11th ボクの背中には羽根がある

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11th ボクの背中には羽根がある

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2001年2月7日
作詞:松本隆、作曲:織田哲郎、編曲:家原正樹
堂本剛主演の2001年冬クール日本テレビ系土曜ドラマ『向井荒太の動物日記〜愛犬ロシナンテの災難〜』主題歌。直球勝負の1種発売ながら初動40万越えの時点で好調、そこからロングヒットして91万枚を突破。前年は逃した年間トップ10入りも果たした(8位)。この時期はまだミリオン連発期の晩期であり、夏以降にかけては桑田佳祐しかミリオンを出せない状況に陥ったのでミリオン出すならラストチャンスのタイミングだった。残念ながらミリオンに到達しなかったが6番ヒットとなり、21世紀以降ではダントツヒットとなった。まさにここで両A面複数発売をぶちかませばミリオン間違いなかったと思われるが…両A面も連発気味だったし、ミリオンまで狙っていくのはもう無理だろうという事で単独A面の判断になったのかも…。突き抜けて大ヒットという意味では結果的に今作が最後となり、これを最後に概ね固定ファンによる固定ヒット中心になっていってあまり広がっていく感じではなくなっていく。

ドラマは大学の獣医学部を舞台にした青春ドラマだったが、剛演じる主人公が終始超絶のんびりまったりとしたフワフワした役どころで見た目もややふっくらしていたのでこれまでと別人のような変貌ぶりに衝撃を受けた。どちらかというとキリッとした熱血な役どころが多かっただけに終始スローで喋る姿にイライラしてくるレベルでストーリー自体もあまり面白くなく、ほぼ覚えてない。ただただ剛の変わり果てた姿に驚愕した事しか覚えていない。

一方で主題歌は当初から好印象で迷わずフラゲ日に買いに走った。フォルクローレを導入した民族的な雰囲気と圧倒的なメロディーの良さで唯一無二の輝きを放つ名曲。織田哲郎は1998年を最後にビーイングを離れ、相川七瀬での大ヒットも落ち着き、大ヒットが途絶えていた時期だったし、未だビーイングのイメージが強かったのでKinKi Kidsの作曲で久々の大ヒットは意外な印象もあった。といってもJ-FRIENDS「明日が聴こえる」の作曲をしていたのでKinKi Kidsとは2度目の関与だったりはするんだけど。織田哲郎本人もフォルクローレを意識した曲を書いて提出したが、アレンジは別だったのでアレンジ次第では全く違う方向性になっていた可能性もあるが、織田哲郎がイメージしていた通りのフォルクローレの方向性のアレンジを家原正樹が手掛けてくれたため嬉しかったらしい

シングルでは軽めでいかにも打ち込みっぽいドラム音だったのが、E editではある程度しっかりしたドラムの音に変わっている。シングル盤には演奏表記が無かったがシングルバージョンを収録した『KinKi Single SelectionⅡ』では演奏クレジットがある。これとE Editの演奏クレジットを見比べるとシングルにはドラムが無いが、E Editにはドラムのクレジットが追加されており、E editはドラムを生に差し替えた追加録音バージョンとなっている模様。

織田哲郎バージョンもフォルクローレの要素を生かしたアコースティックバージョンっぽいアレンジだがかなり渋い仕上がり。
★★★★★
5thアルバム『E album』(E Edit)
2ndベスト『KinKi Single SelectionⅡ
3rdベスト『39
5thベスト『The BEST
公式通販予約限定ベスト『39 Very much』

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