17th り・ぼん

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17th り・ぼん

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2006年11月8日
作詞:akko、作曲:tetsuhiko、編曲:tetsuhiko and other
小林武史が脱退し、ソロプロジェクトとなり、エイベックスへ移籍、全て大文字表記だったのをMy Little Loverakkoへと表記変更して心機一転の活動再開作。今作よりCD+DVD、CDの2種発売となった。一応ソロプロジェクトになって復活するという事でそこそこの宣伝が行われ、初登場18位、売上1.3万枚と2人時代を若干上回る売上を記録した。歌詞中には”りぼん”がそのまま登場するが、タイトルには1人で再度マイラバを復活させる事からRebornの意味も兼ねていると思われる。なお何故かAmazon Musicでは今作から『イニシャル』、アルバム『アイデンティティー』までのエイベックスの楽曲が全て抜け落ちている(AppleやSpotifyは抜けなくちゃんとあるのを確認。ただし『Best Collection~Complete Best~』だけはAppleもSpotifyもAmazon同様に抜け落ちており「音のない世界」からになっている。Completeじゃないじゃん)。

作曲を担当したtetsuhikoは鈴木哲彦として1994~1997年までソニーでシンガーソングライターとして活動、以降はlittle by littleの楽曲制作担当として2003年に再度ソニーからデビューし1stシングルの『悲しみをやさしさに』でトップ10ヒットを記録したがソニーアニメ典型パターンに陥り2005年に1stアルバムを出した後はリリース停止状態となり1年ほど経過していた(2008年に復活して2作シングルを出したが今度こそ最後になった)。

小林武史についてはクレジットされているキーボード参加だけでなく当時のakkoのインタビューではもう少し手伝ってもらったような事を語っていた事からアレンジの“and other”に小林武史が含まれているのでは?というのは定説になっている。ソロプロジェクトになったと発表している以上、当初は中途半端に小林武史の名前を出すのを避けたのかなとは思う。

作家としてある程度実績がある中での抜擢となったが、akkoの初期のようなポップス路線という意向も大きかったと思われ、本当に初期を彷彿とさせるポップス。ストレートに誰の曲とか分からないような匿名性の高い売れ線J-POPに仕上げた感じ。サビのメロディーがかなり強くていい曲なんだけど、このメロディーはもっと明るくハッキリしたボーカリストが歌った方がより映えそうでもあり、若干akkoとの相性が良くないようにも感じられる。ポップでマイラバっぽいんだけど、っぽいに留まっていて初期ほどの魅力は感じない…というのもまた正直なところ。どことなく「Hello,Again~昔からある場所~」の構成をなぞってもう少し明るいポップ寄りにしたような感じも。

“りぼん”にはかなり引っ張られたのか、『akko』のジャケ写はよく見ると影絵になっているのが雑誌『りぼん』連載だった『ひみつのアッコちゃん』風になっており、ブックレット内にはひみつのアッコちゃん風の衣装のakkoの姿も(原作の赤塚不二夫の権利表記もちゃんとある)。
★★★★☆
6thアルバム『akko
3rdベスト『Best Collection~15th Anniversary Box~』『Best Collection~Complete Best~』『Best Collection~Best Akko~』

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