16th 永遠のBLOODS
2003年4月9日
作詞:浅田信一、作曲:堂島孝平、編曲:ha-j、ストリングスアレンジ:村山達哉
前作とは逆、初回盤はC/W「Funky Party」のカラオケも含んだ2曲+カラオケ2曲収録の4トラック、通常盤はカラオケ無しでC/Wにもう1曲「その花を見るな」を追加収録した3トラック。初動、累計共に前2作を少し上回り35万枚を突破した。この年のシングル3作はMVをストーリー仕立てで繋げており、剛が1970年にタイムスリップして1970年の光一と交流を深めるという内容になっているが、当然一気に撮影されたのではなく、飛び飛びで撮影されたと思われ、さらに各曲の繋がりと次の展開がビミョーに繋がっていないようなほのかな違和感が残り、途中経過を飛ばして見ているような結局どういう話なのか分かりにくかったりはした。また実際にはシングル3作の次に『G album -24/7-』収録曲「Bonnie Butterfly」を加えたショートムービー『鏡の中の六月』が完成版でこれは2004年のMV集DVD『KinKi KISS2 Single Selection』(1と2をDVD化した際に1作にまとめたのでDVD版は『KISS2』だが、この時期ギリギリでまだリリースされていたVHS版は同じ内容で『KISS3』)でしか見る事ができないようだ。
光一出演の『No Reason! Coca-Cola 2003』CMソング。ドラマでも学生役から社会人役へとシフトしてきて、デビュー当初よりも一気に大人になってきていて楽曲も大人っぽいものが増えていた時期だが、久々に青春っぽい爽やかナンバー。No Reason!を掲げていたコカ・コーラだが前2年の桑田佳祐からこの年は東山紀之・堂本光一・井ノ原快彦・岡田准一・山下智久が出演していて、今作に続けて光一と嵐が出演するバージョンで嵐「ハダシの未来」が真夏の時期にかけて使用されていた。「ハダシの未来」の方がコカ・コーラっぽい歌詞になっていたが(No Reasonとかはじけるとかそのまま歌詞に入れてたし)、青春っぽい雰囲気は共通している。個人的にも大学1年生になった頃で実際の学生生活はそうでもなかったが、“自由を探しに行くよ”とかっ全体の雰囲気に新たなる大学生活のイメージが重なるところもあった。そして当時はあまり意識していなかったが、歌詞の内容からも最後のサビの”やがて季節変わって”に該当するようなすっかり過去になって改めて聞くと若きあの頃を映し出したような1曲だったなと聞くたびに妙に懐かしい気分になるようになった。
G-mixは同じアルバムの「カナシミ ブルー(New Mix)」と並んでパッと聞き違いが分かりにくい(分かりにくいアルバムバージョン2トップだと思ふ)が、やはり全体のバランスを整え直したようなミックス変更の類。シングルではサビなんかは特にドラムが1番強く響いていたが、G-mixではストリングスを中心に他の楽器も持ち上げて相対的にドラムが引っ込んでストリングスが目だって細かいギターの音色なども前に出ている…ような感じ?
★★★★☆
7thアルバム『G Album-24/7-』(G-mix)
2ndベスト『KinKi Single SelectionⅡ』
5thベスト『The BEST』
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