にコミックソングの悪ノリだし、エンジョイプレイ→エンジョイグレイ→エンジョイガレイの3段活用を連呼するサビもガレッジセールのギャグから来ているがこのエンジョイプレイのサビのメロディーは王道のGLAY節であり、ふざけてばかりではない優れたメロディーメイカーっぷりも存分に発揮。かなり面白くて耳に残る絶妙な1曲に仕上がっている。限定販売ではなく、一般発売していたらもっと後年に残るお笑い系ヒットシングルの1つになったかも。
★★★★☆
2ndコンセプトアルバム『rare collectives vol.2

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