7th MONKEY MAJIK×MONKEY MAGIC

2007年6月27日
7月14日公開の映画『西遊記』公開に合わせて関連作品などをまとめた企画シングル。堺正章版主題歌(OP)だったゴダイゴ「MONKEY MAGIC」カバー、4thシングルC/W「Pretty People」のJapanese ver.、映画版主題歌「Around The World+Go! 空」、映画で使用された堺正章版主題歌(ED)だったゴダイゴ「ガンダーラ」カバー(-movie ver.-)、リミックス「Around The World -DJ Mitsu the Beats remix-」が収録された全5曲。ここでは3曲まで取り上げる。
連ドラ版最終回で天竺にたどり着いて釈迦と出会って目的を果たして一行は解散、数年後再度悟空の元に三蔵法師、猪八戒、沙悟浄がやってきて釈迦が何者かに攫われたと告げ釈迦救出のための次なる冒険を匂わせて終了していたが、映画版は連ドラ版の続編ではなく、6話と7話の間の物語という設定で制作された。結局香取版『西遊記』プロジェクトはこの映画で終わってしまい、釈迦救出編が制作される事は無かった。
また映画のイメージソングという謎の扱いで高杉さと美が「旅人」で6月6日にエイベックスから大々的にデビューしたが、映画では一切使用されていない。しかしシングル「旅人」特典DVDには映画の予告が収録されていたりと、公開前だったのでまるで主題歌と誤認識させるような扱いで今作より先にプロモーションされまくってトップ10ヒットまで記録するという珍妙な現象が発生した。恐らく新人を大々的に売り出すために『西遊記』に便乗したと思われ、「旅人」の作曲は武部聡志だったが、ドラマ版の音楽を担当していた武部聡志によるドラマBGMのメロディーを流用して作られているという事だった。
映画効果はそれなりにあり初登場20位、12週ランクインで3.3万枚まで売上を伸ばし、3rd~6thの売上をあっさりぶち抜いた。
MONKEY MAGIC
作詞:奈良橋陽子、作曲:タケカワユキヒデ
バンド名の由来にもなっているゴダイゴ(1978年)のカバー。一応今作のタイトル作となる。1978~80年に放送された堺正章主演の『西遊記』主題歌(OP)だった曲で、香取版最終回で堺正章が釈迦役でゲスト出演した際にゴダイゴの原曲をBGMとして登場する形で使用されたが、ドラマ当時は今作のカバーは制作されていなかったので使用されていない。それどこか映画版でもEDの方のカバー「ガンダーラ-movie ver.-」が挿入歌として使用されただけで、この「MONKEY MAGIC」は使用されなかった。高杉さと美「旅人」といいまるで主題歌のように売り出しておいて実は使ってませんってどういう案件だったんだこの映画周り
実際に映画で使われた「ガンダーラ-movie ver.-」は4曲目に収録されているが、movie ver.はアルバム未収録。もう少しテンポを上げた無表記のカバーバージョンは『空はまるで』初回盤のみボーナストラックとして収録され、『MONKEY MAJIK BEST-A.RI.GA.TO-』にも収録された。
元々全英語詞のナンバーだったため違和感も無く、現代にカッコよく蘇ったといった仕上がり。サポートのピアノメインすぎるだろというのはあるが…。しかし映画で使われないどころか何故か長らくアルバム未収録のまま放置される憂い目にあったためしばらくこのシングル以外で聞けない状態が続いた。2015年の武道館ではタケカワユキヒデ本人をゲストで招いてコラボで披露された。若かりし頃のゴダイゴの映像もバックで流れだいぶ横幅が広がり容姿が変わりすぎてて往年を知らない若い世代は映像と登場したオジサンとの認識が一致せず往年の蜘蛛の糸を飛ばすというパフォーマンスも行われ大喝采を浴びた。2015年時点で還暦越えてたタケカワユキヒデの声は正直カッスカスでヘロヘロだったが、そもそもゴダイゴ版ではほとんど単独で声が聞こえない勢いでコーラスが厚くかかっているからなぁ…若かった当時はライブでコーラス抜きで歌っても声は出てたっぽいけど。
その後の『MONKEY MAJIK BEST-A.RI.GA.TO-』でようやくアルバム初収録となった。
★★★☆☆
5thベスト『MONKEY MAJIK BEST-A.RI.GA.TO-』
Pretty People-Japanese ver.-
作詞:Maynard/Blaise/tax、作曲:Maynard/Blaise
フジテレビの夏休み期間に毎年開催されていたイベント『ありがとう!お台場10周年 ザ・冒険王2007』テーマ曲。一見これだけフジテレビという繋がりだけで『西遊記』無関係に思えるが、映画公開に合わせてこの年のイメージキャラクターが孫悟空(香取慎吾)で、「西遊記」関連の展示や催しもあったので、今作も関連作として扱われたようだ。
