15th Survival

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15th Survival

B00006F24H
2002年9月4日
作詞作曲編曲:小林武史
ギターの藤井謙二が脱退し、AKKOと小林武史のユニットになって最初のシングル。1年5ヵ月ぶりのシングルで『Singles』リリースから今作まで9ヶ月(『Topics』から1年4ヶ月)での再始動となったが、今作は完全な単発リリースとなり、12月に今作とは繋がりの無いアコースティックセルフカバーアルバム『organic』をリリースしたのみで2003年は再度休止状態となった。初登場23位、2週ランクインで1万枚の売上に留まった。今作はオリジナルアルバムには収録されず、2004年1月の『FANTASY』は先行シングル無しの全曲新曲となり、2004年4月に『Singles』収録曲以外のアルバム曲中心のベストアルバム『SELF COLLECTION~15 CURRENTS~』に収録された。C/W「other side」はアルバム未収録。

ここは実験や地味に走らずにドストレートにポップな初期イメージのマイラバを提示。原点回帰的なマイラバらしいポップスに仕上がっていてメロディーもそこそこいい…が、ギターの存在感が著しく減退。確かにギターはいるにはいるんだけどサポートギター感が凄い。ギターの人って第3のメンバー的になりがちというか、Every Little Thingやthe brilliant greenもそうだったけどメインライター+ボーカルの2人だけいれば必要最小限で”もう1人”にオマケ感が出てしまう風潮がどうしてもあったというか…。しかし今作を聞いてみればどうだろうか。いなくなって改めて藤井謙二の存在が大きかった事を感じたリスナーは多かったのではないか。今作を聞く前に既にファンがいなくなってるよ!とか言うのは禁句だ

結局今作は単発のリリースに終わり、小林武史在籍時に小林武史がやる初期っぽいポップス路線もこれで最後になってしまった。この頃にはもうLily Chou-Chouを経てSalyuのソロデビューに向けての構想に御執心でマジで妻とマイラバには興味を失いつつあったのではないか…と正直思うところではある(娘2人もまだ小さく、AKKOも子育て優先でそんなに活発に動けないところもあっただろうし)。

なおわざわざこのシングルを手に取った事が無かったのでサブスクで聞けるようになるまで聞いたことなかったんだけどC/W「other side」を聞いてみたら9分もある実験テクノサウンド、しかも当時のTKがトランスに傾倒していたのに影響されたのか、トレンドに乗っかってみたのかシンセの音色はトランス風味になっていて驚いた。90年代末期限定だと思ってたけど2002年になっても電子路線まだやってたのね。
★★★☆☆
2ndベスト『SELF COLLECTION~15 CURRENTS~
3rdベスト『Best Collection~15th Anniversary Box~』『Best Collection~Complete Best~

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