40th SAY YOUR DREAM

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40th SAY YOUR DREAM

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2009年3月4日
初回盤はライブ映像2曲収録DVD付、MVフルバージョン視聴コードや20ページブックレットが付属する豪華DREAM BOXパッケージ仕様

「THE MEANING OF LIFE」の後にほとんど間を置かずに同一トラック内に隠しトラックでランダムで異なる3曲のライブ音源が収録されている。CD内周部にのみ品番の後にA,B,Cの区別が印字されているため、開封してCDを見ないとどれに当たるかは分からない仕様。TOCT-22296Aに「BE WITH YOU」、TOCT-22296Bに「ROCK’N’ROLL SWINDLE」、TOCT-22296Cに「GONE WITH THE WIND」が収録されているとされる。

当時レンタルしてきたCDで当てたのは「BE WITH YOU」。曲本体のアレンジはオリジナルだがイントロには長いピアノソロが収録されていた。

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作編曲:HISASHI
キーボード主体の短いインストナンバー。前奏的な役割を果たすが、特に「SAY YOUR DREAM」のメロディーを使っているとかでもないので(作曲者違うし)、無ければ無いであまり問題はない。というか『rare collectives vol.4』では「春までは」と続けて収録されたので「春までは」の前奏のようになっていてそれならそれで違和感はなかった。
★★☆☆☆
4thコンセプトアルバム『rare collectives vol.4

SAY YOUR DREAM

作詞作曲:TAKURO、編曲:GLAY&佐久間正英
13分の超大作で完成に8年かけたとも言われている。実際にはアップテンポで爽やかな王道ロック「SAY YOUR DREAM」(勝手に仮題)と近年のバラードが全部霞むような壮大な大バラード「世界の片隅で」(勝手に仮題)2曲を1トラックにしてメドレーにしたような構成(「SAY YOUR DREAM」(仮)の演奏はいったん終了して繋ぎのSEを経て「世界の片隅で」(仮)の演奏に突入するので割としっかり2曲は別れている)。青春期までを歌った瑞々しさ、若々しさに溢れた前半のアップテンポと人生の始まりと終わりまでを歌った壮大なバラードのどちらにも引き込まてあまり長さを感じない。Re-Birth以降のどこかパッとしない曲続きの中で久々に底力を見たような名大作だった。

MVは1945年に捕虜となっていた日本人の青年が命を懸けたサッカー勝負に挑むも反故にされて怒りに震えて脱走を企て、同じ年頃だった敵兵の青年に手助けされるという若き日のエピソードが2009年の現在に繋がるという内容で、大企業のCEOになった当時の日本人青年は企業買収の際に相手企業のトップの外人があの時助けてくれた敵兵青年だと気付き、今度は私の番だと告げて買収を辞めるという64年の時を越えた物語が展開する。第二次世界大戦で兵士になるくらいの年齢だった若者が現代でも存命かつ隠居生活ではなく現役で企業のトップに立っているという設定が成立可能だったのは戦後65年前後のこの時期が現実的にほぼギリギリの時期だったように思う(実際両者ともかなりの御老人であり、当時20歳でも80代半ば)。ここから戦後70年を越えてくるともう当時10歳が80歳という時代になっていったのでもう今作のような戦時中の青年→現代の老人設定での物語は作れない(例えば2015年のコナン映画で60代前半のはずの寺井の戦時中青年の回想エピソードという20年近く設定を間違えたようなエピソードを作ってしまったのは老人=戦時中は青年という90年代にメインで使えていた設定のまま時が止まってしまっていた制作側のミスだろう)
★★★★★
4thベスト『THE GREAT VACATION VOL.1~SUPER BEST OF GLAY~
6thベスト『REVIEWⅡ~BEST OF GLAY~』JIRO SELECT

C/W 春までは

作詞作曲:TAKURO、編曲:GLAY,永井誠一郎&佐久間正英
トヨタ「プリウス」CMソング。打ち込み主体のシンプルにメロディーを前面に出した春曲。C/Wでは久々に印象的ないい曲。バンド感は薄いんだけど、メロディーがとにかくよかった。
★★★☆☆
4thベスト『THE GREAT VACATION VOL.1~SUPER BEST OF GLAY~
4thコンセプトアルバム『rare collectives vol.4

C/W THE MEANING OF LIFE

作詞作曲:Bryan Keith Holland
The Offspringのカバー1997年のアルバム『Ixnay on the Hombre』収録曲でシングルカットもされたがシングルはヒットしなかった模様。

何故か今作ではすっかり収録されなくなっていたInstrumental収録が復活しており、4,5曲目には「SAY YOUR DREAM」「春までは」のInstrumentalが収録されていたので今作はその後の6曲目に収録されていた。前述のようにこのシングルでは最終曲の後にシークレットトラックをそのまま繋げて収録する都合から、インストの後ろにくっつけるより歌入りの曲の後ろにくっつけたいという考えがあったのだろう。

一転して今作はGLAYデビュー後の大ブレイク期にリリースされていた同時代性の強いロックナンバー。普段のGLAYよりハードなロックナンバーで忠実なカバーによりいつも以上にロックなGLAYを堪能できる。4作続いたC/Wに洋楽カバーを入れるシリーズは今作で完結となったが、『rare collectives vol.4』にOasis「Don’t Look Back In Anger」が未発表カバーとして収録されている事からも同時期に制作していたものと思われる。
★★★☆☆
4thコンセプトアルバム『rare collectives vol.4

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