19th ね、がんばるよ。
2004年1月15日
作詞:吉田美和、作曲:吉田美和・中村正人、編曲:中村正人・Ike Nelson、ブラスアレンジ:下神竜哉、ストリングスアレンジ:斎藤ネコ
初回盤は通常のカラオケ収録なしで、光一のボーカルだけ抜いたKoichi-less Backing Track、剛のボーカルだけ抜いたTsuyoshi-less Backing Trackの2音源を収録、通常盤はカラオケ無しでもう1曲「Sweet Days」追加収録。
DREAMS COME TRUEによる完パケ提供曲。剛がDREAMS COME TRUEファンで剛の好きな「MARRY ME?」のアンサーソングとされている。1997年の『PEACE!/MARRY ME?』両A面の2曲目でシングル曲ではあるが、海外進出を目論んで後の中村正人曰く日本の音楽業界に不義理な行動に出た事で一気に干されたとの事で人気が急落した時期で収録されたアルバムはそれまでの連続200万から一転してのミリオン割れまで暴落していた。「MARRY ME?」自体も代表曲とは言い難いまったりしたナンバーで、ベスト盤への選出もこの時点で決定盤だった2枚組ベスト『DREAMS COME TRUE GREATEST HITS “The SOUL”』には選曲されず、2003年のバラードベスト『DREAMAGE-DREAMS COME TRUE”LOVE BALLAD COLLECTION”』のみ。2016年に『DREAMS COME TRUE THE ウラBEST! 私だけのドリカム』にも選曲された。
なのでアンサーソングと言われても「MARRY ME?」どんな曲だっけ?と後追いで聞きに行ったリスナーも多かったんじゃないかと思う。主に歌詞の面でアンサーしているようで曲調で似ているところはない。今作の方がキャッチーで遥かにシングルヒットっぽいし、ヒット期のドリカムイメージに近い。「MARRY ME?」よりこれぞドリカムって感じ。ただドリカム全盛期の1995年頃までってリアルタイムじゃないので個人的には90年代半ばよりも1999年の「朝がまた来る」の人たちの提供っていうイメージだったかな。低迷していたドリカムは2月のシングル「やさしいキスをして」の大ヒットで持ち直して再ブレイク状態となってトップクラスへと返り咲いたが、今作も大いに弾みになったと思われる。
話題性+曲の良さもあってももう少し目立ってヒットするかなとも思っていたんだけど、通常ライン(30万そこそこ)で固定ヒットにしかならなかったのはかなり意外だった。
前年凝った連作MVを制作から一転して今作は新規でのMV撮影が行われず、直前に行われていたツアーで披露されたライブ映像を速攻編集加工して仕立てたものとなっていた。
★★★★☆
2ndベスト『KinKi Single SelectionⅡ』
5thベスト『The BEST』
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