2nd People Of The World
People Of The World
1999年1月13日
2作目に該当するが唯一のミニアルバム扱い。引き続きJ-FRIENDS PROJECTではあるが今作は普通にTOKIOのソニーからの発売で唯一特殊品番でもない普通のソニー品番SRCL4500だった。今作のみ何故かVHS版もリリースされているがDVD化もされずにVHSのみのまま歴史の彼方へと葬り去られた。
実質的には表題曲+C/W3バージョン+表題カラオケというマキシシングルのような形態で翌年以降ならシングルCD扱いだったと思われるが、まだマキシシングルが普及しきっていなかった当時は別バージョンやライブ音源除いて4曲までシングルという基準が確立されておらず、3曲でもミニアルバムにされたりシングルになったり曖昧で今作はアルバム扱いされた。『明日が聴こえる/Children’s Holiday』とほぼ同等の初動50万オーバーでアルバムチャートでの初登場1位を記録。2位→3位と3週連続トップ3入りしたが4週目以降急落して100位以内7週ランクイン、累計69万枚に留まった。仮にシングルで発売されていた場合は、Mr.Children『光の射す方へ』と同日発売だったため今作が圧倒して上回りMr.Childrenの連続1位記録を早期に止めることになっていた(2014年にSexy Zoneによって連続1位は止められた)。
2~4曲目の実質C/W「一秒のOthello~君に選ばれたい~」はJ-FRIENDS全員でのバージョンは無く、3組のグループそれぞれが歌い、アレンジと一部歌詞などの構成が異なる。それぞれのグループで当時アレンジを担当したことのあるアレンジャーが担当した。
People Of The World
作詞作曲:MICHAEL JACKSON、日本語詞:秋元康、編曲:MICHAEL JACKSON,BRAD BUXER and GEOFF GRACE
ボーカルアレンジ:MICHAEL JACKSON、コーラスアレンジ:MICHAEL JACKSON and TOM BAFTER
まさかのマイケル・ジャクソン2連投、今回もマイケルサイドでオケ制作がされた楽曲。前回を反省してか今回はちゃんとギリギリ歌えるキーに設定されているようだがそれでも今回も後半はキーが上がっていき、厚いコーラスで埋もれていき、最後はコーラスだけになった挙句に子供たちのメッセージで締めとなるというやはり子供たちが大きなウェイトを占める1曲。
全曲中で唯一ソロパート回しのみで構成されている、合唱する箇所がない。サビでもソロ回しである。日本サイドにリードボーカルのプロデューサーやらボーカルディレクターの表記があるので、日本サイドで歌割を決めたっぽいけど、堂本剛だけ異様に歌割が多く何度も登場。最後は完全独壇場で13行歌いっぱなしとなっているが、この終盤はコーラスで埋もれており、さらにキーもかなり高いのでけっこうギリギリまで張り上げて歌っているのがコーラスに埋もれた向こう側に小さく聞こえる。堂本剛以外でも長瀬、井ノ原、坂本、山口、城島には2回出番がある一方で、最も出番が少ない森田はわずか4文字「みんなで」のみ、三宅も「いつの日にか」のみ、長野も「肩を抱いて」だけなどV6メンバーが最少ワード数トップ3を締めるなどかなり偏りがあり、今作をきっかけに堂本剛 with 長瀬&井ノ原&etcみたいな歌割がJ-FRIENDSの基本パターンになっていった。当時インターネットが普及していたらそれぞれのファン同士で抗争に発展していたんじゃないかという勢い。確かにこの当時の堂本剛はずば抜けている感じはするし、終盤の歌い上げっぷりも素晴らしいんだけど(コーラスデカくて集中しないとちゃんと聞けないけど)、さすがに偏り過ぎかなぁ…。
★★★★☆
一秒のOthello~君に選ばれたい~(TOKIO MOON VERSION)
作詞:秋元康、作曲:筒美京平、編曲:そうる透
この曲にはJ-FRIENDSバージョンは存在せず、3組それぞれでアレンジが異なる。ひたすら掛け合いボーカルが延々続いていくというかなり変わった楽曲。大ベテラン筒美京平先生、21世紀を前にしてやたらと攻めた曲を作ったな…。
バンドTOKIOをちゃんと生かしたバンドサウンドのアレンジになっているがお祭り感もある仕上がり。ユニバーサル移籍以降のロックバンドTOKIOとはまだまだ異なるソニー時代後半のTOKIOのポップバンドっぽい感じで、『Yesterday&Today』にも通じていく方向性だと思う。
J-FRIENDS作品の中でこの曲のみ各グループ名義であったのに加えてTOKIO所属のソニーからの発売で使いやすかったためか、1年後のアルバム『Yesterday&Today』で唯一アルバム収録を果たしている。この際にはMatsuRemixとしてリミックスが施された。
★★★★☆
TOKIO 6thアルバム『Yesterday&Today』(MatsuRemix)
一秒のOthello~君に選ばれたい~(KinKi Kids STAR VERSION)
編曲:新川博
このバージョンのみ一人称が“僕”(TOKIOとV6は”俺”)に変わっており、サビが1回多いなど構成も異なるため、別に歌詞が記載されている(TOKIOとV6は歌詞共通)。
当時のKinKi Kidsが10代だったから”僕”に変えたのだろうか。哀愁&歌謡っぽさが漂うKinKi Kidsらしい仕上がり。2人しかいないのに重なっている部分も多いので2人で掛け合いし続ける事になり、TOKIOとV6では分け合っている部分でも重なってない限りは2人で歌い通すような箇所もあったり、終盤”Make Up Your Mind”の連呼に”君に似合いの愛はどっちだ?”を重ねてくる部分ではついに掛け合いをあきらめてユニゾンボーカルをそのまま重ねて並行させる箇所も合ったりとけっこう忙しない。アレンジは3作の中では最もすっきりして聞きやすい。
★★★☆☆
一秒のOthello~君に選ばれたい~(V6 SUNSHINE VERSION)
編曲:上野圭一
当時のV6らしいダンスナンバー風の仕上がり。サビは当時のV6らしい煌めきがあるんだけどそれ以外はリミックスみたいな重たい電子音とギターが鳴り響いていて3作中最もハードな雰囲気が漂う。サビは少し開けるとはいえ重めなのでSUNSHINEっぽくなくない?MOON,STAR,SUNSHINEと1単語ずつで揃えたかったんだろうけどDARKだけだと言い過ぎだけどDARK SUNSHINEとかの方が合っていた気がする。
歌詞自体はTOKIOと全く同じなのでブックレットでもTOKIOとV6は共通扱いで一緒に記載されている。
★★★☆☆
コメント