30th 天使のわけまえ/ピーク果てしなく ソウル限りなく

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30th 天使のわけまえ/ピーク果てしなく ソウル限りなく

B000228XBO
2004年5月19日(通常盤)
B000228XBY B000228XC8 B000228XCI B000228XCS B000228XD2 B000228XDC B000228XDM B000228XDW
2004年5月25日(地方盤8種)
両A面シングルだが、この2曲とは全く無関係に発売形態が物議を醸した問題作目に見える窓口が他に無いからってCCCDに続いて佐久間さんの掲示板で今回の売り方は残念だとお気持ち表明したり批判したってしょうがないだろ…と思った記憶。

通常盤の1週間後に地方盤8種を一斉発売。1種ごとに別集計となったため、2週目の通常盤と初登場の地方盤8作の9作が別々にランクイン。通常盤は初登場1位だったがさすがに地方盤についていくファンはわずかで、15~27位にかけて断続的に8種が並ぶ事態となった。

地方盤は北海道盤、東北盤、北陸盤、関東盤、東海盤、関西盤、中国盤、九州盤の8種。地方限定ではなく全種全国発売だった。2~3月にかけて開催されたばかりの『THE FRUSTRATED』発売前にアルバムの曲を演奏するという「GLAY CONCERT TOUR 2004 X-RATED」ツアー各地、北海道盤であれば北海道厚生年金会館、東北盤であればZepp仙台などその地方の会場での最新ライブ音源2曲ずつが収録されており、8種16曲でアルバム『THE FRUSTRATED』全14曲と「天使のわけまえ」「ピーク果てしなく ソウル限りなく」が揃う仕掛けとなっている。通常盤収録の「BEAUTIFUL DREAMER」「時の雫」の2曲は重複しているが、「BEAUTIFUL DREAMER」は北海道盤、「時の雫」は九州盤に収録されているので、東京公演のライブ音源である通常盤とは異なる地方でのライブ音源となっている。また関東盤は通常盤と同じ東京公演からの選曲だが2曲とも別曲であり、同じ音源は1つもない。

現在の公式ディスコグラフィーでは8種をX-RATED AREA EDITION1ページのみで処理しており、詳しい曲目も記載していない。

ライブバージョンもしっかり収録していたC/W集アルバム『rare collectives』シリーズでは通常盤の2音源含めて今作のライブ音源は全曲未収録となった。また今作は通常盤準拠ですらなく、表題2曲のみでC/Wを全カットした状態でしか配信していない(公式アプリも同様)。今作に関しては当時もかなり批判的な意見が多かったし、さすがに9種も大量に買わせたことを申し訳なく思い、全てのライブ音源は当時の購入者のためだけという事で他には収録も配信もしない、ディスコグラフィーにも詳細を載せないという形で半ば封印作としてケジメをつけたのかもしれない。

当時のレンタル屋はまだまだ元気だったので確か地方盤も入荷しているのを見た記憶があるが、通常盤しか手に取らなかったし、ファンの友人も買わずレンタルでも手に取ってはいなかった(地方盤どれも数万しか売れていないので財力のあるコアファンしか動いてない)。今にしてみると貴重なチャンスだったな…。中古でもほとんど出回らなくなった…というか中古のシングルコーナーが壊滅した現在では揃って入手できる機会は実店舗ではほぼ皆無となり、ネットで入手する以外の選択肢は取りにくくなっているはず。

天使のわけまえ

作詞作曲:TAKURO、編曲:GLAY&佐久間正英
ギラギラとしたロックナンバー。ジャガジャガジャガジャガジャガジャガ!ジャガジャガジャガジャガジャガジャガ!ジャガジャガジャガ!ジャガジャガジャ!といきなり連打されるイントロがインパクト抜群。全体に怪しげな雰囲気が漂うGLAYには珍しい雰囲気で、どっちかというとちょっとラルクっぽいなと思った記憶がある。穏やかな曲が並んだ前作の反動というのもあったのかもしれないが、他に見かけない刺激的なロックナンバーだった。結果的にこの後2作も穏やかな曲調だったのでシングル並べると物凄く浮いた立ち位置になった感じがある。