元々は4thシングルC/Wに収録されていた全英語詞の楽曲。ここではJapanese ver.とされており、日本語詞バージョンとなるが、日本語化されたのはサビの”キラキラ輝く その笑顔と 笑い声を 届け”だけで後は全部英語のままだった。このJapanese ver.が『空はまるで』に収録されている。
ノリが良く、サビのプリティピーポーイエーの繰り返しはドキャッチーで1発で耳に残る。平メロは高速早口ラップなのでついていけないものの、サビに向けての高揚感もあって、ライブではオリジナルの全英語詞バージョンが定番の盛り上げソングとして君臨し、プリティピーポーイエーのコール&レスポンスも行われるなど定番曲となっていた時期もそれなりに長かった。曲の途中でDICKのMCタイムになるという定番パターンも一時期あった。
ライブで重要な盛り上げポジションかつそれなりにタイアップで有名な曲であるにも関わらず何故かC/Wの英語バージョンの方が『RARE TRACKS』『ENGLISH BEST』に入った以外にベスト盤に収録されたことが無い。2015年の日本武道館や前後の時期のライブでは特に定番ナンバーとなっていたため、この時期のアルバム『Colour by Number』付属DVDライブ映像、単独Blu-ray/DVD『LIVE at BUDOKAN-15th Anniversary-』、『MONKEY MAJIK BEST-A.RI.GA.TO-』付属DVDライブ映像と3連続でライブ映像が収録されたのに『MONKEY MAJIK BEST-A.RI.GA.TO-』本編に外され、20周年ベストではこの時期はヒット曲・人気曲が集中していたためかはじかれるなど妙にベスト盤冷遇されている。
★★★★☆
4thシングル『Picture Perfect』C/W(無表記/英語バージョン)
4thアルバム『空はまるで』(Japanese ver.)
3rd(レア)ベスト『RARE TRACKS』(無表記/英語バージョン)
4th(英語版)ベスト『ENGLISH BEST』(無表記/英語バージョン)
Around The World+Go!空
作詞作曲:Maynard/Blaise
映画『西遊記』主題歌。連ドラ版主題歌の「Around The World」に“Go!空”=孫悟空=香取慎吾が参加したスペシャルバージョン。歌詞は全部英語詞に変更されている。孫悟空が参加したといってもイントロや曲途中で孫悟空として叫びまくっているだけで歌には参加していない。
イントロで名乗り、1番と2番の間でメンバー4人へ”なまか”だと語り掛け(1話で三蔵法師に出会うまで”仲間”という概念を知らなかった悟空が三蔵法師に仲間の概念を教えられたが”なまか”と間違って覚えた)、2番AメロとBメロの継ぎ目でウキャキャキャと奇声、ここまでは歌の邪魔をしていないが、BメロのWAVE GOODBYE TO MEの前のALWAYSに被せて筋斗雲!と叫ぶも歌にかかってくるのはこの部分だけで、後はアウトロでMONKEY MAJIK I LOVE YOUと叫んだ後に、お師匠さん(三蔵法師)、八戒(猪八戒)、悟浄(沙悟浄)と劇中での呼び方で”なまか”の名前を呼んでいざ天竺へ!と叫んだ後にくすぐったいっつーの!とおどけて終了する。
当時の香取のキャラモノはハットリくんはそうでもなかったが乱暴にがなる系のキャラ設定に傾いてきてこの後の両さんはもっとこの傾向が強くなった。今作においても曲の合間でわめているだけなので正直邪魔ではある。筋斗雲!のところ以外は歌の邪魔をしてないだけマシではあるし、終始キャラクターに徹しているので設定上の孫悟空キャラとしては間違ってはいないのだが…。
なおJニーズ案件ではあるが、今作はクレジット上も“Go!空”で香取慎吾ではないという事で配信における制約も無く、SMAP時代の香取慎吾の声がサブスクで聞ける唯一の楽曲となっている。竹内まりや「今夜はHearty Party」冒頭の木村拓哉による台詞やコーラス参加もお咎めなしのようだし、このくらいなら大丈夫ではあるようだが、今作の場合は一応曲タイトルにも出ているので、あくまでGo!空であるという建前を用意したところはあるのかもしれない。
既にドラマ版をやった2006年の夏にはアルバムのソロ曲「Everybody」を提供しており(しかも倖田來未とデュエット)、この後2008年にSMAPとしてもシングル「そのまま」を提供、2012年にはアルバム曲「イナクテサビシイ」を提供するなど、数年おきの提供で交流が続いていたが、以後途絶え、新しい地図やソロデビュー以降の提供も実現していない。交流が途切れてしまったのだろうか。
2014年の現行基準後にオリジナルを引き継いだのかこのバージョンが2014年7月にシングルトラックでゴールド認定されており、この認定がMONKEY MAJIKで記録されているレコード協会認定記録の最後となっている。
★★★☆☆
4thアルバム『空はまるで』初回盤のみボーナストラック
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