37th 赤いマフラー/お元気で!

2007年12月12日
シングルカットと新曲の両A面曲。前作の好調が嘘のように初登場33位と大沈没してしまった。「お元気で!」の方は新曲だっただけに何が起きたのかと思いつつ、そもそも前作がイレギュラーであって、シングルカット単曲A面の「Wow」が57位だった事を考えるとこれでもマシだったのかもしれない。
赤いマフラー
『悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。』からのシングルカット。テレビ東京系『お茶の間の真実・もしかして私だけ!?』エンディング。
赤いマフラーをして銀座四丁目を歩いている主人公がもう今はそばにいない君を思い出している楽曲。久々に説教や教訓無しの初期を彷彿とさせるラブソングのバラードとなっていて懐かしさを感じる。クリスマスの風景を描いている事もあり、タイミングを合わせてシングルカットしたものと思われるがアレンジはそこまでクリスマス感が強くない。あの頃の数々のシングルにすらならなかった名曲群に匹敵するような曲かというとそこまでではない気もするけど、こういう曲をまた書いたというだけで大きなトピックだろう。
ただ『Best LOVE』のライナーにも書かれている通り、実際には愛犬のうちの1匹が亡くなり、その愛犬を思って書いたとされている。すなわち「君」というのは犬の事。一応ラブソングに受け取れるように構成されているものの、飼い犬でここまでドラマティックに出来るのが凄ぇ。
なお『歌の履歴書』では犬が亡くなったのは手術の事故が原因だったとしており、こういった理由から酷く落ち込んでその影響がアルバム『悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。』にも反映されていた事が示唆されている。そう思うとアルバムタイトルも本気で落ち込んだところから絞り出した言葉のようでなんとも味わい深い。
★★★☆☆
15thアルバム『悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。』
9thベスト『Best LOVE』
13thベスト(販路限定)『SELECTED BEST』
お元気で!
こちらは新曲。日本テレビ系『スポーツうるぐす』テーマソング。別れを歌った曲なんだけど序盤の歌詞では”僕らはこんなにも誰かを好きになってしまう”とか歌っているので、恋人との前向きな別れを歌った曲なのかと思ったらサビ終わりに”友よ また会おう”とか出てくる。友情ソングだったのかよ!ここでの”好き”はもっと大きな意味での“like”的な愛のようだ。また前述のような事情から亡くなった愛犬への思いを重ねた部分もあるのかも?明るく前向きな印象の曲だが、何故か当時から全く印象に残らず、振り返っても全く浮かばないシングルA面曲は37thにして初めて。このシングルでしか聞けなかったため聞いた回数は確かに少ないが…。
後に歌詞完全書き換え、スカパラによる別アレンジでメロディーだけ同じの別曲「おさらばだ」に改作されてアルバム収録されているが、「お元気で!」としてはアルバム未収録。
★★★☆☆
アルバム未収録
17thアルバム『不安の中に手を突っ込んで』(メロディー以外改題改作詞「おさらばだ」)
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