Every Move You Make:The Studio Recordings
アルバム名 | 区分 | オリジナル発売日 |
Outlandos d'Amour | 1stアルバム | 1978年11月2日 |
Reggatta de Blanc | 2ndアルバム | 1979年10月5日 |
Zenyatta Mondatta | 3rdアルバム | 1980年10月3日 |
Ghost in the Machine | 4thアルバム | 1981年10月2日 |
Synchronicity | 5thアルバム | 1983年6月1日 |
Flexible Strategies | アルバム未収録曲集 | 新規編集 2021年8月25日単独発売 |
リリースデータ
2018年11月16日(LP輸入盤) 2019年11月8日(輸入盤CD) 2019年11月15日(日本盤SHM-CD) |
- - 初登場160位、最高17位 |
売上0.5万枚 | ユニバーサル |
メンバー
Bass&Vocal | Sting |
Guitar | Andy Summers |
Drums | Stewart Copeland |
The PoliceアルバムBOX。5枚のオリジナルアルバムとアルバム未収録曲12曲をまとめた『Flexible Strategies』の6枚組。2018年に『Outlandos d'Amour』から40周年を記念してLP限定BOXとして発売(アビーロードスタジオでリマスターされた180g重量盤ブラック・ヴィニールでハーフ・スピード・マスタリングはMiles Showellが担当とされる)。LP BOXは日本では発売されず輸入盤のみだったが、1年後の2019年にLP BOX用リマスター音源を使用してCDでも発売された。CD化に際しては日本でも発売され、税抜き4000円の破格設定となっていたが相当生産数が少なかったようで発売間もなく品切れとなった。日本盤はSHM-CD仕様で日本語ブックレットが付属する。輸入盤は通常CD。
『Flexible Strategies』は2021年にMQA/UHQCDとして一斉再発された際に単独でも発売された。
類似するBOXとしては1993年に『Message in a Box: The Complete Recordings』がリリースされており、4枚のCDにオリジナルアルバムとアルバム未収録曲がリリース順に収録されていた(オリジナルアルバムごとにディスクを分けずに1枚に入るだけ詰め込む方式の4枚組)。一部バージョン違いでの未収録はあったようだが概ねほぼ網羅されていたが、『Message in a Box: The Complete Recordings』に収録されていたが今作には収録されていない曲はいくつか存在する。1番最初と1番最後のシングルである1977年に自主制作レーベルからリリースしたデビューシングル「Fall Out」とB面「Nothing Achieving」、活動休止を経て復活した1986年にシングルリリースしたリメイク版の「Don't Stand So Close To Me '86(高校教師'86)」、そしてサントラ盤『Brimstone & Treacle』収録曲「How Stupid Mr. Bates」「I Burn For You」「A Kind Of Loving」は93年BOXには収録されていたが今作には未収録。
一方で『Message in a Box: The Complete Recordings』にも未収録だった音源も1曲だけ今作に収録され、『Flexible Strategies』10曲目に収録された「Truth Hits Everybody(Remix)」は今作で初CD化となった(当時イギリス限定2枚組シングル「Every Breath You Take」の2枚目(ボーナスディスク)の1曲目に収録されていた曲)。
また今作の『Synchronicity』にはCD化以降ボーナストラックとして収録されていた「Murder by Numbers」がカットされLP準拠となり、「Murder by Numbers」はアルバム未収録曲集『Flexible Strategies』に回されている。
以前ミスチルとZARDにTHE POLICEを引用した曲があるという事でベスト盤を聞いたことはあったがその元ネタである「Roxanne」と「Every Breath You Take」などいくつかの曲が印象に残ってそれっきりになっていていつかちゃんと聞いてみようと思っていたら格安のBOXである今作が出たのでいい機会なので聞いてみた。レゲエの要素が強くなってくると特有のまったり感が出てくるのでレゲエのノリが少し苦手で全てが全ていいとは思えなかったけど初期はパンクロック色の方が強いし、後期はもっと音楽性が拡大していくので短い期間ながら濃密なバンドの変遷はなかなか面白かった。
格安だけにパッケージは簡素だがシンプルでコンパクトなのは無駄にデカいより省スペースで良かった。ただ紙ケースだけで1枚ごとのブックレットは無く、日本語ブックレットに全曲の歌詞と訳詞をまとめて掲載する仕様とはなっているが要するに輸入盤を選択するとマジでケースとディスクしかないという事に…。各ジャケットにクレジットの記載があって、各ディスクのレーベル面に作者の表記があるだけなんだけど日本語ブックレットにその辺までまとめてあれば尚良かった。まあ今作で初めて買う人よりもう過去の作品持ってて改めて買う人の方が多いからその辺は不要なのかもしれないが…。
印象度★★★★☆