田丸(西島秀俊)の手引きで公安の潜入捜査で“神の光教団”に潜入している林(眞島秀和)。その妻の千種(石田ゆり子)と田丸は相思相愛になりつつあるという複雑な関係が1話から小出しにされていたがこの話に片をつける回に。
林はテロの情報を掴んで情報と引き換えに潜入を解除してくれとお願い。青沼(飯田基祐)の許可も出て、まずはテロを阻止しようとした特捜班だったが、テロの計画は教団が潜入捜査員をあぶりだすための罠だったらしくスカに終わり、潜入がバレた林は拷問部屋送りにされてしまう。
田丸は改めて稲見(小栗旬)に林は潜入捜査をさせるには借金などもあり都合が良く、何より千種が美しかった…などとマジな顔してけっこうアレな事を語りだす。関テレ制作なので言わなかったが、フジ制作なら間違いなく「ゲス不倫」という単語が飛び交っていたであろう案件である。
実際に夫に2年も置いていかれた千種は田丸にかなり傾いており、半ば田丸の思い通りになってしまっている。とはいえこのまま林消えてくれれば万事解決というわけにもいかず、田丸は単身教団に乗り込んで救出する事を決意。辞表を出して覚悟を決めていたが、いつの間にかチームワーク抜群になっていた特捜班も現地集合して協力。
大量の信者を片っ端からぶちのめしながら教団の本拠地に真っ向勝負で突入。なんとか林を救出に成功し、青沼も救援に駆け付け、このドラマにしては珍しく犠牲者を出さずに事態が収拾。結果、千種と林は海外へ逃がすことになり、千種と田丸は別れざるを得なくなってしまったが、そんな傷心の田丸の元に謎の男が…。教団の人だっけこれ?というところで次回へ続く。
このドラマの事だから林が死ぬか、千種が死ぬんじゃないかと思ったが、生真面目な田丸にも酷い一面があった事が改めて明かされるも最後は自分の思いより人命優先で行動。これでなんとなくチャラになったぽっい感じに。1話から引っ張ってきた話にしてはちょっとあっさり終わった気はするけど、維新軍も割とあっさりだったし、必要以上に煽った結果黒幕が雑魚だったとかなるよりはマシか。