41st 光の気配
2019年12月4日
作詞:坂本真綾、作曲:川口進,Louise Frick Sveen,Xisco、編曲:安部潤、コーラスアレンジ:佐々木久美
初回盤Aはカラオケ(Backing Track)のみ+Music Clip HIKARI Ver.& Making収録DVD付、初回盤Bは「チラナイハナ」+Music Clip KEHAI Ver. & Making収録DVD付、通常盤は「杪夏」「Tuning」収録。
2019年は2人が40歳を迎えた年であり、間もなく40歳を迎える(剛が4月で坂本真綾が3月生まれなのでほぼ1年近く離れているが学年的には剛と同級生)同世代の坂本真綾が作詞し、40代を迎える大人の心情をうまく代弁したような染み渡るバラード。“どこまで行けば僕は満たされるだろう”と答えはないともう知りながらも思ってしまうような、若い頃のような一直線な思いはないが、完全に枯れ果ててもいないそんなアラフォーの思いが非常に繊細に表現されていると思う。
いやまたバラードかよ…というのはあったし、どうしてもパッと聞きかなり地味なバラードに感じられてしまうし、「変わったかたちの石」辺りともなんだか似たような冬の落ち着きバラードっぽく思えてしまうところもある。しかしサウンド面でも工夫されており、いかにも綺麗なストリングスっでふわっと仕上げそうなところあえて使わずにシンプルなバンドサウンドだけの演奏になっていたり、サビでもほぼ2人のソロパート回しで構成されていたりと新鮮な部分も多い。世代的な部分で久々に引っかかった。当時まだこの年代が遠くて歌詞も耳に入ってこなかった人でもこの年代が近づけば分かるはず。染み渡る名曲。
★★★★☆
16thアルバム『O album』
コメント