バラード続きの流れの中では浮いてしまい、しばらくオリジナルアルバムが出なかった事もあり、アルバム未収録のままとなり、2009年の『THE GREAT VACATION VOL.1』で初収録となった。
★★★☆☆
4thベスト『THE GREAT VACATION VOL.1~SUPER BEST OF GLAY~
アンソロジー『THE FRUSTRATED Anthology』(Remix&Remastering 2024)
アンソロジー『THE FRUSTRATED Anthology』(Demo)

ピーク果てしなく ソウル限りなく

作詞作曲:TAKURO、編曲:GLAY&佐久間正英
『THE FRUSTRATED』の「BLAST」にも参加していた東京スカパラダイスオーケストラを再度招いての陽気で明るいロックナンバー。しかしなんだか妙に明るくはじけすぎちゃった変なテンションの高さもあって最初に聞いた時は戸惑った。ライブでは定番曲となり盛り上がる1曲になったらしく、ハマればハマる曲なんだろうなとは思うがちょっと陽気すぎて上滑りしている感じがしてしまってこの時期のシングルの中では聞いた回数が1番少ないかも…。

「天使のわけまえ」とその後の扱いも全く同じとなり、一緒にアルバム未収録のままとなり、一緒に2009年の『THE GREAT VACATION VOL.1』で初収録になりシングルバージョンはそれっきり、一緒に『THE FRUSTRATED Anthology』で追加収録され、一緒にデモ音源も収録された。いつもいっしょ
★★★☆☆
4thベスト『THE GREAT VACATION VOL.1~SUPER BEST OF GLAY~
アンソロジー『THE FRUSTRATED Anthology』(Remix&Remastering 2024)
アンソロジー『THE FRUSTRATED Anthology』(Demo)

通常盤C/W BEAUTIFUL DREAMER(Live from X-RATED TOKYO BAY NK HALL 2004.3.15)

作詞作曲:TAKURO、編曲:GLAY、Strings Arrangement:島健
通常盤には前2作のシングルの3月15日TOKYO BAY NK HALL公演のライブ音源を収録。関東盤には同日のライブから「BLAST」「ピーク果てしなく ソウル限りなく」が選曲されている。当時映像化はされなかったが、2011年のC/W集第3弾『rare collectives vol.3』初回盤DVDとして3月15日TOKYO BAY NK HALL公演が初めて映像化されており、通常盤の「BEAUTIFUL DREAMER」「時の雫」と関東盤の「BLAST」「ピーク果てしなく ソウル限りなく」の4曲は映像でも見る事ができるようになった模様。

この音源ではストリングスをカットしたりシンセで代用したり同期や少人数編成で再現したりではなく、24名のストリングス隊が実際に参加しており、生のオーケストラとの共演でのライブ音源になっているので迫力がある。
★★★★☆

通常盤C/W 時の雫~Overture(Live from X-RATED TOKYO BAY NK HALL 2004.3.15)

作詞作曲:TAKURO、編曲:GLAY、Strings Arrangement:島健
ストリングスアレンジはシングルとほぼ同じアレンジに聞こえるが、「BEAUTIFUL DREAMER」と同じく島健がクレジットされていてオリジナルの溝口肇ではない。前述のように24名のストリングスが実際に参加していて島健がライブのアレンジを担当していたという事か。Radio editのようにバッサリカットせずストリングスのイントロが少しだけ入ってから他の演奏が入る仕様でエンディングは新たにラララ歌唱を加えてみんなで大合唱しているので演奏終了時点で9分半、そこから少し間を開けてストリングス演奏のみの「Overture」も一緒に収録されている。「Overture」で奏でられているメロディーは何故か「またここであいましょう」。全て終了すると12分半を越える長尺となっている。さすがに長い。
★★★☆☆

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